鉄道遺産観光で滋賀・福井の両県が連携合意 明治のトンネル、旅行会社にPRへ
京都新聞 / 2020年8月3日 10時42分
滋賀県の三日月大造知事と福井県の杉本達治知事が7月30日、福井県南越前町で初懇談し、両県にまたがる鉄道遺産を生かした観光など4分野の広域連携に合意した。三日月知事は新型コロナウイルス禍後も見据え、「滋賀から福井へ、福井から滋賀へ。人の流れを作りたい」と述べた。生物多様性保全、道路アクセス向上、原発事故対応でも連携強化で一致した。
両知事は旧北陸線廃線跡にある1896(明治29)年開通の鉄道遺産「山中トンネル」(南越前町)を視察。懇談で、6月に日本遺産となった長浜市、福井県敦賀市、南越前町の鉄道遺産群を観光資源として両県が旅行会社にPRし、観光ツアーを企画してもらうことなどで合意した。
観光では他に、滋賀県の「ビワイチ」と福井県の「三方五湖周遊ルート」のサイクリングロードを生かした両県にまたがる自転車観光ルート設定に向け実務協議することや、琵琶湖博物館と年縞(ねんこう)博物館(福井県若狭町)が展示や講師派遣で協力関係を結ぶことも決めた。
生物多様性保全では、琵琶湖と三方五湖の自然再生、ツキノワグマの対策・保護で情報共有を強化する。狭小な国道365号を両県を結ぶ新たな迂回ルートとして整備促進し、原発事故避難でノウハウの共有を図ることにも合意した。
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