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いま狙い目なのは低グレード? 超魅力的な廉価グレードの車3選

くるまのニュース / 2021年11月9日 6時10分

1台の車種には、装備やパワーユニットなどが異なる複数のグレードが設定されているのが一般的です。グレードの違いで価格も異なり、メーカーとしては上位グレードを推していますが、廉価なベーシックグレードにもおすすめできるモデルも存在。そこで、魅力的な低グレードのモデルを、3車種ピックアップして紹介します。

■低グレードでも走りが魅力的なモデルを振り返る

 現在、販売されているクルマのほとんどには、装備やパワーユニットが異なる複数の「グレード」が設定されています。

 さらに、グレードには安価なベーシックモデルから、装備が充実するなど高額なトップグレードまで、価格も異なります。

 かつてはグレードによってボディの加飾も異なるなど、見た目でもグレードの上下が判断できましたが、近年は大きく差別化されていないモデルも散見されます。

 メーカーやディーラーにしてみれば、より高額で利益も高い上位モデルや、市場動向から売れ筋となるモデルを推しますが、廉価な下位グレードでもかなりイケてるモデルも存在。

 そこで、現行モデルの国産車でベーシックグレードながら魅力的なクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

●マツダ「ロードスター S」

装備を削って軽量化したことで本来のコンセプトに近い存在の「ロードスター S」装備を削って軽量化したことで本来のコンセプトに近い存在の「ロードスター S」

 1989年に誕生したユーノス「ロードスター」は、マツダが「人馬一体」をコンセプトに開発した、ライトウェイト・オープン2シータースポーツカーです。

 用途が限られる2シーター車ながら、軽量コンパクトなボディによる優れた走りから、国内外で異例のヒット作となりました。

 現行モデルは2015年にデビューした4代目で、初代に原点回帰したかのようにボディサイズのダウンと、軽量化がおこなわれました。

 そして、魅力的なベーシックグレードが「S」です。Sグレードのエンジンは他グレードと共通の最高出力132馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒で、トランスミッションは6速MTのみ。

 装備面ではマニュアルエアコンにラジオのみのセグメント液晶オーディオなど簡素化されていますが、衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転支援システムは標準装備。

 走りの機能面ではリアサスペンションのスタビライザーが省かれ、トルセンLSDもありませんが、より自然なコーナリングフォールとなるメリットがあるといいます。

 なによりもSグレードは軽量で、全グレードで唯一車重が1トンを下まわる990kgを達成しており、決してパワフルではないロードスターにおいて、軽さは走りの面で大きなアドバンテージといえます。

 Sグレードの価格(消費税込、以下同様)は260万1500円で、足まわりやタイヤなどのカスタマイズも楽しめそうです。

 なお、2021年内にはSグレードをベースに、ブレーキの強化や軽量なホイールを装着した特別仕様車「990S」の登場がアナウンスされており、軽量なスポーツカーのファンには朗報です。

●スズキ「ジムニー XG」

高い悪路走破性はそのままに安価なモデルの「ジムニー XG」高い悪路走破性はそのままに安価なモデルの「ジムニー XG」

 2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジをおこない、待ち焦がれていたファンだけでなく、優れたデザインから新たなユーザーを獲得したスズキ「ジムニー」は、登場から3年を経ても納車待ちが数か月という人気ぶりです。

 もっとも安価なグレードは「XG」で、当然ながら多くの装備が簡素化されていますが、マニュアルエアコンやパワーウインドウ、キーレスエントリーなど、普段使いで困らないレベルの快適装備は搭載しています。

 エンジンは全グレード共通で最高出力64馬力の660cc直列3気筒ターボで、トランスミッションは同じく共通の5速MTと4速ATです。

 また、XGはスチール製ホイールが標準で、外装の加飾も控えめですが、走りの機能については上位グレードと変わりなく、ヒルディセントコントロールやブレーキLSDなどを標準装備。悪路走破性の高さは妥協していません。

 それでいて価格は148万5000円からと、外装のカスタマイズや足まわりにお金をかけるもよし、多いに魅力的なグレードといえそうです。

●トヨタ「GR 86 RC」

モータスポーツベースながら普段使も問題ないレベルの「GR 86 RC」モータスポーツベースながら普段使も問題ないレベルの「GR 86 RC」

 トヨタは2021年10月28日に、2代目となるコンパクトFRスポーツ新型「GR 86」を発売しました。

 初代とおなじくスバルと共同開発され、外観等はキープコンセプトながら車体剛性の向上や、エンジンが2.4リッター水平対向エンジンにアップデートされるなど、走りのポテンシャルは大きく進化を果たしました。

 グレード構成はトップグレードが「RZ」、下位グレードの「SZ」、そしてモータスポーツベースであり、カスタマイズベースにも最適なのが「RC」です。

 RCは初代にもモデルライフ途中までラインナップされており、未塗装のバンパーやエアコンを設定していないなど、見るからにレースでの使用を前提とした普段使いには厳しいストイックなグレードでした。

 そして、2代目のRCも16インチのタイヤにスチールホイールが標準で交換が前提ですが、それ以外に他グレードとの外観の差はわずかで、内装も素材がダウングレードされているものの、オートエアコンや「BOXERメーター(7インチカラー+LCD 液晶メーター)」は標準装備。シートもSZと同じです。

 エンジンスペックは変わらずトランスミッションは6速のみで、トルセンLSDも装備し、足まわりを含めシャシまわりの仕様も上位グレードと同等です。

 それでいて価格は300万円を大きく下まわる279万9000円と、純粋に走りを楽しむグレードとしても最良といえるでしょう。

※ ※ ※

 エコカーにおけるベーシックグレードはもう少し特殊な仕様で、いわゆる燃費スペシャルなグレードを設定しているケースがあります。

 装備を簡素化して軽量化し、燃費を追求することでライバルに差をつけることが目的です。

 そのためには販売台数的にメーカーも期待しておらず、かつて日産「ノート e-POWER」ではエアコンが省かれたグレードもあり、ある意味激レアな存在でした。

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