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商用車がアウトドアで超使える!「はたらくクルマ」が個人ユースでも評価されるワケ

くるまのニュース / 2021年11月8日 9時10分

商用車といえば、「はたらくクルマ」として仕事で使うのが一般的ですが、近年は商用車をプライベートで使われることも多くなっています。いったいどんな理由で個人ユースとして人気なのでしょうか。

■ハードな使用に耐える堅牢なつくりが遊びでも使えると評価

 キャンプをはじめとしたアウトドアブームの影響もあり、近年「商用車」が注目されています。

 いわゆる「はたらくクルマ」ですが、じつは法的な定義はなく、道路交通車両法や道路交通法において商用車という名称のカテゴリーは存在しません。

 商用車とは、一般的には物や人の輸送に使われるクルマのことを指しており、ナンバープレートの地名の横にある3ケタの数字のうち頭数字が「1(普通貨物自動車)」か「4(小型貨物自動車)」が貨物用、2「(普通乗合自動車)」は人の輸送用になります。

 そんななかで、昨今「1」や「4」ナンバーの「貨物自動車」が人気を得ているといいますが、支持されている理由とはいったい何なのでしょうか。

 そもそも貨物自動車はその名の通り荷物を運搬することに特化したクルマです。それだけに積載性については厳格な条件が定められています。

 たとえば「荷物のためのスペースの床面積が1平方メートル以上あること」、そして荷室は「乗車部分(2列シートなら後部座席スペース)より荷物を載せるスペースが広いこと」などがあります。

 テントにバーベキューグリルに焚き火台にと何かと荷物が多くなりがちなアウトドアアクティビティ全盛のいま、こうしたスペースユーティリティに優れるクルマが支持されるのは当然といえるでしょう。

 また、荷物の積み下ろしをする開口部(サイドのドアでもリアゲートでも可)の大きさも縦横ともに80cm以上との規定があるのですが、これもまたビジネスユースだけでなく、普段使いでもありがたい実用的なサイズになっています。

 リアシートは折りたたみ式あるいは脱着式で、折りたたんだり取り外した際に乗車設備(シートレールなどの部品)が残らないようにしなければなりません。

 かんたんに収納できるということは、取り外ししやすい簡素なつくりになってしまうため、座り心地では不利になりますが、広大でフラットなスペースを確保できるのは車中泊にもってこい。

 サーフボードやスキーなど長尺物の道具が必要となるスポーツの愛好家や、バイクや自転車を運びたい人にとっては必須ともいえる機能でしょう。

 また、積載可能重量(最大積載量)が乗車定員の重量(1人55kgで計算)を上まわらなければならないという制約もあり、重さに負けて沈まないよう強い(硬い)足回りになっているケースが一般的です。

 通常では乗り心地の面ではマイナスになりがちな面といえますが、視点を変えればそのぶんタフさがあり「道具らしくて良い」と評価する向きもあります。

 さらに、条件や制限ではありませんが、商用車は乗用車よりハードに使われることを想定した堅牢なつくりになっているのもポイント。

 デザイン性よりも使い勝手を重視し、電装品やスイッチ類の配置、ちょっとした収納スペースの確保なども乗用車より気を配られているクルマが多くなっています。

 ビジネスで使い勝手に優れるように設計された商用車が、意外にも趣味性の高い用途では最適だったというわけです。

■キャンプにスポーツに引っ張りだこの人気商用車とは?

 自動車メーカー各社は、各種用途に使えるさまざまな商用車をラインナップしています。そこで、ビジネスユースのみならず、個人で使うのにもってこいのモデルを3台紹介します。

●トヨタ「プロボックス」

 法的に商用車という定義はないものの、ほとんどの自動車メーカーがカーラインナップの区分けに商用車という表記を使用しています。

 唯一トヨタだけが「ビジネスカー」と呼んでいるのですが、そんな同社を代表する人気モデルが「プロボックス」です。

商用バンの代表格 トヨタ「プロボックス」商用バンの代表格 トヨタ「プロボックス」

 全長4245mm×全幅1690mmのコンパクトなライトバンのプロボックスは、「カローラバン」の後継車として2002年に姉妹車の「サクシード」とともにデビュー。

 2013年までは乗用車登録のステーションワゴンも併売されていましたが、以降はバン専用モデルとなっています。

 2014年にマイナーチェンジされましたが、プラットフォームを刷新するなど改良は多岐にわたり、ほとんどフルモデルチェンジといっても過言ではない内容でした。

 ラゲッジルームの使いやすさはもちろん、テーブルやトレイを用意するなどビジネスユーザーの使い勝手をとことん追求。注目は安全装備の充実で、全グレードに予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が標準となっています。

 また、パワーユニットは1.3リッターおよび1.5リッターのガソリンエンジンだけでなく、1.5リッターハイブリッドモデルもラインナップ。長距離を走りがちなアウトドア派のユーザーからも高い評価を得ています。

●日産「キャラバン」

 キャブオーバー型(ワンボックス)の商用車といえばトヨタ「ハイエース」が王者として長く君臨していますが、そのライバルが日産「NV350キャラバン」です。

 かつては単に「キャラバン」という車名でしたが、2012年に発売された5代目モデルからNV350キャラバンとなり、さらに2021年10月にガソリン車がマイナーチェンジした際に再びキャラバンへと改められました。

 ハイエースをあらゆる面で凌駕することを目標に開発されたモデルだけに、貨物自動車としての使い勝手は上々。荷室は長さ(奥行)、幅、高さのすべてがハイエースを上回り、ハイエースにはない分割可倒式リアシートが装備されました。

 ボディラインナップは、全長の異なる「ロング」「スーパーロング」があり、幅は「標準」「ワイド」、高さも「標準ルーフ」と「ハイルーフ」を用意。

 エンジンは2リッターと2.5リッターガソリンと、2.5リッターのディーゼルがあり、ハイエースで廃止になったMT(ディーゼル車)も選べるのが特徴です。

 車中泊に適した「マルチベッド」やバイク、自転車を積載しやすい「トランスポーター」といった架装車をラインナップしているのも評判で、多くの非ビジネスユーザーに愛されています。

●ホンダ「N-VAN」

 軽自動車の商用車は、普通車(登録車)とは基準が異なり、たとえば、荷室の床面積が普通車では1平方メートル以上必要なのに対し軽自動車では0.6平方メートル以上で許されたり、縦横ともに80cm以上とされる荷物の積卸口も縦60cm以上、横80cm以上とわずかながらですが緩和されています。

 そんな軽商用車の人気モデルが、2018年にデビューしたホンダ「N-VAN」です。ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の第5弾かつ初の商用車で、道具としての機能性を優先したスタイリングが特徴的なクルマとなっています。

 装備や加飾を割り切り道具に徹した「標準仕様」のほか、レジャーユースを想定した「+STYLE FUN」グレードをラインナップ。

 デビュー当初は「+STYLE COOL」というロールーフのグレードが存在しましたが、2021年2月のマイナーチェンジを機に廃止され、現在は全車ハイルーフとなっています。

 積めること、そして使いやすいことに特化しており、リアシートのみならず助手席まで格納(ダイブダウン)することで、最大で2635mmものスペース長を確保。広大なフラットスペースが出現し、軽自動車とは思えないほどの広々とした空間で車中泊することが可能です。

 また、全グレードで安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備なのも嬉しいところ。2018年度の「予防安全性能評価」では最高ランクの「ASV+++」を獲得しています。

 搭載されるエンジンは660ccの自然吸気(53馬力)とターボ(64馬力)の2種で、自然吸気モデルには軽商用車初の6速MTを設定。WLTCモード燃費(FF車/CVT)は自然吸気エンジンが19.2km/L、ターボエンジンが18.8km/Lと大きな差がないこともあり、長距離走行の多いキャンパーには加速やパワーに優れるターボモデルが好評のようです。

※ ※ ※

 商用車というと税金など維持費の安さが注目されがちです。確かに自動車税や重量税は乗用車より格段に低くなりますが、自賠責保険は逆に高くなるケースもあります。

 また、車検が初回は2年、以降は毎年(軽商用車は2年おき)になることも忘れてはいけません。整備費用はさておき、車検にかかる金額としては主になる税金が安くなるため、2年単位で考えると乗用車より高くなることはほぼありませんが、毎年という手間まで含めて考慮すると損得の判断は難しいところです。

 任意保険も年齢条件を利用できない保険会社もあるため割高になるケースもあることから、個人ユースで商用車を所有する場合は実際の使い方に合っているかということも含めて選ぶとよいでしょう。

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