電柱の巣生まれのコウノトリ「綾来」死ぬ 京都・京丹後市で

京都新聞 / 2020年10月9日 12時48分

電柱の上に作られた巣の上に立つコウノトリ「綾来」(8月、綾部市内)=市提供

 今年5月に京都府綾部市内で初めてふ化したコウノトリのメス「綾来(あやら)」が5日、京丹後市内で死んでいるのが見つかった。住民が発見して兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)に連絡し、個体識別用の足環で確認されたという。

 綾来は親鳥が電柱の上に作った巣で生まれた。府内でコウノトリがふ化したのは、京丹後市以外では綾部市が初めてだった。市が募集して愛称が決まり、市議会でもまちのPRに生かそうとの意見が出るなど関心が高まっていた。

 市によると、7月に巣の外に降りる「巣立ち」が観測されて以降も順調に育ち、8月には大阪府や三重県、島根県でも姿が確認されるなど、広い範囲を飛び回っていたという。

 京丹後市弥栄町の国道上で死骸が見つかり、回収した同公園が死因を調査している。綾部市の山崎善也市長は談話で「期待が高まっていただけに残念。自然のものなので難しいが、来年も再び飛来し、育つことを願う」と悼んだ。

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