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「危なくない?」各県の運転ご当地ルール 「茨城ダッシュ」は合法か?

くるまのニュース / 2021年9月17日 9時10分

茨城県警が公式SNSで、同県の運転ご当地ルールである「茨城ダッシュ」が違反であると呼びかけて話題となりました。そんな、茨城ダッシュとはどういったものなのでしょうか。

■茨城ダッシュって何? 茨城県独自の交通ルールは許されるのか

 2021年8月6日、茨城県警がSNSの公式アカウントで「茨城ダッシュは違反です」と呼びかけたことが、ネットで話題となりました。

運転のご当地ルール「茨城ダッシュ」とは?(写真はイメージ)運転のご当地ルール「茨城ダッシュ」とは?(写真はイメージ)

 この茨城県警のツイートに対して、ユーザーからは「茨城ダッシュって呼ばれてるんだ!」「そもそもご当地ルールだったんだ…」といった声が寄せられています。

 では、違反とされているご当地ルール「茨城ダッシュ」とはどのような行為なのでしょうか。

 茨城県警によると、茨城ダッシュとは「青色信号に変わった瞬間、猛ダッシュで先に右折するという大変危険な運転」のことを指しています。

 道路交通法第37条では、交差点での通行に関して「車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない」と定められています。

 このように、交差点では基本的に直進車両や左折車両が優先ですが、一方の茨城ダッシュは直進車両や左折車両を待たずに右折車が右折する行為であるため、違反であるといえます。

 また、もし赤信号の時点で停止線を越えるほど前進してしまった場合には、道路交通法第7条「信号機の信号等に従う義務」の違反、右折の際に交差点で徐行していない場合には、道路交通法第34条第2項「左折又は右折」の違反に該当します。

 さらに、茨城県警は茨城ダッシュの危険について、以下のように説明しています。

「『茨城ダッシュ』は、注意力が対向車に集中し、右折先の横断歩行者や自転車に気づくのが遅れやすく、交通事故発生の危険性が大きくなります。

 また右折を急ぐあまり、右折先の横断歩道に斜めに進入することになり、フロントガラス右側の車両ピラー(柱)による死角等が大きくなり、さらに危険です」

 なかには、信号が青に変わる前に動き出してしまう運転者もいるようで、茨城ダッシュは違反である以前に、人の命を脅かす危険性の高い行為であるといえるでしょう。

■不名誉な「ご当地ルール」は茨城以外にも

 そんな茨城ダッシュですが、実は同様の“ご当地ルール”が長野県松本市や愛媛県にもあり、それぞれ「松本走り」や「伊予の早曲がり」などと呼ばれているそうです。

 このように地名が付いてしまう不名誉なご当地ルールは、ほかにも複数存在しているようですが、その地域独自の一般的なルールとして、悪気なくおこなってしまう運転者がいるのも事実です。

危険な運転行為で事故に発展するケースも。危険な運転行為で事故に発展するケースも。

 例えば、茨城ダッシュについても、SNSでは「危ないから取り締まって欲しい」「本当に危険だよね」といった茨城ダッシュを懸念する声に加え、「あれって違反だったの!?」というユーザーも一部見受けられます。

 前述したように、茨城ダッシュは危険な行為であり、違反にあたる可能性が非常に高い行為でもあるためおこなってはいけませんが、そもそも違反であることをしっかりと認識していないユーザーがいることも大きな問題です。

 茨城ダッシュのような行為は、教習所で違反行為と教わる事案ですが、今回、茨城県警が茨城ダッシュの危険性を啓発したように、周囲の運転者同士で互いの運転について確かめ合い、危ない運転については注意し合うことも必要でしょう。

 道路交通法など運転に関する法令について、しっかりと内容を網羅しておくことは大前提ですが、運転に自信がある人でも、時には自分の運転の仕方や交通マナーについて、いま一度確認するのが良いかもしれません。

※ ※ ※

 前述の法令に違反した場合、普通車で4000円から9000円の反則金が科されます。

 茨城県警は、正しい右折の方法として「道路中央に寄る」「対向車線と横断歩道の安全を確認」「交差点中心の内側を徐行」「横断歩道手前で再確認」の4つのステップを挙げています。

 右折時は、この4つのステップに沿ってしっかりと安全確認し、違反かつ危険な走行は絶対にしないように自分の運転を見直してみましょう。

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