豊昇龍、復調目指し精力的 明生らと17番「まだ硬い」

稽古で汗を流した豊昇龍＝31日、東京都台東区の立浪部屋

　先場所を途中休場し、秋場所（9月8日初日・両国国技館）での復調を目指す大関豊昇龍は31日、東京都台東区の立浪部屋で稽古し、幕内明生らと17番取り、すり足や四股などでも精力的に汗を流した。明生には7勝3敗で「動きが硬い気がする。まだ稽古不足」と満足しなかった。

　先場所は右内転筋を痛めて13日目から休場。完治せず、夏巡業も終盤に加わった。この日は右差しからの出足を残される場面もあったが「初日までの残り期間で調子は合わせられる」と話した。

　体重は5月から7キロ増えて149キロになった。スピードには影響がない様子で「簡単に押されなくなった。いい方向に重くなったと思う」と語った。