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排水処理改善と省エネ設備の導入で排水処理にかかるコスト削減を実現

共同通信PRワイヤー / 2024年9月24日 16時20分

排水処理改善と省エネ設備の導入で排水処理にかかるコスト削減を実現

環境と人にやさしい工場運営のモデルケースを目指す


2024年9月24日

三幸製菓株式会社

長瀬産業株式会社


排水処理改善と省エネ設備の導入で排水処理にかかるコスト削減を実現 環境と人にやさしい工場運営のモデルケースを目指す


 三幸製菓株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長: 山下 仁、以下「三幸製菓」)は、環境負荷低減を目的に、同社荒川工場(新潟県村上市長政63-1)に、長瀬産業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上島 宏之、以下「長瀬産業」)が提供する工場排水ソリューションを導入しました。具体的には、ターボブロワ(※1)と汚泥脱水機(※2)の導入、および運転管理方法の最適化によって、導入後1か月で曝気(※3)に係る消費電力の30%以上の削減と脱水ケーキ(※4)の含水率削減・安定化を達成し、排水処理にかかるコスト削減を実現しました。

 長瀬産業は、かねてより三幸製菓の課題であった「工場排水の廃棄物である汚泥の削減」と、「排水設備にかかるエネルギー低減」を解決するため、排水設備の現状調査を行い、2024年7月、ターボブロワおよび汚泥脱水機を荒川工場に導入しました。既存のルーツブロワ5台を同ターボブロワ2台に置き換え、風量を適切な数値に調整したところ、曝気に係る消費電力が従来から30%以上削減されました。省エネ・省スペース・低騒音・低振動化により、現場の作業環境改善においても効果が確認されています。また、汚泥脱水機においては新型に更新入れ替えし、運転時間を短縮しながら処理の最適化を図りました。これまで安定しなかった汚泥含水率を従来の89%程度から80%程度に抑えて維持できるようになり、産業廃棄物として処理する汚泥の量が削減されています。

 長瀬産業は、グループ内に製造機能を有しており、工場運営における環境対応や工場排水処理のノウハウを活かしたソリューションを提供しています。本取り組みは、地域に根差す製造業者として環境負荷軽減に取り組む三幸製菓が、長瀬産業に汚泥処理の改善へ向けた調査・検討を依頼したことからスタートしました。今後は、CO2排出量の削減を見据えたさらなる省電力化を視野に入れ、長期的な運転改善に取り組むとともに、日常的な運転管理やメンテナンスが容易にできる改良にも着手していきます。

 「安全・安心」を経営理念に掲げ、資源や環境の持続可能性を見据えた活動を展開する三幸製菓と、ものづくりの課題を素材(マテリアル)で解決することを目指す長瀬産業は、環境と人にやさしい効率的な工場運営にともに取り組むことで、サステナブル社会の実現へ貢献してまいります。

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