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日本人の「平均年収500万円」でトヨタ「アルファード」に手が届く? 金ピカ仕様も狙える? 一括&ローンで違う車選びとは

くるまのニュース / 2022年5月11日 10時10分

日本における正社員の平均年収は「約500万円」といわれています。では、年収500万円で買える新車にはどのようなものがあるのでしょうか。

■現金一括なら、ほとんどの軽自動車や国産コンパクトが狙える

 国税庁が行っている民間給与実態統計調査によると、2020年の正規雇用者の平均給与は496万円でした。
 
 クルマ選びには、年収に見合った購入金額と最適なプランを選択する必要があります。では、年収が500万円相当の人が買えるのは、どんなクルマなのでしょうか。

 一般的に、現金一括で新車を購入する際の購入価格の目安は「年収の半分程度」といわれています。

 もちろん、年収以外の資産状況や家族構成などによっても購入できるクルマは大きく変わりますが、無理なく購入し、そして維持していくための目安としてはおおむね妥当な基準といえます。

 この基準を当てはめると年収500万円の人が現金一括でクルマを購入する場合、最大でも250万円程度のクルマがターゲットになるということになります。

 現在新車として販売されているなかでこの金額に当てはまるのは、軽自動車やコンパクトカーがおもなラインナップとなります。

 例えば、トヨタ「ヤリス」であれば最上級グレードの「HYBRID Z」(232万4000円)も十分に狙えます。

 同じくトヨタの「アクア」でも最上級グレードを狙えるほか、「シエンタ」や「ライズ」、「ヤリスクロス」も複数のグレードから選ぶことが可能です。

 また、ハイブリッドにこだわらなければ、「カローラスポーツ」や「カローラクロス」なども検討することはできそうです。

 ほかのメーカーを見ると、日産「ノート」の「S FOUR」(228万8000円)、ホンダ「ヴェゼル」の「G」(227万9200円)、スバル「XV」の「1.6i-L EyeSight」(233万2000円)、マツダ「CX-30」の「20S」(239万2500円)や、あるいはスズキ「スイフト スポーツ」の「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」(214万1700円)などがターゲットとなります。

 さらに、軽自動車であれば、ほとんどすべての車種の最上級グレードが視野に入ってきます。

 このように、500万円程度の年収があれば、ある程度の選択肢のなかから好みに合った車種を選ぶことができそうです。

 その一方で、国産車でも「高級」と名の付く車種や、ほとんどの輸入車は、このラインに収めることは難しそうです。

■残価設定ローンを活用すれば、ハリアーやアルファードも?

 一方、ローンを利用すればどうでしょうか。

 年収500万円の会社員の場合、ボーナスを考慮しなければおよそ42万円が額面給与となり、控除が差し引かれておよそ80%が手取りとすると34万円程度です。

 ローンの月々の支払額は、手取りの20%程度が限度とされているので、月額6万8000円程度が無理なく支払える上限額という計算となります。

 このことから、3年ローン(36回)であれば244万8000円、5年ローン(60回)であれば408万円が、金利も含めた支払い額の上限となります。

 ただし、実際にはオプション費用が上乗せされるほか、金利も発生します。それらを踏まえると、「アルファード」のエントリーグレード「X」(359万7000円)が頭金なしの5年ローンの場合、月額5万9950円の支払いとなるため、検討できる最大のラインとなりそうです。

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 また、残価設定ローンを利用する方法もあります。

 残価設定ローンとは、契約期間(おおむね3年から7年)が終了した際に残っている価値(残価)を、契約時にディーラー側が保証し、残価以外の金額をユーザーが分割返済する形のローンのことです。

 本体価格における残価の割合を残価率と呼び、3年で50%程度、5年で35%程度が目安となります。残価率は数か月単位で更新がおこなわれるため、契約時にしっかり確認することが重要です。

 前述したように、年収500万円の人が月々無理なく支払える額が6万8000円だとすると、残価率50%のクルマであれば、3年ローン(36回払い)なら489万6000円、5年ローン(60回払い)なら816万円程度のクルマも検討することができます。

 ただし、残価設定ローンは通常のローンに比べて金利が高い傾向があるうえ、金利は車両価格全体に対して発生するため、通常のローンに比べて総支払額はかなり高くなる傾向があります。

 さらには、月間走行距離に制限があったり、契約期間終了後には返却、もしくは再ローンおよび現金精算をしなければならないといった注意点もあります。

 しかし、残価設定ローンを利用すると、3年後の残価率が55%と比較的高めに設定されているトヨタ「ハリアー」の「HYBRID G」(400万円)の、3年ローンでの月々の支払額は約6万1000円ほどとなり、なんとか狙うことができそうです。

 そして、同じ条件で5年ローンであれば、アルファードの上級グレードなども視野に入ってきます。

 アルファードの「HYBRID SR “C”パッケージ」(572万円)の残価率は55%程度ですが、5年ローンの場合、月々の支払額は5万2000円ほどとなります。

 この金額なら、高価なオプションを設定したとしても、無理なく支払えるラインにおさまりそうです。

※ ※ ※

 今回紹介したシミュレーションはあくまで一例であり、実際には個々人の状況により大きく異なります。また、通常のローンも残価設定ローンも、一定のリスクがあります。

 一方で、それらのリスクをしっかりと理解したうえで検討すれば、選択肢が大きく広がる可能性もあります。

 今回紹介した内容を参考に、それぞれのライフスタイルにあった購入プランを選びましょう。

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