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全体の約5%! 希少価値の高い「激レアナンバープレート」とは “時を越えた”車に多い?

くるまのニュース / 2022年7月11日 14時10分

クルマに取り付けられているナンバープレートのなかには希少価値の高いものが存在するといいます。どういったものなのでしょうか。

■全体の5%? 「レア」なナンバープレートとは

 クルマには必ず取り付けられているナンバープレートですが、その中にも「レア」なナンバーがあるといいます。どういったものなのでしょうか。

 クルマのナンバープレートは、取り付けることが義務付けられています。これは道路運送車両法施行規則第8条の2に規定があります。

 ナンバープレートには、「名古屋」「品川」などの使用の本拠地のほか、ひらがなの「事業用判別文字」、4桁の数字が記載された「一連指定番号」など、さまざまな情報が記載されています。

 また、右上には「分類番号」と呼ばれる数字が記載されています。これは、種別・用途によって異なる数字が割り振られており、数字の1桁目を見ると、そのクルマの大きさや用途が分かるようになっています。

 普通貨物自動車の場合は「1」、普通乗合自動車は「2」、普通乗用自動車は「3」、小型貨物自動車は「4」「6」、小型乗用自動車と乗合自動車は「5」「7」です。

 また特種用途自動車は「8」、大型特殊自動車は「9」。建設機械に該当する大型特殊自動車は「0」から始まる数字となります。この分類番号は、現在では「300」など3桁であることが一般的です。

 そんななか、街中では「品川33」「岐阜55」など、分類番号が2桁のナンバープレート、いわゆる「2桁ナンバー」が存在するといいます。

 国土交通省の資料によると、1951年に道路運送車両法によるクルマの登録制度が確立され、この頃は分類番号が1桁の時代でした。

 その後、1967年には普通・小型自動車が、1973年には分類番号が2桁に。

 1999年には普通・小型自動車、2005年に軽自動車それぞれに希望番号制が開始され、分類番号は3桁へと変化します。

 このように、2桁ナンバーは1999年以前の約30年間の間にクルマを取得したドライバーのみ所有できることから希少価値の高いナンバーといえます。

 この期間に登録されたクルマは、長年乗り継がれているクルマが多いことから、SNSでは度々「2桁ナンバーだ」「渋いな」といった声が見られており、時代を感じるクルマの場合が多いといえます。

 一般財団法人自動車検査登録情報協会の資料によると、2021年3月までに登録されている乗用車の台数は、3928万408台ですが、そのうち、分類番号が2桁だった1999年以前に登録されているクルマは、1998年では24万3718台。

 1994年では16万5078台、1992年3月以前まででは74万3446台と、計200万台余りとなり、全体で見ても割合は約5%と希少価値が高いといえるでしょう。

 この2桁ナンバーは、所有者変更や住所変更などでナンバープレートを変更する場合は、分類番号が3桁のナンバープレートが交付されるため、新たに2桁のナンバーを取得することはできません。

 また廃車やナンバープレートの変更によって減少傾向にあるため、今後より「レア」なナンバーになっていくといえるでしょう。

※ ※ ※

 また従来は分類番号が使用されているのは数字のみでしたが、希望ナンバー制度によって人気のある数字が枯渇し始めたため、2018年からは分類番号の下2桁にアルファベットが導入されることとなりました。

 このように、ナンバープレートは、分類番号が2桁から3桁へ、数字のみからアルファベットも導入されるなど時代に合わせて変化してきています。

 走っているクルマに注目してみると、これから増えてくるナンバー、減っていくナンバーなど、レアなナンバーが見つけられるかもしれません。

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