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アウディ新型「RS3」世界初公開! 400馬力の2.5リッター5気筒ターボで最高時速290キロを実現

くるまのニュース / 2021年7月20日 17時40分

独アウディAGは2021年7月19日、3代目となる新型「RS3スポーツバック」、および2代目となる新型「RS3セダン」を世界初公開しました。欧州では2021年秋に発売されます。

■ドイツでのベース価格はRS3スポーツバックが約775万円、RS3セダンが約800万円

 独アウディAGは2021年7月19日、3代目となる新型「RS3スポーツバック」、および2代目となる新型「RS3セダン」を世界初公開しました。欧州では2021年秋に発売されます。ドイツでのベース車両の価格は、RS3スポーツバックが6万ユーロ(約775万円)、RS3セダンが6万2000ユーロ(約800万円)です。

 新型アウディRS3は、5気筒のハイパフォーマンスエンジンを搭載する、セグメントにおいて唯一無二の存在です。2.5TFSIは9年連続で「インターナショナル・エンジンオブ・ザ・イヤー」の部門賞を受賞しています。

 今回、最新世代に進化したRS3に搭載される2.5リッター直列5気筒ターボエンジンは、最高出力400馬力・最大トルク500Nmと、先代モデルよりも20Nm増加。最高出力の発生回転数は5600rpmと先代モデルよりも引き下げられており、7000rpmまでパワーを維持します。最大トルクは2250rpmから5600rpmと、幅広い回転数で発生します。

 組み合わされるトランスミッションは7速Sトロニック(7速DCT)で、4輪を駆動するクワトロです。

 これにより、0-100km/h加速はわずか3.8秒というパフォーマンスを発揮します。また最高速度は250km/hに制限されていますが、オプションで280km/hまで引き上げることも可能。さらにオプションのRSダイナミックパッケージとセラミックブレーキを装着すると、最高速度は290km/hに引き上げられます。

 新型RS3は、アウディモデルとして初めてトルクスプリッターを標準装備しています。これはリアアクスルディファレンシャルや従来のリアアクスルマルチプレートクラッチに代わるもので、電子制御式のマルチプレートクラッチが左右のドライブシャフトに駆動力を伝達。これにより左右のリアアクスルにトルクが理想的に配分されます。

 トルクスプリッターは、より大きな負荷がかかる外側リアホイールの駆動トルクを増加させ、アンダーステアの傾向を大幅に軽減。左コーナーでは右リアに駆動トルクを配分し、右コーナーでは左リアに配分します。直進時には左右のホイールにトルクを均等に配分します。

 このテクノロジーにより、サーキットでは車両を完全にコントロールした状態でドリフト走行することが可能になりました。アウディではドリフト専用の「RSトルク リア」と呼ばれるモードを開発。このドリフトモードではトルクスプリッターのトルク配分曲線が専用のセットアップに切り替わります。

 またサーキット専用に設計した「RSパフォーマンス」モードも搭載。このモードでは、RS3に初めて工場オプション設定されるセミスリックタイヤに合わせ、エンジンとトランスミッションの設定が調整されています。これらのモードはアウディドライブセレクト、ドライビングダイナミクスシステムで選択できます。

 標準装備されるRSスポーツサスペンションには、RS3専用に新開発されたショックアブソーバーとバルブシステムが装着されています。これにより、ショックアブソーバーは伸び側/縮み側ともに敏感なレスポンスを示します。

 このサスペンションシステムは、現在のドライビングコンディションに対して迅速かつ効果的に対応することができます。道路状況や運転状況、アウディドライブセレクトで選択されたモードに合わせて、各ショックアブソーバーを連続的かつ個別に調整します。ショックアブソーバーの特性は、快適性、バランス、スポーツ性を重視した3つのモードが用意され、これまで以上に幅広い可変幅を持っています。

 スプリングおよびショックアブソーバーは、かなり硬めに設定されており、車高は「S3」比で10mm、「A3」比で25mm低くなっています。

 新型RS3に新たに追加されたもうひとつの機能は、モジュラービークルダイナミクスコントローラー(mVDC)です。この集中制御システムは、横方向のダイナミクスに関連するすべてのコンポーネントからデータを取得し、それらのコンポーネントがより正確かつ迅速に作動できるように調整します。

 mVDCは、トルクスプリッター、アダプティブダンパー、ホイールセレクティブトルクコントロールを同期させ、正確なステアリングと取り回しを実現します。全体として、とくにワインディングロードにおける敏捷性が向上しています。

■インテリアもRS専用デザインでスポーティさを演出

 新型RS3のエクステリアは、先代よりもダイナミックでパワフルになっています。

 フロントにはワイドなRSバンパーが装着され、デザインが変更されたシングルフレームには印象的なハニカムグリルが組み合わされ、大型エアインテークが豊かな表情を生み出しています。

7月19日に世界初公開されたアウディ新型「RS3スポーツバック」(左)と新型「RS3セダン」(右)7月19日に世界初公開されたアウディ新型「RS3スポーツバック」(左)と新型「RS3セダン」(右)

 さらにフラットなウエッジシェイプLEDヘッドライトとLEDテールライトが標準装備。さらにオプション設定としてマトリクスLEDヘッドライトが用意されています。

 フロントホイールアーチ後方には、新しいデザインエレメントとしてエアアウトレットが設定されました。大きく張り出したホイールアーチとともに新型RS3の力強いエクステリアに貢献しています。フロントトレッドは先代比で33mm拡大、RS3スポーツバックではリアトレッドも10mm広げられています。

 また前述のとおりアウディ史上初の試みとして、ピレリP Zero“Trofeo R”パフォーマンス セミスリックタイヤをオプション設定しています。

 新型RS3には、キャラミグリーンとケモラグレーの2つの専用色が設定されています。今回初めて、セダンのルーフをコントラストカラーのブリリアントブラック仕上げにすることもできます。シングルフレームのハニカムグリルをはじめとする個々のエクステリアパーツは、マットブラックまたはハイグロスブラック仕上げが標準設定されます。

 インテリアにも数多くのRS3専用コンポーネントを装着して、スポーツ性を強調しています。12.3インチのディスプレイを備えたアウディバーチャルコクピット・プラスが標準装備されます。このディスプレイは、エンジン回転数をバーグラフで表示するだけでなく、出力とトルクをパーセンテージで表示することもできます。

 RS専用のシフトインジケーター(マニュアルモードで作動)は、グリーン、イエロー、レッドと色を変えながら、まさにレーシングカーのように点滅して、理想的なシフトアップタイミングをドライバーに知らせます。10.1インチタッチディスプレイには、クーラント温度、エンジン温度、トランスミッションオイル温度、タイヤ空気圧が表示されます。また、Audi RS 3としては今回初めて、シフトライトインジケーターのほか、各種情報をドライバーの視界内のフロントウィンドウに表示するヘッドアップディスプレイも設定されます。

アウディ新型「RS3スポーツバック」のインテリアアウディ新型「RS3スポーツバック」のインテリア

※ ※ ※

 AudiスポーツGmbHマネージングディレクターのセバスチャン グラムズ氏は「第3世代のRS3スポーツバックと第2世代のRS3セダンは、日常ユースに適したプレミアムスポーツカーとして、公道でもサーキットでもスリリングなドライビングを提供します。この2台は、RSの世界へのエントリーモデルであり、トルクスプリッターにより、コンパクトセグメントにおける究極のパフォーマンスを発揮します」とコメントしています。

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