マツダ「新型2ドアスポーツカー」登場なるか! 「次期型RX-7」思わせるリトラライト&2ドアモデルの市販化が“前進中”!? 期待高まる「ICONIC SP」とは
くるまのニュース / 2024年2月27日 12時30分
マツダはロータリーエンジンの開発を加速させると発表していますが、新たなスポーツモデルの登場にも期待されます。登場するのであれば、どのようなモデルになるのでしょうか。
■マツダ「ロータリーエンジン」 新時代の起爆剤になるか
マツダは2024年2月1日に、新時代に適合したロータリーエンジン(RE)の研究開発を加速させると発表しました。
すでに「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」が新たなRE搭載モデルとして販売されていますが、新たにスポーツモデルの投入にも大きな期待が寄せられています。
REは1967年に登場したスポーツクーペ「コスモスポーツ」に初めて搭載されたエンジンです。
おにぎりのような形状を持つ「ローター」を回転させることで動力を発生させる仕組みで、小型かつ軽量であり、高出力や高い静粛性、構造がシンプルという特徴があります。
一方で、実用化は非常に難しく、唯一成功したのがマツダ(当時は東洋工業)でした。以来、スポーツモデル「サバンナ」や上級モデル「カペラ」「ルーチェ」に加えて「ファミリア」などの一般的なモデルにも搭載されました。
国産スポーツカーの代表的モデル「RX-7」にも搭載されたほか、耐久レースを代表するル・マン24時間レースでは、1991年にRE搭載の「787B」が日本勢初優勝を飾るなど、その性能や技術が評価されてきました。
一方、2012年6月に4ドアスポーツカー「RX-8」の生産が終了。REの生産も停止していました。
そうしたなか、2023年1月にはコンパクトSUV「MX-30」のプラグインハイブリッドモデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」が世界初公開。発電用としてREが搭載され、11年ぶりに生産を再開します。
日本や欧州での展開が開始となり、こうして市場にRE車が復活を果たしたのです。
さらに、2023年10月に開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023」ではロータリーエンジンを搭載する2ドアスポーツカーのコンセプトモデル「ICONIC SP(アイコニックSP)」が世界初公開されました。
マツダによれば、アイコニックSPは「企業理念である『前向きに今日を生きる人の輪を広げる』を具現化し、人々の中にある『クルマが好き』という気持ちに応えた未来の提案」だとしています。
最大の特徴はパワートレインで、マツダ独自のRE技術を用いたプラグインハイブリッドシステム「2ローターRotary-EVシステム」を搭載し、最大出力370馬力を発揮。
大容量のバッテリーを搭載しつつも、車両重量を1450kgに抑え、前後重量配分も理想とされる50:50に近づけることで、高い走行性能を実現しています。
ボディサイズは全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mm、ホイールベース2590mmとコンパクトなサイズを持ちます。
デザインはマツダ車共通の最新デザイン「魂動デザイン」を採用しつつも、往年の名車の意匠が随所に取り入れられました。
特にフロントはRX-7や初代「ロードスター」(ユーノスロードスター・NA型)などのようなリトラクタブル式を装備したほか、ボディサイドはグラマラスなラインやドア周辺部の処理が、3代目RX-7(FD3S型)を想起させるクラシカルな仕上がりです。
ジャパンモビリティショー2023での初公開時は、名車の面影を残すデザインやRE搭載という点で多くのスポーツカーファンからの注目を浴び、一部では「RX-7の再来」「ロータリースポーツカーの復活」などと大きな話題になりました。
その後、名古屋、大阪、福岡、札幌で開催された各モビリティショーにおいても登場するなど存在感を高めています。
そして、2024年1月開催のカスタムカーショー「東京オートサロン2024」において、マツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠 勝弘氏は報道発表の場で、以下のように話しています。
「アイコニックSPに対し、極めて大きな反響、そして熱烈な声をいただき、我々も感激しました。
そこでなんとか(市販化を)実現できるように、まずロータリー開発部門のスタートを切りました。
これはまだまだ解決しなければならない技術的な課題があり、ハードルも物凄く高いです。
しかしマツダが得意とするあくなき挑戦精神で立ち向かってみようと、現在社内の奮起を期待しているところです」
アイコニックSPの市販化を目指しているとする説明に加え、2月1日付けでマツダ社内のパワートレイン開発本部パワートレイン技術開発部に「RE開発グループ」が復活。
発電機用エンジンとしてREの継続的な進化が明言されるとともに、アイコニックSPの登場についても、ますます期待したいところです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
マツダの「新型2ドアスポーツカー」に期待高まる! 「次期型RX-7」なロータリーエンジン搭載×流麗デザインがカッコイイ! 「アイコニック エスピー」何が魅力なのか
くるまのニュース / 2024年8月30日 15時10分
-
ホンダが新型「プレリュード」発売へ! スズキ・マツダも「新型スポーツカー」続々投入!? どんなモデルが登場する?
くるまのニュース / 2024年8月18日 14時10分
-
マツダ「アイコニックSP」市販化へ! リトラライト&ロータリーエンジン搭載「スポーツカー」は400万円前後であるべき? 価格にさまざまな意見も
くるまのニュース / 2024年8月17日 11時10分
-
“11年ぶり”復活! マツダ「ロータリー搭載車」に大反響! 「スポーツカー」風な流麗ボディ&“画期的なユニット”搭載! ガバっと開く“観音開き”な「MX-30」に熱視線!
くるまのニュース / 2024年8月6日 13時10分
-
マツダの次世代スポーツカーはロータリーエンジンで後輪を…
レスポンス / 2024年8月3日 7時0分
ランキング
-
1「脳トレ」より効果的、認知症を防ぐ簡単な習慣 いかに脳の機能をフル回転させるかがカギ
東洋経済オンライン / 2024年8月31日 16時0分
-
2年金をもらいながらパートやアルバイトをするとしたら、いくらまで働いてもいい?
オールアバウト / 2024年8月31日 20時30分
-
3「60万円で移住するワケない」政府の“お嫁に来てね感満載”な移住婚政策、アラサー女性から怒りの声
オールアバウト / 2024年8月31日 20時35分
-
4え、冷凍食品なの?無印良品の「韓国風のり巻き」が専門店みたいな美味しさ
女子SPA! / 2024年8月31日 8時44分
-
5ユニクロ新作の「コーデュロイスコート」が激かわ。大人でも穿きやすい、絶妙なミニ丈のアイテムって超貴重!
isuta / 2024年8月31日 16時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください