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セダン・SUVのクーペ化なぜ流行る? 後方の見づらさは関係ない? 世界的にクーペが人気な理由とは

くるまのニュース / 2021年8月23日 7時10分

近年のクルマのデザインでは、「クーペSUV」や「4ドアクーペ」というジャンルが定着化しています。基本的にクーペは後方視界が悪くなる傾向にありますが、なぜクーペ化するのでしょうか。

■最近のクルマは後方が見づらい? クーペ化流行る訳とは

 近年のカーデザインにおいて、「クーペスタイル(クーペルック)」といった2ドアで車高が後端にかけて低くなるボディ形状を意識したモデルが増えています。
 
 しかし、後席の居住性を考えると、後席ウインドウやリアウインドウは大きいほうが開放感があるうえに、ドライバーの後方視界も確保出来ますが、なぜ狭く(小さく)なっているのでしょうか。

 4ドアセダンやSUVにおいて、クーペのように滑らかな曲線を持つ車種が増えています。

 4ドアセダンでは、ポルシェ「パナメーラ」をはじめ、メルセデス・ベンツ「4ドアクーペシリーズ」、BMWでは「グランクーペシリーズ」が設定され、国産ではホンダ「アコード」などがあります。

 SUVでは、ポルシェ「カイエンクーペ」、ランボルギーニ「ウルス」、BMW「X6」、メルセデス・ベンツ「GLE クーペ」、国産ではトヨタ「ハリアー」、「C-HR」、ホンダ「ヴェゼル」などが挙げられます。

 本来は、居住性や積載性が求められる4ドアセダンやSUVにおいて、クーペスタイルがトレンドとなる背景にはどのような理由があるのでしょうか。

 前述したクルマは共通して、ボディ後方に向かって絞られていくデザインのクーペスタイルを採用するため、リアウインドウが大きく寝ている状態となり、ルームミラー越しに見える範囲も狭まっています。

 このようなクーペスタイルのデザイン手法について、大学院でカーデザインを学んだある業界関係者は、次のように話しています。

「クルマのスポーティさを表現するデザインの技法のひとつとして、クラウチングスタイル(前傾姿勢)というものがあります。

 クラウチングスタイルは、プレスラインやルーフライン、フェンダーラインなどの処理を含めたデザインですが、結果としてクーペスタイルになるのです」

 しかし、いくらデザインを優先するとしても運転のしにくさや、後席の快適性を犠牲にすることは、クルマとして本末転倒にならないのでしょうか。

 国産メーカーのデザイン担当者は次のように説明しています。

「昔も今も、スポーティなデザインを好むユーザーは多く存在します。とくに、クルマを購入するメインターゲットは男性が多く、そのほとんどはスポーティな外見を好んでいます。

 そのため、セダン、軽自動車、ミニバン、SUVとそれぞれのジャンルや車種には、必ずといっていいほどスポーティなグレードや仕様が設定されています。

 そうしたなかで、世界的に人気となっているSUVは、ボディ形状自体をよりスポーティに出来ることもあり、『SUV×スポーティ』を象徴するデザインとして『クーペスタイル』がトレンドになっているのだといえます。

 もうひとつ要因として、後方視界よりデザイン優先になった背景には、先進安全装備の充実として、各種センサーやカメラが搭載されることで、これまでの死角をカバー出来るようになったことが挙げられます」

※ ※ ※

 最近のクルマには、障害との距離をソナーで警告する機能や、助手席側ミラーに付いたカメラ、各種カメラの映像を合成して上空から見下ろしたように見える機能などさまざまな安全装備が標準化されつつあります。

 こうした技術の進歩とトレンドが噛み合った結果、クーペスタイルのクルマが増えてきた要因といえるのかもしれません。

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