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2人乗りのトヨタ新型「ヤリス バン」発表! 意外性のあるクルマ3選

くるまのニュース / 2021年7月27日 16時10分

2シーターのクルマというとスポーツカーやスーパーカーが真っ先に思い浮かびますが、探してみると意外なモデルも存在。そこで、現行モデルの異色の2シーター車を3車種ピックアップして紹介します。

■日本では販売されていない現行モデルの2シーター車を振り返る

 スポーツカーやスーパーカーは実用性よりも走りの性能を重視するため、2人乗りのモデルが数多く存在します。

 リアシートを撤去することで、軽量化や空力特性に優れた外観デザインが可能となるためで、リアミッドシップ車などはそもそもリアシートを設置することを考慮していません。

 そうした2シーター車は国内でも珍しくありませんが、海外専用で販売されているクルマのなかには、非常にユニークな2シーター車があります。

 そこで、現行モデルの異色の2シーター車を3車種ピックアップして紹介します。

●スズキ「ジムニー ライトコマーシャル・ヴィークル」

欧州向けにデビューした派生車の「ジムニー ライトコマーシャル・ヴィークル」欧州向けにデビューした派生車の「ジムニー ライトコマーシャル・ヴィークル」

 現行モデルのスズキ4代目「ジムニー」は2018年に登場。コンパクトなボディで高い悪路走破性能と、クラシカルな雰囲気と最新のモードを融合したデザインから人気となり、今もバックオーダーを抱えるほどです。

 さらに4代目ジムニーは開発当初からグローバルでの展開を想定しており、日本における登録車の「ジムニーシエラ」は海外でジムニーとして販売され、すでに欧州や中南米、中東、アフリカなどで人気となっています。

 国内仕様のジムニーはマイナーチェンジや年次改良、グレード拡充などの動きはありませんが、欧州では2020年9月に早くも派生車が登場。

 それが海外専用モデルの「ジムニー ライトコマーシャル・ヴィークル」で、その名のとおり商用車として開発されたモデルです。

 外観は日本のジムニーシエラの廉価グレード「JL」と大きく変わっていませんが、室内はリアシートを撤去して後席部分は863リッターを誇る大容量の荷室へと変更。

 また、フロントシートと荷室の間には、荷崩れしても安全な格子状のパーテーションを設置。荷室はフラットな床面を採用するなど、商用車としての実用性も考慮されています。

 なお、エンジンは1.5リッター直列4気筒でトランスミッションは5速MTのみです。

●トヨタ「ランドクルーザー コマーシャル」

まさに「働く車」に変貌を遂げた本格クロカン車の「ランドクルーザー コマーシャル」まさに「働く車」に変貌を遂げた本格クロカン車の「ランドクルーザー コマーシャル」

 トヨタが誇るクロスカントリー4WD車といえば70年の歴史を誇る「ランドクルーザー」シリーズで、2021年夏には新型「ランドクルーザー(300系)」の登場が控えているなど、大いに注目されています。

 また、より安価に設定されたランドクルーザーシリーズの1台が、ライトデューティに属する「ランドクルーザープラド」で、現行モデルは2009年に登場した4代目で、これまでにマイナーチェンジで2度のデザイン変更がおこなわれ、先進安全技術も充実するなど、すでに円熟期を迎えているといえるでしょう。

 ライトデューティながらも確かな悪路走破性能から、日本のみならず海外でも人気のモデルとなっています。

 このランドクルーザープラドをベースにしたユニークな派生車が、英国市場で販売されている「ランドクルーザー コマーシャル」です。

 ボディタイプは5ドア(ロングホイールベース)と、日本では販売されていない3ドアボディ(ショートホイールベース)をラインナップし、一見するとランドクルーザープラドのままですが2シーター化されており、前席から後ろはすべて荷室となっています。

 また、リアサイドウインドウはパネルバンのようにパネルで暗窓化されており、乗用モデルではないことがうかがえます。

 搭載されるエンジンは2.8リッター直列4気筒ディーゼルで、トランスミッションは5速MTのみ。

 ほかにもハロゲンヘッドライト、マニュアルエアコン、スチールホイールなど装備を簡素化してコストダウンが図られています。

 なお、英国トヨタでは、ランドクルーザー コマーシャルのほかにピックアップトラックの「ハイラックス」や、パネルバンの「プロエース」「プロエースシティ」、さらにピュアEVの「プロエース エレクトリック」が展開されるなど、商用モデルがかなり充実しています。

●トヨタ「ヤリス エレクトリックハイブリッド エコバン」

エコな商用車として開発された「ヤリス エレクトリックハイブリッド エコバン」エコな商用車として開発された「ヤリス エレクトリックハイブリッド エコバン」

 現在、日本でもっとも売れている登録車なのがトヨタ「ヤリス」で、2021年は平均すると月販2万台弱のセールを記録。現行モデルは2020年2月に発売され、それまでの「ヴィッツ」からグローバルモデルと同じヤリスに改名されました。

 海外で販売されているヤリスは基本的な部分は国内仕様と同じですが、欧州仕様ではワイドフェンダーとなっており全幅が1695mmから1745mmに拡大され、パワーユニットも多くの国でハイブリッドのみとなっています。

 この欧州モデルのヤリスに2021年7月21日、派生車として「ヤリス エレクトリックハイブリッド エコバン」(以下、ヤリスバン)が追加されました。

 ヤリスバンはスペイントヨタから発表されたモデルで、車名のとおりハイブリッドがベースで外観は変わっていませんが、リアはすべで荷室の2シーター車です。

 コンパクトなボディながら荷室容量は720リッターで、最大430kgの積載が可能と十分に実用的な設定です。

 また、荷室と前席には金属製のパーテーションが設置され、荷室の床面はゴム製マットを敷き、さらに荷物固定用のフックを4か所に設置するなど、ビジネスユースに特化した仕様となっています。

 搭載されるパワーユニットは前述のとおり1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドで、優れた環境性能を実現。

 装備も充実しており、Apple CarPlay・Android Autoに対応したディスプレイオーディオ、15インチアルミホイール、フォグランプ、ヤリスと同等の先進安全技術も標準装備しています。

※ ※ ※

 今回、紹介した3モデルは欧州では比較的珍しくない商用モデルで、税金や燃費規制の面で優遇されており、古くから存在しました。

 また、ランドローバーなどのプレミアムなメーカーにも、2シーター車がラインナップされています。

 日本ではかつてホンダ初代「シティ」に「シティプロ」として2シーター車が設定され、スズキ初代「アルト」では物品税が免税となることから2シーターのバンがありました。

 すでに日本では淘汰されてしまったコンパクトな2シーターバンですが、今ならキャンプなどのアウトドアレジャーやアウトドアスポーツに最適なモデルとして、需要がありそうです。

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