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トヨタ新型SUV「フロントランダー」に続くSUVが登場!? 兄弟車「カローラクロス」はまもなく中国で発表か

くるまのニュース / 2021年10月14日 17時10分

日本で2021年9月に発売されたトヨタ新型「カローラクロス」。海外では先行して発表・発売がおこなわれていますが、新たに中国では「フロントランダー」として登場することがわかっています。そして、さらに「カローラクロス」という車名でも登場するといいますが、どのような形で登場するのでしょうか。

■中国版「カローラクロス」が近日発表される? 先行お披露目の「フロントランダー」との違いは?

 2021年9月25日、トヨタの中国法人は新型SUV「フロントランダー」のティザービジュアルを公開しました。
 
 これは、広汽トヨタが「カローラクロス」の姉妹車として登場する予定ですが、新たに一汽トヨタがカローラクロスの名前を冠する現地生産版を用意していることが判明しました。

 この情報は中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトで判明しました。

 工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが新型車を正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。

 そのため、工信部が掲載する情報を元に、これからどのようなクルマが発表されるのかが事前にわかるシステムとなっています。

 今回明らかになったのはトヨタと第一汽車の合弁会社「一汽トヨタ」が製造・販売を予定しているカローラクロスです。

 2021年9月下旬には、前述の通りトヨタと広州汽車の合弁会社「広汽トヨタ」がカローラクロスをベースとしたフロントランダーを、2021年11月開催の広州モーターショー2021にて正式に発表すると予告しました。

 カローラクロスは2020年7月にタイ市場を皮切りに発表され、2021年9月には日本向けモデルも発表、販売が開始されました。

 最初に登場した海外向けモデルはフロント上部に大きめのグリルを有するデザインですが、日本向けモデルではそのグリルが下部に移動した独自のデザインとなっています。

 広汽トヨタのフロントランダーは日本向けのカローラクロスとほぼ同一のデザインを与えられています。

 中国での自動車メーカーにおいて、合弁会社をふたつ以上有する場合は、それぞれの合弁会社から同じ車種を、デザインが異なる姉妹車としてリリースする傾向にあります。

 これらのことから、一汽トヨタから海外向けのデザインを持つカローラクロスが発表されるのではないかと予想されていました。

 ちなみにこの2車種以外にも、「イゾア/C-HR」、「RAV4/ワイルドランダー」、「アリオン/レビンGT」、「クラウンクルーガー/ハイランダー」、「クラウンヴェルファイア/アルファード」などが、それぞれ一汽トヨタと広汽トヨタから姉妹車として販売されています。

 気になるスペックを、工信部に届け出がなされた両モデルの情報から見ていきましょう。

 基本となるボディサイズですが、一汽トヨタのカローラクロスが全長4460mmx全幅1825mmx全高1620mmとなっているのに対し、広汽トヨタのフロントランダーは全長だけが4485mmとなっています。

 日本仕様が全長4490mmx全幅1825mmx全高1620mmなので、違いはほとんど存在しないといっても問題ないでしょう。両モデルの全長の違いも、フロントバンパーのデザインによるものと推測できます。

 そのほかにおいても基本的には両車種は同一のスペックとなっています。

 車両重量に関しては複数グレードの数値が記載されていますが、両車種とも1400kg付近です。

 日本向けカローラクロス(ハイブリッド車/E-Four)では車両重量が1500kg付近にまで増加することからも、少なくとも現時点で両車種のE-Fourモデルはリリースされないことがわかります。

■世界各国で異なるカローラクロスのパワートレインとは

 外装や装備では日本向けモデルとは違う点が確認できます。

 まず、大前提として日本向けではカローラの「C」をかたどったエンブレムとなっていますが、中国向けではカローラクロスとフロントランダーともに、通常のトヨタエンブレムが装着されています。

 また、日本向けでは車体上部の大部分を覆うパノラマルーフのみが選択可能ですが、中国向けの両車種ではそれに加え、通常のサンルーフも用意されていることが写真からわかります。

 ボディカラーに関しても日本向けには設定されていないツートンカラーが選択可能というのが最大の特徴です。そのほかは基本的に日本向けと同じオプション装備の構成となっています。

 パワートレインでは、エンジンは両車種共通で2リッター直列4気筒ガソリンエンジン(M20A-FKS型)です。

 カローラクロスは現在、日本やアジア向けの1.8リッターガソリン及びハイブリッド(2ZR型エンジン)と、北米や南米向けの2リッターガソリン及びフレックスフューエル(M20A型エンジン)の2系統が存在します。

 今回、中国向けの両車種がM20Aを搭載することが判明したので、M20Aモデルを販売する国としてはアメリカ合衆国とブラジルに次ぐ3番目の国となります。

広汽トヨタ「フロントランダー」のリアビュー(出典:中華人民共和国工業情報化部)広汽トヨタ「フロントランダー」のリアビュー(出典:中華人民共和国工業情報化部)

 ちなみに工信部の情報では出力の欄には「126kW (171ps)」と記載されていますが、エンジン型式ではフロントランダーが「M20A」と「M20C」、カローラクロスが「M20E」と表記されています。

 これらは中国で現地生産されるエンジンを識別するためのコードで、M20Cは広汽トヨタが製造するガソリン仕様、M20A、M20Eは天津一汽トヨタが製造するガソリン仕様M20Aとなります。

 それ以外にも、M20Aは日本製ガソリン仕様、M20Bは日本製ハイブリッド仕様、M20Dは長春一汽トヨタ製ガソリン仕様、M20Gは天津一汽トヨタ製ハイブリッド仕様となります。

 搭載エンジンの型式名からも分かる通り、現時点で両車種のハイブリッドモデルは投入されないようです。

 広汽トヨタは同社のお膝元で開催される広州モーターショー2021にてフロントランダーを発表すると予告していますが、一汽トヨタのカローラクロスについては未だ不明です。

 ただ、一汽トヨタも広汽トヨタと同じ場で発表する可能性があるため、近い将来になんらかの発表がおこなわれる可能性が高いといえます。

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