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NITE、高齢者の「除雪機」による事故防止対策報告書を公表

共同通信PRワイヤー / 2024年8月30日 10時0分

以下に、デッドマンクラッチを搭載した製品において、各危害シナリオに有効な対策例を掲載します。なお、2023 年(令和 5 年)4 月 1 日以降に生産された車両重量 350kg 以上の製品で実装されている低減策については、その旨を追記しています。


「ひかれ」(死亡)

「ひかれ」の典型的なシナリオは、除雪機を使用して後退中、使用者が転倒して除雪機にひかれた事故です。

以下の対策の組み合わせにより、許容可能なリスクレベルまでリスク低減が可能です。

1. 後進時の速度を小さくする。(2023 年度以降に生産された 350kg 以上の製品で実装。)

2. 後進時非常停止バーを装備する。(2023 年度以降に生産された 350kg 以上の製品で実装。)

3. クローラにひかれ防止用のカバーを装備する。

4. 音による後退の周知で誤操作を防止する。


「巻き込まれ」(死亡)

「巻き込まれ」の典型的なシナリオは、除雪機を使用中、オーガに接触した事故です。

以下の対策の組み合わせにより、許容可能なリスクレベルまでリスク低減が可能です。

1. 回転部にガードを装備する。

2. 人感センサを装備し、接近時に回転を停止する。

3. 使用時には滑りにくい靴を着用する。


「挟まれ」(死亡)

「挟まれ」の典型的なシナリオは、除雪機を使用して後退中、建物と除雪機に挟まれた事故です。

以下の対策の組み合わせにより、許容可能なリスクレベルまでリスク低減が可能です。

1. 後進時の速度を低くする。(2023 年度以降に生産された 350kg 以上の製品で実装。)

2. 後進時非常停止バーを装備する。(2023 年度以降に生産された 350kg 以上の製品で実装。)

3. 挟まれ検知後に前進する機構を装備する。


「手を突っ込む」(重傷)

「手を突っ込む」の典型的なシナリオは、除雪機を使用中、雪が詰まったブロワの雪をかき出そうと回転部に手を入れた事故です。

以下の対策の組み合わせにより、許容可能なリスクレベルまでリスク低減が可能です。

1. 雪詰まりを低減する素材・構造へ変更する。

2. 手を突っ込んでもブロワに触れない構造へ変更する。

3. 雪かき棒を使って雪詰まりを解消するよう徹底する。


 

独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの概要 

NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。

製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202408275443

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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