約4600万円のド迫力「超高級SUV」世界初公開！ ワイドボディ採用「カリナン エンペラー」ロールスを激チューン

2022年7月12日ドイツの「DMC」は、同社の公式ホームページで4000万円を超える超高級SUVロールスロイス「カリナン」のカスタマイズモデルを発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。

■ドイツのカスタムショップが作る4000万円を超える超高級SUVのカスタムモデル

　2022年7月12日にドイツのカスタムショップ「DMC」は、同社の公式ホームページで4000万円を超える超高級SUVロールスロイス「カリナン」のカスタマイズモデル「カリナン エンペラー ワイドボディ」を発表しました。

　DMCは、ドイツ ラティーゲンに本拠を置く、ランボルギーニやフェラーリなど高級車を主にベース車両としてカスタマイズをおこなう2009年創業のカスタムショップ。

　カリナンはイギリスの高級自動車メーカーである「ロールスロイスモーターカーズ」より2018年5月に発表された同社初のSUV。現在日本では4000万円を超える価格で販売されております。

　今回発表されたカリナン エンペラー ワイドボディは、ベース車両のカリナンにエアロパーツの装着とエンジンチューニングを行ったカスタマイズモデルです。

　エクステリアはフロントボンネットとグリルフレームをカーボン化する他、フェンダーにはカーボンのホイールアーチを増設、カリナンの2000mmある全幅をさらに左右40mmずつ延長。リアにもカーボンのルーフウィングスポイラーとトランクウィングスポイラーが設置されています。

　ホイールには、DMCのために特別にデザインされ、カナダのPUR Wheelsが製造した24インチのマルチスポークホイールを使用。

　このホイールは特殊なアルミニウム合金を使用したこの軽量鍛造ホイールは、高速走行だけでなく高負荷にも耐えることができます。

　カリナン エンペラー ワイドボディはパワートレインもチューンナップされており、EMS（エンジンマネジメントシステム）とスポーツエグゾーストを換装。

　標準モデルの最高出力571馬力を発揮するV型12気筒エンジンは615馬力にアップ、最大トルクも標準モデルの850Nmから955Nmに上昇しています。

　これにより、0-100km/h加速は4.9秒に短縮。最高時速は282km/hに達します。

　インテリアは、チェリーレッドカラーのレザーに張り替えられ、シートとフロアマットには、DMCのロゴが刺繍され、アクセントになっています。

　価格は、エクステリアパーツの価格が公開されており、フロントボンネットが1万490ドル（約144万円）から、グリルフレームが4790ドル（約66万円）から、ルーフウィングスポイラーが4290ドル（約59万円）から。

　トランクウィングスポイラーが2490ドル（約34万円）から、ホイールアーチが1万9990ドル（約276万円）からとなっており、すべて取り付けると最低でも約579万円かかることになります。

　これらのパーツ代には工賃などが含まれていないため、最終的には5000万円近くになると予想されます。