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ミニのミニバンコンセプト「MINIビジョン・アーバノート」実車化され世界初公開!

くるまのニュース / 2021年7月4日 17時10分

独BMWは2021年7月1日、ミュンヘンで開催されたDLDサマーカンファレンスで、MINIブランドのミニバンコンセプトモデル「MINIビジョン・アーバノート」を世界初公開しました。

独BMWは2021年7月1日、ミュンヘンで開催されたDLDサマーカンファレンスで、MINIブランドのミニバンコンセプトモデル「MINIビジョン・アーバノート」を世界初公開しました。

 MINIビジョン・アーバノートは2020年11月にバーチャルでのコンセプトカーとして登場しました。そして今回、はじめて実車として姿を現しました。

 MINIビジョン・アーバノートは、革新的な空間コンセプトとして、従来の設計とは逆に開発されました。デザイナーはまず広々としたインテリアを作成、その後にエクステリアを開発したといいます。

 MINIモデルとしては全高が高いモデルとなっていますが、全長はわずか4460mmで、車内でのまったく新しい動きやすさを提供しています。

 このモデルは当初から自動運転機能を備えた電動車両として考えられており、設計者がインテリアとエクステリアの両方を作成する際の自由度を高めています。
 
 MINIビジョン・アーバノートのインテリアは、旅に出るのに理想的な環境を提供するだけでなく、旅の目的でもあるといいます。目的地に到着すると、わずか数ステップでリビングルームに変身、乗員はクルマの側面にあるスライドドアからキャビンに出入りすることになります。このデザインは、スペースが限られている都市の運転条件に理想的なデザインだといいます。運転席側や助手席側に他のドアはありません。

 インテリアには4席を用意。ふたつのフロントシートは回転するように設計されており、後部のシート背もたれは手動で折りたため、向きを変えることも可能です。またクルマが停止しているときはダッシュボードが下がり、運転席エリアは快適な「デイベッド」になります。加えてフロントガラスは上向きに開くことが可能で、一種のストリートバルコニーを作ることができます。

 MINIビジョン・アーバノートのフロントには、ヘッドライトとラジエーターグリルという昔ながらのMINIデザインアイコンが表されています。スロット付きの開口部を備えたヘッドライトは、スイッチを入れたときにのみ表示。またグリル自体は八角形になり、従来のMINIの六角形グリルから進化を表しているそうです。

 またMINIビジョン・アーバノートは小さなボディサイズとEVシステムによる最大のスペースに加え、持続可能な材料へのアプローチにも取り組んでいます。これはエクステリア/インテリアのコンポーネント数を減らすだけでなく、ダッシュボード/デイベッドの二重機能を有効にすることでも達成されます。

 リサイクル素材の使用に加え、クロームや本革を使用していないそうです。インテリアのおもな素材はニットテキスタイルで、心地よさと品質、さらに柔らかさと快適さを兼ね備えているといいます。

※ ※ ※

 MINIビジョン・アーバノートは、「アーバン・ジャングル」をテーマにするコンセプトカーです。MINIの今後の方向性を示すデザインコンセプトという位置づけになります。

 2021年3月17日に開催されたBMWグループの年次会議において、プレミアムコンパクトブランド「MINI」を完全EV(電気自動車)ブランドにすると発表されています。

 いまから4年後の2025年に、内燃機関(ガソリン/ディーゼルエンジン)モデルとしては最後のニューモデルを導入、それ以降はフルEVのみを販売する予定だといい、これにより、2027年までにはすべてのMINIモデルの50%以上がEVとなり、2030年代初頭にはMINIブランド全体で完全EV化を果たし、世界のあらゆる地域に拠点を持つグローバルブランドとしての地位を維持していくとしています。

 今回世界初公開されたMINIビジョン・アーバノートは市販化の予定はないそうですが、電動化へ舵を切ったMINIの今後を示唆するモデルともいえそうです。

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