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ついにホンダの「新型SUV」発売! 斬新グリル採用の新型「HR-V」を米国投入! 新型ZR-Vとヴェゼルは何が違うのか

くるまのニュース / 2022年6月9日 10時10分

米国ホンダは、新型SUV「HR-V」の詳細を明らかにするとともに、6月上旬から発売するとしています。

■新型「HR-V(ZR-V)」とヴェゼルの違いはいかに?

 2022年6月8日に米国ホンダは、新型SUV「HR-V」の詳細を明らかにしました。なお、発売は6月7日から開始しています。
 
 日本でも新型HR-Vの日本版として新型「ZR-V」が発売されることが明らかになっていますが、日本で人気の「ヴェゼル」とはどのような違いがあるのでしょうか。

 HR-Vは「ヴェゼル」の海外車名として知られており、初代、2代目とそれぞれの国や地域で販売されています。

 ヴェゼル(HR-V)はこれまで「フィット」のプラットフォームやメカニズムを用いて開発されていました。

 日本や欧州、アジアで販売されている現行モデルも同様ですが、今回新たに北米で発表された新型HR-Vでは、11代目「シビック」をベースに開発され独自の進化を遂げています。

 なお、日本や欧州、中国では北米の新型HR-Vを新型「ZR-V」として発売することが明らかになっています。

 ミドルサイズSUV「CR-V」が2022年8月に生産終了となり、今後のホンダの日本市場におけるSUVラインナップはヴェゼルとZR-Vの2台となりますが、両車にはどのような違いがあるのでしょうか。先行して詳細が明らかになった新型HR-V(北米仕様/以下新型HR-V)をもとに見ていきます。

 新型HR-Vのエクステリアデザインは、伸びたボンネットからリアフェンダーの膨らみに続く水平方向の低いベルトラインなど力強い印象を与えているうえに、リアオーバーハング(車軸から後ろの部分)は比較的長く、荷室の積載性をエクステリアからも想像させます。

 フロントフェイスはこれまでのホンダとは異なるデザインとなっており、左右ヘッドライトに対し一段低く、前に突き出した位置に大きな開口部を持つフロントグリルの両脇にエアカーテンインテールを採用することでワイルド感を演出。

 さらにフロントバンパーからフロントホイール周辺に空気を送り込んで、空力効率を向上させました。

 ボディサイズは、全長179.8インチ(約4567mm)×全幅72.4インチ(約1839mm)×全高63.4インチ(約1610mm)-63.8インチ(約1620mm)となっています。

 インテリアは、11代目シビックから導入された「シンプル&サムシング」を採用することで、広々とした室内空間やドアミラー位置の改良などにより視認性が向上。

 さらに、11代目シビック同様にダッシュボードを横切って伸びるメタルハニカムメッシュが特徴的で、オーディオやインフォメーションディスプレイ、クライメートコントロールの間の視覚的な境界線を作り出すほか、エアコン吹き出し口を隠す役割もあるといいます。

 また、荷室は大きな荷物や重い荷物も積み込みやすくなっています。加えて、6:4分割リアシートバックを折りたたむとフラットなフロアが広がります。

 一方でヴェゼルのエクステリアのデザインは、クーペライクなプロポーションを際立たせた「スリーク&ロングキャビン」を採用するほか、サイドのラインを前後に貫いた水平基調のデザインが特徴的。ボディサイズ(日本仕様)は全長4330mm×全幅1790mm×全高1580-1590mmです。

 シャープなヘッドライトデザインに加えて、ボディ同色の個性的なルーバーグリルを採用することで精悍さと力強さを兼ね備えました。

 リアデザインは、横一文字に光るリアコンビネーションランプが洗練された印象を与えています。

 インテリアは、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)に基づき、オーソドックスだった従来モデルから一転して新型ヴェゼルは洗練されたデザインへと進化。

 運転時の視界に入りやすい位置にメーターやオーディオパネルを配置。さらに、着座位置を崩さずに自然に手が届く場所にスイッチ類を設置することで、スムーズな運転動作が可能となっています。

 そのほか、後席の座面を跳ね上げることで高さのある荷物が積載出来る「トール・モード(チップアップシート)」や、後席を「6:4分割可倒式」を採用しているほか、後席を倒すとフラットになるため、長尺の積載や車中泊などが可能となります。

■動力性能は? 価格は? HR-V/ZR-Vとヴェゼルの違い

 北米で発売される新型HR-Vのパワートレインは、最高出力158hp、最大トルク138lb.ft.を発生する2リッターエンジンとCVTが組み合わせています。

 駆動方式はFWDとAWDを用意。AWDは「インテリジェントコントロール付きリアルタイムAWD」を搭載し、滑りやすい雪道でのトラクションコントロールを向上させるため、エンジントルクを後輪に多く送るようにチューニングが施されています。

 ドライブモードは、ノーマル、エコに加え、新たにスノーモードが設定され、さまざまなシチュエーションに対応可能です。

 なお、日本の新型ZR-Vでは、ガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)がラインナップされることがアナウンスされています。

ホンダ新型「ヴェゼル」は日本市場で好調な販売となっているが、新型「HR-V」が投入されると影響はあるのか?ホンダ新型「ヴェゼル」は日本市場で好調な販売となっているが、新型「HR-V」が投入されると影響はあるのか?

 一方のヴェゼルは、1.5リッターガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」と、1.5リッターガソリンエンジンの2種類を用意。駆動方式は2WD/4WDが設定されました。

 e:HEV仕様は、クルマの走行状況にあわせてEVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードの3つの走行モードから最適なモードに自動で切り替えます。

 さらに、ドライバーが求める加速感に応じて「NORMALモード」「SPORTモード」「ECONモード」の3つのドライブモードを自身で選択できるほか、減速セレクターによって減速度を4段階から調整可能です。

 今回は、新型HR-V(北米仕様)とヴェゼル(日本仕様)の比較となりましたが、日本市場に近しいサイズのSUVをラインナップする背景について、開発責任者の小野修一氏は次のように語っています。

「ご存じのように、国内外を問わずSUV市場は群雄割拠の時代です。

 ほとんどの大手自動車メーカーがSUVを出しており、各社とも販売の主力モデルに位置付けています。欧州のスポーツカーメーカーでさえ、SUVを取りそろえているのが昨今の状況です。

 現在、ホンダにもCR-V、ヴェゼルのふたつのSUVがあり、どちらも世界的な人気を博しています。

 ただCR-Vが年々大型化していったことで、ヴェゼルとのサイズ差がより広がりました。

 ホンダとしてはその間のSUVが無いことへの懸念もあり、また市場のニーズも強く感じていたので、機種開発担当としては『これは我々が応えないといけない』という思いを持って開発に向き合いました。

 2022年春に北米・中国で発表されたホンダの新型HR-V/ZR-Vは、CR-Vとヴェゼルのちょうど中間サイズに位置しながら、従来のSUVとは一線を画する、新しい価値を持ったクルマとして誕生しました」

※ ※ ※

 新型HR-V(北米仕様)の価格は2万3650ドルから2万8950ドル(約314万円から約385万円)となっています。

 日本市場での新型ZR-Vに関して詳細情報は出ていないものの、2022年内に発売を予定しており、今後はヴェゼルと異なるスタイリッシュなSUVへの関心が高まりそうです。

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