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「エアコン効いてないかも?」 夏前に必ず確認したい「カーエアコン」 故障を見極める方法とは

くるまのニュース / 2022年6月21日 14時10分

毎年6月になれば、気温が上がり暑さを感じる季節になってきます。夏を目前に控え、カーエアコンを使用する機会も増えてきています。そんなカーエアコンですが「冷たい風が出てこない」「車内がなかなか冷えない」など「故障?」と不安になることもあるかもしれません。カーエアコンの故障を確認する方法はあるのでしょうか。

■クルマのエアコンが故障!? 確認方法は?

 梅雨から初夏に掛けて、平均気温が上がってきます。そうしたなかで車内を快適にするためにもカーエアコンを使用する機会も増えてきました。
 
 そんなカーエアコンですが、「冷たい風が出てこない」「車内がなかなか冷えない」など「もしかして故障?」と不安になることもあるかもしれません。
 
 カーエアコンが本当に故障してしまっているのかどうか、確認する方法はあるのでしょうか。

 故障を疑う前に確認する必要があるのが「A/C」スイッチです。

「A/C」スイッチはエアコンと送風モードの切り替えをおこなうスイッチなので、送風モードにあたる“オフ”になっていた場合、そもそもエアコンは作動していません。

 よって故障を疑う前には、まず最初に「A/C」スイッチがオフになっていないか確認してみましょう。

 では、「A/C」スイッチがオンの状態でエアコンが効いていないと感じた場合に考えられるエアコンの故障の原因と、その確認方法には、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

 カー用品を取り扱っているオートバックス広報担当者は「現在販売されているクルマではあまり見られませんが、エアコンのガス漏れは故障の原因のひとつです。ガス漏れすることによってエアコンの空気が冷えなくなることがあります」といいます。

 エアコンガスとは、冷風を生成するのに欠かせない物質となっており、ガスの液体が気体になる際に周囲の熱を奪うことによって、吹き出し口から出る冷たい空気をつくっています。

 なお、前出の担当者は、エアコンガスの漏れについて以下のように説明を続けます。

「エアコンのガス漏れは、くだ(ガスの通り道)に穴が空いていることも考えられ、毎年当店を訪れてガスを注入する人も見られます。

 しかし、くだに穴が空いたままだと結局ガスは漏れてしまいます。そのため部品交換をしていただくといった、根本的な修理をおこなう必要があります」

 ガスが不足しているかどうかは、エンジンルームのなかにエアコンガス用の覗き窓(サイトグラス)があれば、その場で簡易的に確認できます。

 エアコンが動いているときに、泡が白く濁っている状態ならガス不足で、透明で大きな泡が浮いている状態ならガス詰まりの可能性があります。

 なお、エアコンガスですが、補充周期は約8年ほどとなっており、ガスを補充してから5年未満などの短い期間でカーエアコンの効きが悪くなったのであれば、どこかからガスが漏れている可能性が考えられます。

■まだエアコンが効かない? 考えられるのは「コンプレッサーの故障」も

 また、オートバックス広報担当者によると、「エアコンのコンプレッサーも故障の可能性があるパーツのひとつ」だといい、次のように続けます。

「コンプレッサーの故障によって、冷風が出づらいということがあります。

 コンプレッサー自体の劣化による故障はもちろん、エアコンフィルターにゴミやちりが詰まってる可能性もあるため、定期的にフィルター部分の交換を勧めています」

 コンプレッサーは、カーエアコンにおいてなくてはならないパーツのひとつで、気化したエアコンガスを圧縮するという役割を担っています。

 故障かどうかの確認方法は、エンジンを始動した際、コンプレッサーの位置が正しければ「カチッ」という音がするため、それが聞こえるかどうかで判断できるといいます。

エアコンコンプレッサーの異音はエンジンルーム内で聞くことができるエアコンコンプレッサーの異音はエンジンルーム内で聞くことができる

 また、コンプレッサー内部に損傷がある場合には、エンジン付近から異音が聞こえる場合があります。

 故障を放置しておくと損傷がひどくなり、修理する範囲や代金も、当初に比べて高くつく可能性があるので、違和感を感じたらすぐに対応するのが良さそうです。

 カーエアコンの故障には、「エアコンガスの不足や漏れ」と「コンプレッサーが壊れている」といった要因が関係しています。

※ ※ ※

 カーエアコンが故障した際に修理できる場所は、ディーラーやオートバックスといったカー用品店、電装サービス業者などが挙げられます。

 ディーラーなどの、エアコンガスの補充やエアコン本体の修理など保証は新車購入時から約3年のケースが多いため、購入から3年未満のクルマはディーラー修理が良さそうです。

 なお、オートバックスでは、2022年6月時点ですでにエアコンの故障に関する問い合わせがあるといい、とくに年式の古いクルマのオーナーから連絡が多いといいます。

 現状でエアコンが効きにくいなど、違和感を感じている場合には、夏場に備えて早めに検査・修理するのが良いでしょう。

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