黒すぎるBMW「X5/X6/X7」三兄弟が登場! 艶消しブラックが人気
くるまのニュース / 2021年7月13日 19時10分
本国BMWから、真っ黒に統一した「X5」、「X6」、「X7」のエディション モデルが発表された。それぞれの仕様について解説しよう。
■ブラックで統一されたXシリーズ
BMWは、2000年に「X5」からSAV(スポーツ アクティビティ ビークル、一般的にいうところのSUV)の展開をスタートさせ、SAC(スポーツ アクティビティ クーペ)の「X6」、そしてXモデル シリーズの最上位として「X7」をラインナップに加えてきた。
2020年には、この3車種だけで全世界で約25万台を販売し、実にBMWのおよそ8分の1の台数を占めるまでになった人気モデルたちである。
●Xモデルの上位機種に艶消しブラックが加わる
今回、このX5、X6、X7に新たなエディション モデルが追加された。「X5/X6ブラック バーミリオン」と「X7フローズン ブラック メタリック」と名づけられたエディション モデルの特徴は、ボディカラーがフローズン ブラックであることだ。
搭載されるエンジンは、それぞれのオリジナル モデルに搭載されているすべてのエンジンから選択が可能。
ドイツ本国での車両価格は、X5 ブラック バーミリオンが9万3200ユーロ(邦貨換算約1200万円)から、X6ブラック バーミリオンが10万700ユーロ(邦貨換算約1300万円)から、X7フローズン ブラック メタリックが10万8700ユーロ(邦貨換算約1420万円)からとなっている。
●「X5/X6ブラック バーミリオン」の装備とは
最大の特徴となるのは、ベースとなる艶消しブラックのボディとブラックのインテリアに、ビビッドなレッドが差し色として効果的に配されている点だ。
ボディカラーは、BMW Individual特別塗装仕上げのフローズン ブラック メタリックで、キドニーグリルがレッドに塗られており、オービット グレー マットの22インチホイールに、レッド ハイグロスに塗られたMスポーツ ブレーキ キャリパーのコントラストがビジュアルハイライトになっている。
エクステリアでは専用のフロント/リア エプロン、Mハイグロス シャドー ラインなどを含むMスポーツ パッケージが装備されている。
インテリアでは、Mアルカンターラ アンスラサイト ルーフ ライナーが奢られ、BMW Individualブラック ピアノ フィニッシュのカップホルダー カバーには、精巧に作られたエディション・ロゴがセットされている。
さらに、iDriveコントローラー、オートマチック ギア セレクター、スタート/ストップ・ボタンに施されたガラス・アプリケーション「クラフテッド・クラリティ」、BMW Individualプレシャス ウッド インテリア トリム「ファインライン・ブラック」(アルミニウム・インレイ付)が、洗練されたアクセントとなっている。
BMW Individualのフル・レザー・トリム「メリノ・ブラック」には、運転席と助手席の両方にエディション特有のレッド コントラスト ステッチが施され、BMW X5ブラック バーミリオンでは、リアシートにもレッドのアクセントが施される。また、フロントとリアのフロアマットの縁取りもレッドで仕上げられている。
さらに、サンプロテクティブガラスを採用し、Bピラーから先のリアウインドウをより深く着色することで、乗員のプライバシーを確保するとともに、スポーティでダイナミックなエクステリア・デザインとの調和が図られている。
Mハイグロス シャドー ラインやオービット グレー マットのホイールなどで、黒一色に仕立てられたBMW「X7フローズン ブラック メタリック」
●「X7フローズン ブラック メタリック」の装備とは
ボディカラーは、BMW Individualスペシャル ペイント フィニッシュのフローズン ブラック メタリックを採用。
ホイールは専用のオービット グレー マットの22インチで、BMW Mスポーツ ブレーキ キャリパーは、ハイグロス・ブラックで仕上げられている。
Mスポーツ パッケージや拡張オプションのMハイグロス シャドー ラインと組み合わせることで、全長5.15メートル、全高2メートルを超えるX7の巨躯が、漆黒で統一されることになった。
インテリアは、Mアルカンターラ アンスラサイト ルーフ ライナー、ガラス アプリケーション「クラフテッド・クラリティ」、サンプロテクション ガラスにより、エレガントで控えめな雰囲気だ。
* * *
現在、日本仕様の車両価格や導入時期など一切不明。艶消しブラックでまとめられたX5、X6、X7は、相当インパクトが強いことだけは確かだ。
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