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Quobly、大規模量子コンピューティング・ソリューション向け量子プロセッサ製造を加速するため、STマイクロエレクトロニクスと戦略的協業を開始

共同通信PRワイヤー / 2024年12月13日 10時13分


QuoblyのCEOであるMaud Vinet氏は、次のように意気込みを語っています。「今回の提携は、量子コンピューティングの分野では他に例を見ません。STマイクロエレクトロニクスと緊密に協力することで、当社の量子プロセッサ技術の産業化を数年早めることができます。STの半導体製造に関する専門知識を活用できることに興奮しています。これにより、完全に耐障害性のある量子コンピューターの開発が加速します。当社は、2031年までに100万量子ビットの壁を突破することを目指しており、その応用範囲は、製薬、金融、材料科学、および気候や流体力学のシミュレーションを含む複雑系のモデリングに及びます。」


STマイクロエレクトロニクスのマイクロコントローラー、デジタルIC、RF製品グループ社長であるRemi El-Ouazzane氏は、次のように述べています:「量子コンピューティングは、AI、化学、セキュリティ、およびサプライ・チェーン用途から始まり、世界を変革するものになるでしょう。今回の提携は、STのクロール工場を中心としたIDMの強みを生かし、STのプロセス研究開発の専門知識、 回路設計のノウハウ、大量生産を統合するものです。当社は、Quoblyの量子に関する専門知識とSTのFD-SOIに関する知識および製造技術を組み合わせることで、経済的に実現可能な大規模量子コンピューティング・ソリューションを加速させることができると確信しています。」


「将来、量子コンピューターが成功するためには、SWaP-C(サイズ、重量、消費電力、コスト)に取り組む必要があります」と、Yole Groupのフォトニクス・センシング部門チーフ・アナリストであるEric Mounier博士は説明しています。「CMOSウェハースケール製造を活用することで、半導体量子ビットがスケーラビリティにおいて大きな優位性を持つのもこの点です。量子技術は長期的なものですが、投資時期は今日です。その意味で、STマイクロエレクトロニクスとQuoblyの本日の提携合意は、コスト効率が高く、スケーラブルな量子コンピューティング・プロセッサに向けた大きな一歩となる可能性があります。」(1)


(1) 出典:量子テクノロジー2024年レポート(Quantum Technologies 2024 report)、Yole Intelligence。 

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