レクサスが最上級SUV新型「LX」発表! 14年ぶり全面刷新 レクサス版「ランクル」最上級グレードは1800万円
くるまのニュース / 2022年1月12日 13時30分
レクサスは2022年1月12日、フラッグシップSUV「LX」をフルモデルチェンジし発表しました。
■LX初の4人乗り豪華仕様「エグゼクティブ」も用意
レクサスは2022年1月12日、「LX」をフルモデルチェンジし発表しました。
レクサスLXは、レクサス・ブランドのフラッグシップSUVであり、1996年に北米で発売を開始されてから、これまで世界約50か国で累計約50万台が発売されています。
LXは、2代目モデルまでは海外専売車として展開されていました。そして3代目モデルが海外で2007年に発売された後、日本市場では2015年から導入されています。今回登場する新型LXは4代目となります。
新型LXはラダーフレーム(はしご状骨格)を刷新し、レクサスとして初となる「GA-Fプラットフォーム」を採用。歴代LXが継承してきた高い悪路走破性を確保しつつ、ドライバーの意図に忠実かつリニアな応答を目指すレクサスの掲げる乗り味「レクサス・ドライビング・シグネチャー」を進化させたとしています。
世界初搭載の「バックアンダーフロアビュー」をはじめとしたさまざまな先進機能が搭載されたほか、同じくGA-Fプラットフォームを採用したトヨタ新型「ランドクルーザー」に続き、レクサスとしてはじめて「指紋認証スタートスイッチ」が全車に標準装備されました。
※ ※ ※
新型LXのエクステリアデザインは、フロントピラーをボディ後方へ引くキャブバックワードデザインを採用。レクサスの共通フロントフェイス「スピンドルグリル」は、7組のフローティングバーによる立体形状という新たな表現が用いられています。
インテリアは、運転操作に集中できる新たなコックピット思想「Tazuna Concept」を採用。ステアリングやペダルのレイアウトがより最適化されたほか、12.3インチ(上段)と7インチ(下段)のデュアルディスプレイが装備されたインパネとなりました。
またエンジンを後方配置したことにより車両の前後重心点を最適化したほか、エンジンのダウンサイジング化やアルミルーフの採用などにより約200kgの軽量化および低重心化を実現。
搭載されるエンジンは新採用の3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンで、最高出力415馬力・最大トルク650Nmを発揮します。トランスミッションは10速ATです。WLTCモード燃費は8.0km/L(OFFROADは8.1km/L)となっています。
ボデイサイズは全長5100mm×全幅1990mm×全高1885mm(EXECTIVEは1895mm)、ホイールベースは2850mm、車両重量はグレードにより2540kgから2600kgです。
悪路走破性について、新型LXは対地障害角や最大安定傾斜角(44度)、登坂能力(45度)、最大渡河性能(700mm)は従来型同等としたほか、フロント・サイド・リアの4つのカメラで車両周辺の死角を確認できる「マルチテレインモニター」など、先進機能も用いてオフロード走行をサポート。
アンダーフロアビューに切り替えると、手前で撮影された過去映像を元に、車両床下を透過した映像をドライバーに提供。車両下の状態や前輪の位置、さらに後輪周辺(世界初)の映像も確認することができます。
また、電動パワーステアリング(LX初採用)やボディへの構造用接着剤の採用により素直な応答性を実現したほか、車高調整が可能な「アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション」が、車高の調整だけでなく加減速時・旋回時の安定した車両姿勢実現にも貢献します。
先進装備として、前述の「指紋認証スタートスイッチ」や予防安全装備「レクサス・セーフティ・システム+」を採用しています。
グレードは標準モデルのほか、初の4座仕様で最大48度までリクライニングが可能なリアシートおよび後席専用コンソールを装備する「EXECUTIVE(エグゼクティブ)」、前後デフロックを備え悪路走破性を高めた「OFFROAD(オフロード)」と3グレード展開です。標準/オフロードは2列5人乗り/3列7人乗り、エグゼクティブは2列4人乗りとなります。
車両価格(消費税込)はLX600標準仕様が1250万円、LX600オフロードが1290万円、LX600エグゼクティブが1800万円です。
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