DNA傷つくと「幹細胞」に変化 コケで発見、基礎生物学研

共同通信 / 2020年8月18日 0時0分

DNAを傷つける前のヒメツリガネゴケ(上)。DNAを薬剤で傷つけた後、1週間育てると葉の一部から新しい芽が生えた(下)(玉田洋介・宇都宮大准教授提供)

 コケ植物の一種「ヒメツリガネゴケ」の葉の細胞は、DNAが傷つくと、さまざまな細胞に変わることができる「幹細胞」へと変化することが分かったと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)や宇都宮大、広島工業大のチームが17日付の英科学誌に発表した。動物と違い移動できない植物が、生存が難しい環境で生き延びるための戦略の一つではないかとみている。

 自然界では低温や紫外線などがDNAを傷つける原因になる。玉田洋介・宇都宮大准教授は「動物では、DNAが傷ついた細胞は死んで排除されるが、ヒメツリガネゴケでは幹細胞になった。予期せぬ発見だ」と話した。

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