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シリーズ初SUVの新型「カローラクロス」誕生! 一風変わったカローラ3選

くるまのニュース / 2021年9月15日 6時10分

トヨタは2021年9月14日に、コンパクトSUVである新型「カローラクロス」を発表。同日に発売しました。カローラクロスはカローラシリーズでは初となるSUVで、現在の自動車市場のトレンドをキャッチアップしたかたちです。そこで、カローラクロスとともに一風変わったカローラをピックアップして紹介します。

■シリーズ初のSUV「カローラクロス」誕生記念! 一風変わったカローラを振り返る

 2021年9月14日に、トヨタは新たなコンパクトSUVである新型「カローラクロス」を発売。カローラクロスはすでにタイとアメリカで発表されており、これまでにも注目を集めていましたが、満を持して日本仕様がお披露目されました。

 カローラクロスはカローラシリーズでは初のSUVで、昨今のSUV人気をキャッチアップしたかたちで誕生。エントリーモデルの「ライズ」からフラッグシップモデルの「ランドクルーザー」までの、トヨタSUVラインナップに新たに加わりました。

 カローラというと1966年の誕生以来、セダンをメインとしたボディの構成ですが、歴代にはユニークなモデルも存在。

 そこで、カローラクロスとともに一風変わったカローラをピックアップして紹介します。

●カローラクロス

シリーズ初のSUVとして、満を持して登場した新型「カローラクロス」シリーズ初のSUVとして、満を持して登場した新型「カローラクロス」

 前述のとおり、カローラクロスはタイとアメリカで発表されており、日本仕様のフォルムは両国のモデルに準じていますが、フロントフェイスは日本独自のデザインで登場。

 ボディサイズは全長4490mm×全幅1815mm×全高1620mmと全幅は歴代カローラシリーズでは最大ですが、セグメントはセダンのカローラと同等です。

 また、SUVでは定番の樹脂パーツをボディ全周にわたって装着し、開口部が大きなフロントグリルやボリューム感のある前後フェンダーと相まって、力強い印象となっています。

 プラットフォームは、現行モデルの4代目「プリウス」や「C-HR」、そしてカローラシリーズで熟成を重ねた「GA-C」と軽量かつ高剛性のボディ骨格を採用し、車高の高さを感じさせない軽快で安定した操縦性を実現。

 内装ではカローラシリーズと共通のイメージである水平基調のインパネを採用。センターコンソールはカローラクロス独自のデザインとなっていますが、シンプルかつスポーティなイメージは普遍です。

 パワーユニットは1.8リッター直列4気筒ガソリン(2WDのみ)と、1.8リッターハイブリッドを設定。最高出力はガソリン車が140馬力、ハイブリッド車は98馬力のエンジンと72馬力のフロントモーターが組み合わされ、4WD車「E-Four」では7.2馬力のリアモーターが加わり、2WDのハイブリッド車でクラストップレベル燃費26.2km/L(WLTCモード)を達成しています。

 足まわりはカローラシーズと異なり、フロントがストラット、リアがトーションビームを採用。4WD車はリアがダブルウイッシュボーンです。

 ほかにも最新の予防安全パッケージとして「Toyota Safety Sense」を全車標準装備するほか、「パーキングサポートブレーキ」と「バックガイドモニター」も一部グレードを除いて標準装備。さらに、障害物の有無にかかわらずペダル踏み間違い時の急加速を抑制する「プラスサポート」を設定しています。

 価格(消費税込)はガソリン車が199万9000円からと戦略的な設定で、ハイブリッド車は259万円からです。

 カローラクロスは、すでに8月中旬の先行受注から約2週間で1万3500台の予約が入っているといいますから、フルラインナップ化が完成したといえるトヨタ製SUVは、さらに勢いが増すことでしょう。

●カローラセレス

歴代でもかなりスタイリッシュなモデルだった「カローラセレス」歴代でもかなりスタイリッシュなモデルだった「カローラセレス」

 近年デビューしたセダンでは、クーペ状のフォルムを採用するモデルが増えています。リアシートの居住性を考えると、オースドックスな3ボックスのスタイルが有利ですが、とくにミドルクラス以上の高額なセダンでは、リアウインドウの傾斜角を寝かせたクーペスタイルがトレンドです。

 また、同時に全高が比較的低いモデルも散見され、ロー&ワイドなシルエットが強調されており、スポーティな印象となっています。

 そうしたトレンドの先駆者的存在だったのが、1992年に登場したトヨタ「カローラセレス」です。

 カローラセレスは1991年にデビューした7代目カローラをベースにした派生車として誕生。販売チャネル違いの姉妹車に「スプリンターマリノ」があります。

 1985年発売の「カリーナED」の大ヒットによって、セダンには4ドアハードトップブームが到来し、それをキャッチアップしたかたちでカローラセレスが開発されました。

 居住性よりも外観デザインを重視しており、全高は1315mmとベースのカローラセダンよりも70mm低くされています。

 現行モデルのカローラもロー&ワイドな印象がありますが、それでも全高は1435mmもあり、いかにカローラセレスが低く設計されているかが想像できるのではないでしょうか。

 トップグレードには160馬力を誇る1.6リッター直列4気筒DOHC20バルブの「4A-GE型」エンジンを搭載するなど、アグレッシブな見た目だけでなく走りもスポーティでした。しかし、1995年に8代目にフルモデルチェンジすると、カローラセレスは消滅し、全車がオーソドックスなスタイルに変更されました。

●カローラ コンプレッサー

日本では販売されなかった欧州専用のホットモデル「カローラ コンプレッサー」日本では販売されなかった欧州専用のホットモデル「カローラ コンプレッサー」

 カローラシリーズは初代の頃から海外で展開され、今では150以上の国と地域で販売される、日本を代表するグローバルカーです。2021年に全世界の累計販売台数が5000万台を突破したほどです。

 そのため、これまで海外で展開されたカローラのなかには、日本で販売されなかった海外専用モデルも数多く存在。

 そのなかの1台が、欧州で販売された高性能モデルの「カローラ コンプレッサー」です。

 ベースは2001年に日本で登場した5ドアハッチバックの「カローラランクス」で、現在の「カローラスポーツ」の前身にあたるモデルであり、欧州ではカローラの車名のままハッチバックモデルとして販売されていました。

 そして2005年に、このハッチバックをベースにハイスペックなエンジンを搭載した限定モデルとしてカローラ コンプレッサーが登場。

 ボディは日本のカローラランクスでは設定されなかった3ドアハッチバックで、フロント、サイド、リア、ルーフにエアロパーツを装着。車高は強化されたサスペンションにより15mmローダウン、17インチホイール、左右2本出しのマフラーなど専用のエクイップメントでスポーティに演出されています。

 搭載されたエンジンは、スポーツユニットの1.8リッター直列4気筒DOHC「2ZZ-GE型」にスーパーチャージャーを装着し、最高出力はノーマルの189馬力から215馬力に向上。トランスミッションは6速MTのみで、0-100km/h加速6.9秒、最高速度は230km/hとハイパフォーマンスを誇りました。

※ ※ ※

 カローラと名のつくモデルは過去にも数多く存在しましたが、SUVは今回のカローラクロスが初めてとは意外でした。

 しかし、これまでもカローラは、海外も含めユーザーニーズの変化によって変わり続けてきた歴史があるといいます。

 そうした柔軟な姿勢で開発されてきた経緯を考えると、カローラクロスの誕生も自然な流れといえるでしょう。

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