へらで丁寧に、伝統の「杉皮むき」 かやぶき民家に使用

京都新聞 / 2020年9月17日 7時0分

かやぶき屋根の民家などに使う杉の皮をむく職人ら(京都府南丹市美山町豊郷)

 京都府南丹市美山町豊郷で、かやぶき民家などの棟部分に使う杉皮をむく作業が続いている。この地域では古くから杉皮むきが行われており、職人らは山の斜面で踏ん張りながら汗を流している。

 同町内では、民家の改修や立て替えの際、地元で取れた杉皮を使っていた。

 作業の日は、同町の業者が山の斜面側に切り倒した杉に鎌で切り込みを入れ、へらで丁寧にはぎ取った。その後、採取した約2メートルの杉皮を積み上げて、倉庫で3カ月間乾燥させる。地元の民家や、兵庫県丹波篠山市の公園内にあるかやぶき屋根のふき替えの際にも杉皮を使うという。

 建築会社に勤める男性(72)は「杉皮の需要は減っているものの、しっかりと後世に伝えていきたい」と話していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング