730万円超トヨタ新型「GRMNヤリス」が進化しすぎ!? TASで初公開「ヤリスJr」は豊田社長も感嘆!
くるまのニュース / 2022年1月26日 18時40分
東京オートサロン2022には、トヨタ「GRヤリス」に手を加えたさまざまなカスタムカーが登場しました。それぞれどのようなクルマだったのでしょうか。
■TAS会場で披露された「GRヤリス」カスタムカー
2022年1月14日から16日までの3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで、カスタムカーの祭典「東京オートサロン2022」が開催されました。
このイベントにはトヨタのスポーツカー「GRヤリス」にまつわるクルマも複数登場。いずれも来場者の目を引く存在でしたが、どのようなクルマだったのでしょうか。
GRヤリスは、2019年登場の「GRスープラ」に続くGRモデル第2弾モデルとして、2020年9月に発売されました。GRシリーズを展開するTOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツ活動を通じてクルマを鍛え、人を鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んでいるトヨタのモータースポーツ部門ともいえます。
GRヤリスはモータースポーツ向けに鍛え上げられたモデルですが、今回、オートサロンでトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)が披露したのは、GRヤリスの“究極版”ともいえる「GRMNヤリス」です。
GRMNヤリスは、GRヤリスをベースに、モータースポーツの現場で鍛え上げた技術やパーツを多数投入し、軽量化、ボディ剛性強化を突き詰めることで、究極の軽量スポーツ4WDを追求したフルチューンモデルです。
「モータースポーツの現場で“スピーディに、かつ人に合わせて進化するクルマ”を、お客様にもお届けしたい」というトヨタの豊田章男社長の思いから開発が始まったといいます。
GRヤリスと比べボディ剛性強化や約20kgの軽量化、全高10mm低減による低重心化を実現。ボディサイズは全長3995mm、全幅1815mm、全高1445mm。ホイールベースは2560mmです。
全幅10mm拡大による空力改善を図り、壊しては直すを繰り返し、性能向上させた機械式LSDやクロスギアレシオトランスミッションとローファイナルギヤのセットを採用しています。
さらに、スポット溶接打点数を545点増加し、構造用接着材を12m長く塗布することによりボディ剛性を強化し、サーキット走行での大幅なタイム向上に寄与しています。
なお、GRMNヤリスは500台限定で2022年夏頃に発売。車両価格(消費税込)は、GRヤリスの2倍から3倍ほどする731万7000円から837万8764円です。
※ ※ ※
HKSは、トヨタ「GR86」のカスタムモデル2台とともに、「HKSレーシングパフォーマーGRヤリス」「HKSドライビングパフォーマーGRヤリス」を展示しました。
HKSレーシングパフォーマーGRヤリスは、マフラー、クラッチ、サスペンションなどをHKSパーツに換装。
コンセプトは「世界で勝つためにうまれたGRヤリスを様々なステージで最高の走りができるようセットアップ。この車両からストリート向けパーツへもノウハウをフィードバック」するというものです。
HKSドライビングパフォーマーGRヤリスのコンセプトは「ノーマルでも高いポテンシャルを誇るGRヤリスをベースにサスペンション、排気系、冷却系、制御系などをブラッシュアップ。より走る楽しさを味わえる車両に仕上げました」としています。
同車はトヨタのG16E-GTS型エンジンに対し、吸気系はコールドエアインテークとスーパーSQV IV、冷却系はRタイプインタークーラーとSタイプオイルクーラー、制御系はECV7とF-CON ISサブコントロールシステムを組み合わせています。
マフラーやエアロパーツ、サスペンションもHKSのパーツで設定され、ボディはブラックをベースにまとめられています。
なお、GRヤリスではありませんが、HKSが出展した「HKSレーシングパフォーマーGR86」は、東京国際カスタムカーコンテスト2022のコンセプトカー部門で優秀賞を受賞しています。
■豊田社長のお墨付き!? ちょっと小さい「ヤリスJr」も披露
オートサロンの広い会場には、本家GRヤリスよりひと回り小さい「ヤリスJr」の姿もありました。
トヨタ「iQ」をベースとした「ヤリスJr」
これは埼玉自動車大学校(埼玉県伊奈町)が出展したクルマで、トヨタのコンパクトカー「iQ」をベースにしています。
フロントマスクとリアはGRヤリスと同様のデザインに。外装のカラーリングも、GRヤリスの「エモーショナルレッドII」を再現し、カーボン風にラッピングされたボンネットと相まって、スポーティな雰囲気がアピールされています。
しかし変わったのは外観だけではありません。
「走れるカスタムカー」をコンセプトにしたということもあり、心臓部にも大きく手が加えられました。
本家GRヤリスには1.6リッター直列3気筒ターボエンジンが搭載されていますが、このヤリスJrはカワサキのバイク「ニンジャ」に使用されている1.4リッター4気筒エンジンに換装されました。
さらに、エンジンはリアミッドシップに置かれ、駆動方式もRRへと変更されています。
オートサロンの時点では、ほとんど走らせていないとのことでしたが、今後はサーキットでも走行できるよう各部のチューニングを進めていくといいます。
開催初日の14日には、トヨタの豊田社長が、オートサロンにサプライズで登場。
ヤリスJrも発見し、見るなり「これiQなんだ。顔がヤリスに見えるけど違和感ないね。すごいねこのクルマ。後ろもiQじゃなく全部ヤリスなんだ。形は昔のiQだけどね。いいねぇこれ。RRっていうのもスゴいよね」と出来栄えに感心。
さらに最後にフロントガラスに「モリゾウ」(豊田社長のレーシングドライバーとしての名前)とサインし“お墨付き”をもらう場面も見られました。
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