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これからはゴツいのがトレンドとなる!? ワイルド系SUV3選

くるまのニュース / 2021年11月24日 6時10分

現在、世界的に高い人気をキープしているSUVですが、本場といえるアメリカではSUVのトレンドも少し異なるようで、クロカン車に近いモデルが人気です。そこで、最新のワイルド系SUVを、3車種ピックアップして紹介します。

■SUVの最新トレンドはゴツいモデル?

 近年、世界的に高い人気を誇っているクルマといえば、SUVです。その勢いは衰えることを知らず、現在も続々と新型SUVが各メーカーから発売されています。

 SUVの起源は1960年代から1970年代に、アメリカの若者がピックアップトラックの荷台にシェルを載せ、マリンスポーツやアウトドアレジャーに使ったのが始まりといわれています。

 日本や欧州におけるSUVのトレンドは、オンロード性能を高めた「クロスオーバー」が主流です。

 一方で、SUVの本場のアメリカではクロスオーバーだけでなく、オフロード性能を高めたモデルが注目されており、直近ではクロカン車に近いコンセプトのモデルが登場。

 そこで、アメリカで発表された最新のワイルド系SUVを、3車種ピックアップして紹介します。

●マツダ「CX-50」

迫力あるフォルムが大いに魅力的な最新のSUV「CX-50」迫力あるフォルムが大いに魅力的な最新のSUV「CX-50」

 マツダの北米事業を統括する「マツダノースアメリカンオペレーションズ」は、北米向けSUVの新型「CX-50」を2021年11月15日(日本時間16日)に世界初公開しました。

 新型CX-50は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」を採用していますが、これまでのCXシリーズで構築したエレガントなイメージだけでなく力強さとタフな機能性を表現。

 前後バンパーのスキッドプレートや、樹脂製フェンダーをはじめ、随所にタフさを感じさせるディテールのパーツを装着しています。

 実際の走りについてはオフロードでも安心な最低地上高を確保し、またルーフの積載性を考慮するなど、アウトドアレジャーに適したユーティリティを提供します。

 パワートレインは2.5リッター直列4気筒ターボと、同自然吸気を設定し、全車に「i-ACTIVAWD」を組み合わせているほか、数年以内にはハイブリッド車を追加すると発表されました。

 さらに「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT (Mi-Drive)」により走行モードが選択可能で、オンロードの人馬一体の走りはそのままに、さまざまな路面においても高いコントロール性を発揮します。

 新型CX-50はトヨタとの合弁新工場「Mazda Toyota Manufacturing,U.S.A., Inc.」で2022年1月より生産を開始し、同年より発売予定ですが、今のところ日本での販売はアナウンスされていません。

●ホンダ「パスポート トレイルスポーツ」

スタイリッシュなフォルムでタフさを表現した「パスポート トレイルスポーツ」スタイリッシュなフォルムでタフさを表現した「パスポート トレイルスポーツ」

 ホンダは1993年にいすゞと業務提携の契約を結び、相互にOEM車を提供しており、日本ではクロカン車のホンダ「ジャズ」や「ホライゾン」を販売し、1993年に北米専用モデルとして発売されたSUVが初代「パスポート」です。

 2代目まではいすゞ「ウィザード」がベースでしたが2002年に販売を終了し、2019年に登場した現行モデルの3代目は、ホンダ独自に開発した北米向けSUVとして17年ぶりに復活を果たしました。

 外観では、マットブラックのグリルやバンパーによりスポーティさとタフさを演出し、SUVらしい力強さを印象づける20インチホイールを採用。

 ボディサイズは全長4840mm×全幅1995mm×全高1835mmとかなりの大柄ですが、アメリカではミドルサイズにカテゴライズされています。

 エンジンは全グレードで最高出力280馬力の3.5リッターV型6気筒を搭載し、9速ATが組み合わされ、駆動方式は4WDと2WDを設定。4WDシステムには路面状況に合わせて前後輪の駆動力配分を緻密に電子制御する「i-VTM4」を採用し、砂地、泥道、雪上など各シーンに最適化した4つの走行モードが選択可能です。

 そして、2021年9月22日にはパスポートの2022年モデルと、新たな新型「パスポート トレイルスポーツ」が登場。

 パスポート トレイルスポーツはオフロード性能が向上され、よりタフなエクステリアデザインを採用しており、新たにデザインされたボンネットや独自のフロントグリル、フロントフェンダーなどが採用されているほか、スキッドプレート状の造形となっているフロントバンパーなどによって、高い機能性を表現。

 最低地上高8.1インチ(約205mm/AWD)を誇るなど、リアルなオフロードカーに近いクロスオーバーに仕立てられています。

●スバル「アウトバック ウィルダネス」

ステーションワゴンタイプのSUVながらオフロードを重視した「アウトバック ウィルダネス」ステーションワゴンタイプのSUVながらオフロードを重視した「アウトバック ウィルダネス」

 2021年10月7日に、スバルは6代目となる新型「レガシィ アウトバック」の日本仕様を発表しました。ステーションワゴンタイプSUVの先駆者であるレガシィ アウトバックは、北米市場で「アウトバック」の名で誕生したモデルで、アメリカにおけるスバルのブランドイメージ向上にも貢献。

 北米市場では先行して6代目が販売されていましたが、満を持して日本市場に投入されたかたちです。

 アウトバックはレガシィ ツーリングワゴンをベースに開発されたクロスオーバーですが、2021年3月には北米市場専用モデルで、オフロード性能を一段と高めた「アウトバック ウィルダネス」が登場しました。

 ウィルダネス=Wildernessは日本語で「荒野」を意味し、まさに荒野を突き進むことができるタフなSUVというコンセプトです。

 外観は専用デザインのフロントグリルと前後バンパー、大型化されたホイールアーチ、フロントのスキッドプレート、六角形のLEDフォグランプなどのアイテムが装着され、よりワイルドなイメージを表現。

 さらに、悪路走破性を高めるために最低地上高が標準モデルの8.7インチ(約220mm)から9.5インチ(約240mm)まで上げられ、アプローチアングルとデパーチャーアングルもより深い角度に対応しています。

 搭載されるエンジンは最高出力263馬力を発揮する2.4リッター水平対向4気筒ターボのみで、トランスミッションはリニアトロニック(CVT)が組み合わされています。

 駆動方式はアウトバックと同じく、路面状況で走行モードを選択できる「X-MODE」を備えたAWDですが、ウィルダネスでは極低速時のトラクション性能が向上。

 また、足まわりも専用セッティングとされ、オールテレーンのオフロードタイヤとフルサイズのスペアタイヤを装備するなど、オフロードでのアクシデントも想定した仕様です。

 アウトバック ウィルダネスは北米市場専用モデルで今のところ日本で販売される予定はありませんが、国内仕様の新型レガシィ アウトバックではアクティブな「X-BREAK EX」グレードが設定されています。

※ ※ ※

 日本におけるSUVの原点といえばトヨタ初代「RAV4」とホンダ初代「CR-V」が挙げられます。

 両車が登場した頃は「RVブーム」が日本の自動車市場を席巻して、クロカン車が大人気となっており、RAV4もCR-Vも背面スペアタイヤを装備してオフロードでの走行性能をアピールするなど、クロカン車のイメージが色濃く残っていました。

 今回、紹介した3車種は、まさに黎明期のSUVに回帰したモデルのようです。

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