震災の発生直後、過酷な検案現場 200人超の死因調べた医師

共同通信 / 2019年3月2日 17時9分

 仙台市の外科医で警察医も務める今野喜郎さん(68)は、東日本大震災の発生直後の約2週間に200人以上の遺体を検案した。「死因究明よりも、身元確認と砂だらけの遺体をきれいにすることを優先せざるを得なかった」と過酷な現場を振り返った。

 今野さんは震災翌日から、宮城県利府町の総合体育館で検案に。次々と遺体が運び込まれ、通常は1人に30~40分かけるが、10~15分で死因を決めざるを得なかった。口の中に泥や砂があれば溺水と判断した。

 遺族の泣き声が響く中、犠牲者に向き合い続け「非常につらくて心の余裕も無かった」。かじかむ手をカイロで温めながら死体検案書を書いた。

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