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クルマのバッテリーは突然上がる!? 経験者が語るもしもの時の対処法とは

くるまのニュース / 2021年7月11日 14時10分

クルマで外出中にもっとも困るのが急なバッテリー上がりです。バッテリーが上がってしまった場合は、どうすべきなのでしょうか。また実際にユーザーが体験したバッテリー上がりの対処法も聞いてみました。

■JAFへの出動依頼でも「バッテリー上がる」は常に1位

 新型コロナ禍によってクルマで外出する機会が増えている昨今、外出中に困るのが急なバッテリー上がりです。

 バッテリーが上がってしまうとエンジンがかけられず、パワーウインドウの開け閉めすらできなくなります。また、スマートキーの場合はドアの開錠・施錠ができなくなることもあります。

 バッテリーが上がってしまったらどのように対処したら良いのでしょうか。

救援車とつないでエンジンを始動させるジャンプスタート救援車とつないでエンジンを始動させるジャンプスタート

 バッテリー上がりはロードサービスの出動理由の代表格ともいえるトラブルです。ロードサービスをおこなうJAF(日本自動車連盟)によると、2020年度のロードサービス出動件数は全部で204万6885件(4輪のみ、一般道・高速合わせて)でしたが、そのうちバッテリー上がりの出動は88万2740件で全体の41.69%を占めているといいます。

 最近では、スターターはもちろん、ヘッドライトやウインカーなどの灯火類、エアコンやナビといった電装品だけでなくさまざまなセンサーなども電力で作動しており、クルマはバッテリーへの依存度が高くなっているのです。

 通常クルマは走行することで「オルタネーター」と呼ばれる発電機が稼働し、バッテリーに電力を補充します。

 このオルタネーターはアイドリングだけでは十分な電力を発電できず、ある程度の長距離走行で安定して稼働してはじめて十分な発電量を確保することができます。

 最近のハイブリッド車はエンジンを発電用としているので自動で充電されると思われがちですが、それは駆動用バッテリーの話。

 電装系を動かすために補機バッテリーも搭載されており、ガソリン車やディーゼル車と同じく、ハイブリッド車でも走行することで補機バッテリーを充電するようになっているのです。

 バッテリー上がりは突然起きるものですが、予兆ともいえる症状がいくつかあります。

 そのなかでもわかりやすいのがスターター(セルモーター)の回転が鈍くなることです。それまで快調だったスターターが少し重苦しく回るようなら、ほぼバッテリーが弱っている状態といえるでしょう。

 また、パワーウインドウの作動もわかりやすい症状だといえ、開閉が遅く感じる場合はバッテリーの電力不足の可能性があります。

 とくにアイドリングストップ機能を搭載しているクルマは頻繁にエンジンのオン・オフを繰り返しているため、バッテリーの寿命も短くなるといわれています。

 ほかにもヘッドライトが暗く感じたり、バッテリー溶液が漏れたり変色しているなどの症状がある場合は、バッテリーの寿命が近いとされています。

■経験者が語る「バッテリー上がり」への対処法

 実際にバッテリー上がりを経験したユーザーはどう対処したのでしょうか。体験談を教えてもらいました。

「ショッピングモールの駐車場でバッテリー上がりになってしまいました。係員に相談したところ、自分で対処してほしいといわれ、結局はロードサービスを呼びました」(30代・女性)

バッテリー上がりはロードサービスで救援要請がもっとも多いバッテリー上がりはロードサービスで救援要請がもっとも多い

 ショッピングモールなどでジャンプスターターなどを用意しているところもあるようですが、そうでなければ隣のクルマのオーナーにお願いしてブースターケーブルを繋いでジャンプスタートするか、ロードサービスなどに出動要請するしか方法はありません。

「急にエンジンがかからなくなり、近くのガソリンスタンドに救援をお願いした経験があります。スタッフが感じのいい人だったのかお店のクルマで駆けつけてくれ、ジャンプスタートできました。そのお礼も兼ねて給油しましたが、その間も急速充電器で充電してくれました」(40代・男性)

 最近では任意保険などにも付帯されるロードサービスですが、やはり連絡してから数時間は待たされるケースが多いようです。

 バッテリーが上がってしまった場所の近くに何もない場合は仕方ありませんが、幹線道路周辺であればガソリンスタンドに駆け込むのが得策。

 たいていのスタッフはクルマの知識も豊富ですし、何かしらの対応をしてくれるところが多いようです。

「古い輸入車を購入したのですが、急にエンジンが掛からなくなってしまい、MT車だったこともあり『押しがけ』に挑戦してみました。友人が一緒だったので頑張って押してもらい、ある程度クルマが動き出したタイミングでクラッチを繋いだら何とかエンジンがかかりました。でも電子制御されたATだったらきっと無理でしょう」(40代・男性)

 ひと昔前のMT車はイグニッションをオンにして、ギアをトップ(または4速)などに入れてクラッチを踏み、ある程度の速度まで車体を押してもらうことでクランクシャフトを回し、クラッチを一気につなぐことでエンジンを始動させる方法ができました。

 現在主流のAT車やCVT車ではできない対処法だといえますが、MT車であってもいまはプッシュスタートを採用している車種も多く、メーカーとしても押しがけは推奨していません。

 バッテリー上がりの対処法として、ほかの人に頼らず、自分で解決できる便利グッズがあります。それがモバイル式のジャンプスターターです。

 いままではブースターケーブルの搭載が推奨されており、エンジンがすでに始動している(電力が十分にある)クルマとバッテリーが上がったクルマのバッテリーをケーブルでつなぎ、電力を分けてもらう方法は現在でも有効ですが、見ず知らずの他人に助けを求めにくいという風潮もあります。

 その点、ケータイ用のモバイルバッテリーの大型版のようなモバイル式のジャンプスターターなら、これ1台でバッテリー上がりのクルマのエンジンを始動させることができます。

 たとえばボンネットが開けにくい状態での駐車などほかのクルマとケーブルが繋ぎにくい状況などでも、モバイル式のジャンプスターターさえあればロードサービスにお世話にならなくても済みます。

 筆者(金田ケイスケ)も持っていますが、実際にバッテリー上がりの状態でもあっさりエンジンを始動することができました。

 モバイル式ジャンプスターターは2000円から8000円程度で販売されていますが、安すぎるものは電力不足でエンジンが始動できないこともあり、信頼できるメーカーのモバイル式のジャンプスターターの購入をお勧めします。

※ ※ ※

 燃料が不足するとクルマは走ることができませんが、同様にバッテリーの電力が不足した場合に関してもどうすることもできません。それほどバッテリーが重要だということでしょう。

 なお、一度上がってしまったバッテリーはかなり弱くなっています。エンジンがかかったからといって放置せずにディーラーや販売店、整備工場などにチェックしてもらうのが良いでしょう。

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