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「LEDは雪に弱い」は本当? ヘッドライトLED化で不満多し! 雪対策LED信号機が見えない!? 車社会の雪問題

くるまのニュース / 2022年1月6日 18時10分

最近のクルマや道路インフラはLED化が進んでいます。そうしたなかで「LEDは雪に弱い」という話があります。SNSでもそのトラブルが投稿されていますが、どのような状況なのでしょうか。

■LEDヘッドライトは雪に弱いは本当なのか?

 クルマを運転するうえで、降雪時の走行は油断大敵です。
 
 しかし、年々クルマ自体の性能進化やスタッドレスタイヤの進化、はたまた道路インフラの進化により、かつてよりは雪道での安全も向上しています。
 
 そのなかで、クルマや信号機の視認性向上として近年はLED化が急速に進んでいますが、LED化したことで「雪に弱くなっているのでは?」という声も出ています。

 クルマのヘッドライトは年々進化をしています。

 それまで主流であったハロゲンライトやHID(キセノンライト)からLEDライトを採用する車種が近年増加。

 LEDライトのメリットは、消費電力が少ないことや視認性が高いだけでなく、クルマのデザインでも自由度が高まっているといいます。

 一方で、LEDライトは「冬に弱い」という声も聞かれ、その理由としてバルブから発せられる「熱量」の違いが挙げられます。

 かつて採用例が多かったハロゲンライトは発熱量が多いため、点灯時にバルブが高温になることでヘッドライト全体が温められました。

 その結果、ヘッドライトに付着した雪をライトの熱が溶かしてくれるメリットがあったのです。

 しかし、LEDライトは発熱量がハロゲンライトよりも少ないため、雪を溶かすことができず、ヘッドライトの光量が減ることで視認性に影響が出ることがあるといいます。

 SNSでも「少しの雪でもLED駄目だ、HIDなら平気なのに」「雪でLEDはほんまにだめ」「フルLEDだと雪は全然溶けない」「雪のなかのLEDテールだと後続車が気づかないこともある?」といったという声が見受けられます。

 雪とLEDライトの関係性について、自動車整備士のA氏は次のように話します。

「LEDヘッドライトは水分を多く含んだみぞれなどの場合に走行しているとレンズカバーに付着し、ヘッドライト自体の光量が減少することがあります。

 とくに、デザイン上でヘッドライトに雪が積りやすい場合には、そのまま雪が凍りつくこともあります。

 車種によってはヘッドライトウォッシャーを搭載しているものもあり、その場合は、それを作動させることで付着した雪を取り除くことができます。

 そのような機能が無い場合には、市販のドラミラーやガラス用の解氷スプレーなどでコーティングしておくことで雪が付着することを防ぐことが出来ます」

※ ※ ※

 なお、ヘッドライトウォッシャーが搭載されている場合でもウォッシャー液が寒冷地用になっていない場合もあるため、冬場にはウォッシャー液の確認をしておくほうがいいでしょう。

■雪が積もらないが強みなはず…薄型LEDが雪で見えず…

 クルマのLED化に続くように、日本全国の信号機もLED化をはじめ、薄型化ならび小型化が進んでいます。

 一般的に信号機を薄型&薄型にするメリットは、信号機自体が軽量になることで強風や積雪、着雪などの自然災害による影響が軽減されることです。

 薄型LED信号機についてメーカーは「豪雪地帯の積雪・着雪対策として凹凸の無い板状の信号灯器を開発した」と説明していました。

 そのほかにも「風に強い」「西日に強い」「施工性が良い」といったメリットが挙げられるようです。

豪雪地帯の積雪・着雪対策として開発された薄型LED信号機豪雪地帯の積雪・着雪対策として開発された薄型LED信号機

 しかし、SNSでは「雪国のLED信号機が雪で見えない」「雪降るとこでLEDはまじ見えない」「フラット型は雪に強いのではなかったの?」という声が見受けられます。

 本来であれば雪に強いことが強みのはずの薄型LED信号機ですが、残念ながら熱量が少ないLEDに雪が付着することの対策が課題となっているようです。

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