1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「停止線からはみ出すぎ!」意外と多い!? 白線のどの位置で止まるのが正解? 横断歩道またぐのも違反に!?

くるまのニュース / 2022年6月3日 9時10分

交差点や横断歩道などには白い停止線が引かれていますが、クルマはどの位置で停止すると良いのでしょうか。

■「直前」ってどの位置? 停止線での正しい停止位置とは

 クルマを運転する際、「止まれ」の標識や停止線のある場所では一時停止をしなければなりません。

 では具体的に、一時停止の指示のある場所ではどこで停止するのが良いのでしょうか。

 交差点や横断歩道のある道路には、一時停止の標識のほか停止線が引かれており、クルマは白線の前で停止する必要があります。

 しかし、なかには白線から大きくはみ出していたり、横断歩道をふさぐクルマも見られます。

 SNSでも「交差点の白線過ぎて止まる人多いな〜」「白線からはみ出すぎ!」といったドライバーの投稿も見られます。

 道路交通法は、一時停止について第43条で次のように定めています。

「車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)で一時停止しなければならない」

 条文では「停止線の直前」で一時停止することとしているものの、停止線のどのくらい手前なのか具体的な数値は明記されていません。

 ではどのあたりで停止するのが良いのでしょうか。

 これについて、都内警察署の交通課担当者は、「停止線の停止位置は、前輪ではなくクルマのフロントバンパーが停止線より前にあるのが正しいです」と話します。

 前輪が停止線まで来てしまうことで、車体の先端部分であるフロントバンパーは停止線の真上か停止線を越えてしまうため、バンパー部分が停止線より手前になるように計算して止めるのが正しい停止位置といえます。

 では、停止線からはみ出していたり、横断歩道をまたいで停止した場合、交通違反の取り締まり対象となるのでしょうか。前出の担当者は以下のように話します。

「停止線からはみ出して停止するというのは基本的に良くないですが、交通違反の取り締まりをおこなうかというと状況によって異なります。一時停止の場所では、あくまで停止していることが重要です。

 このため、徐行ではなく3秒ほど停止して左右の安全をきちんと確認することが大切です」

 一時停止の標識や停止線のある場所で一時停止しなかった場合、指定場所一時不停止等の違反となり、違反点数は2点が加点され、反則金は普通車の場合7000円が課される場合があります。

 一時停止の必要のある場所は、対向車や自転車、歩行者など交通量が多い場所といえるため、周囲の安全が十分に確認できるようしっかり停止しましょう。

※ ※ ※

 停止線の前で停止するコツについて、前出の担当者は「車体から見て線がギリギリ見えるか見えないかぐらいに停止すると良いと思います」と話します。

 正しい位置で停止しないと道路交通法違反となるだけでなく、安全確認が疎かになり、大事故を引き起こしてしまう危険性もあります。

 十分な安全確認をおこなうためにも、停止線の直前では正しく停止し、安全運転を心がけましょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください