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HKSとゴルフ用シャフトメーカー「グラファイトデザイン」が異色のコラボ! “しなり”を生かしたGRスープラ用カーボンブレースとはどんなもの?

くるまのニュース / 2022年8月2日 19時40分

HKSとグラファイトデザインがコラボし、カーボン素材を使用したブレースバーが登場。クルマのパーツにゴルフシャフトで培った技術が投入されました。

■クルマの「走り」にゴルフシャフトの技術…?

 自動車用アフターパーツメーカーのHKSは、ゴルフのカーボンシャフトメーカーであるグラファイトデザインとのコラボレーションで、「GRスープラ」用カーボンブレースを開発、「HKS CARBON BRACE GR SUPRA A9# FULL SET」として2022年7月15日に発売しました。

「ブレース」とはクルマのボディ剛性を補強するパーツで、これを装着する事によりハンドリングがリニアに反応するなどの効果を得られるものですが、その反面乗り心地は悪化するのが一般的でした。走行性能の向上と乗り心地の両立を図るには、高い強度と程よいしなりが必要であり、そこで着目したのが、ゴルフクラブにも使用される高品質のカーボンシャフトというわけです。

 グラファイトデザインは、国内ツアープロの多くも使用する、1984年創業の老舗ゴルフシャフトメーカーです。特にカーボン繊維を使用したシャフトについては、「日本が誇る高品質素材を使い、高い品質と信頼性から業界でのリーディングカンパニーとしての地位を築いている」(資料より)といいます。

 HKSはそのグラファイトデザインとの共同企画により、日本製の高品質カーボン素材を使用した、独自のしなりを生み出し走行性能の向上と乗り心地を両立するブレースバーを開発、GRスープラ用として発売するに至りました。2020年5月発売のDB02型スープラに装着されている純正フロントストラットブレースと比較し、捩じれ強度は150%以上、曲げについては荷重を70%以下に抑えしならせるとのことです。

 その効果について、試作品のテストに参加したレーシングドライバーの織戸学選手は、「いろいろなパターンでテストしたが、びっくりするくらいフィーリングの差が出た。実際にハンドリングやトラクション性能、ABSの入り方も変わる」「マイルドなしなりのため、乗っていて体感がしっかりできる。効果は抜群」と話します。

 また、グラファイトデザイン営業本部の越澤友一さんは「ゴルフシャフト製造30年以上におよぶ歴史の中で培った(カーボンパイプの)積層設計の考え方やノウハウで以て、使用用途に応じた最適なものをデザインし、こだわった材料を含めて提供することができました」としています。

「HKS CARBON BRACE GR SUPRA A9# FULL SET」が適合する型式は、2019年5月17日発売のDB42(RZ)、DB22(SZ-R)、DB82(SZ)および、2020年4月発売のDB02(RZ)、DB22(SZ-R)、DB82(SZ)。フロントカーボンブレース(左右各1本、計2本)、リヤカーボンブレース(1本)および取付けプラケットなどが付属し、一式で23万1000円(税込)となっています。

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