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電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

共同通信PRワイヤー / 2024年12月4日 9時45分

電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

-2024年の世界の広告費成長率予測は6.8%へ上方修正、デジタル広告は60.8%の構成比-


電通グループ(ブランド:「dentsu」、本社:株式会社電通グループ、拠点:東京都港区、代表者:代表執行役 社長 グローバルCEO 五十嵐 博)は、世界56市場から収集したデータに基づき、「世界の広告費成長率予測」の最新値を発表しました。本予測は、毎年2回を基本として改定しており、今回は2024年、2025年、2026年予測の更新と2027年の新規予測を行いました。主要なポイントは次のとおりです。



●2024年の世界の広告費成長率は6.8%を予測、主要市場における成長率上方修正などが寄与

2024年の世界の広告費成長率予測は、前回2024年5月発表の予測から1.8ポイント上方修正の6.8%となり、市場規模は7, 724億米ドル(約116兆円※)となる見通しです。上方修正の主な要因は、主要市場である米国、英国、フランス、ブラジルにおける広告費支出の見通しが改善したためです。また、デジタル広告が二桁成長(10.7%増)に回帰し、全体に占める構成比が60.8%に達することや、世界的なスポーツ及び政治イベントの影響も反映された結果となりました。地域別では、米州(8.0%増)、EMEA(6.1%増)、アジア・パシフィック(日本含む)(5.4%増)となり、市場規模の上位5カ国は2023年と変わらず、米国、中国、日本、英国、ドイツとなる見通しです。


●2025年の世界の広告費成長率は5.9%を予測、世界経済の成長率3.2%を上回る見込み

2025年の世界の広告費成長率予測は5.9%、市場規模は8,177億米ドル(約123兆円※)となる見込みです。引き続きデジタル広告が成長を牽引し、特にリテールメディア(21.9%増)、ペイドサーチ(6.7%増)、ペイドソーシャル(8.7%増)が大きく成長する予測です。また、インダストリー別では、特にファイナンス(6.7%増)、製薬(5.8%増)、旅行・運送(5.5%増)において大きな成長が見込まれます。対前年比では、2024年に寄与した大型イベントが予定されていないため、成長率は減少しますが、依然として世界経済の成長率を上回る見込みです。



●2026年、2027年も堅調な成長を予測、アルゴリズム主導の広告が成長を大きく牽引

2026年の世界の広告市場は、5.9%増の8,662億米ドル(約130兆円※)を予測しています。また、2027年も同様に5.8%増となる堅調な成長を見込み、市場規模は9,160億米ドル(約137兆円※)になる見通しです。なお、総広告費に占めるアルゴリズム主導の広告の割合は、2024年には59.5%、そして2027年には79.0%にも達する見通しであり、今後のメディア戦略に大きな影響を与え、市場の成長を大きく牽引します。

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