「ファン付き」マスク、中国で人気 吐いた息排気し新鮮な空気取り込む
京都新聞 / 2020年7月30日 17時29分
京都の電子部品メーカーも独自技術を生かした高機能の「ハイテクマスク」の開発に参入している。
マスクから飛び出た小さな金属部品。吐いた息を素早く排気し、新鮮な空気を取り込むファンだ。日本電産の中国子会社がファンを開発し、供給先のフィリップス(オランダ)の現地企業が「ファン付きマスク」として中国で昨年発売。699元(約1万500円)と高額ながら10万個がすぐに売り切れた。
精密小型モーターを生産する日本電産浙江(浙江省)は、先細りするパソコン向けハードディスクを補う新用途として衣類や衛生用品に着目。軽くて静かで低消費電力を強みとするモーターと、電池などを一体化したファンは重さ20グラムで、排気能力は毎分約40リットル。息はすぐにマスク外に排出され、暑くならない。注目を集める商品に、同社トップの辻村成浩総経理は「供給先がさらに広がる可能性もある」と話す。
村田製作所は、人が動く力で電気を起こし、抗菌・消臭効果を生み出す繊維素材を、繊維大手の帝人フロンティア(大阪市)と開発した。両社はこの素材を使い、シャツや靴下など衣類のほかマスクも試作。本年度中にも製品化を目指す。
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