病床使用率は6割に、警戒レベル引き上げ「直前の状況」 滋賀知事が緊急メッセージ 

京都新聞 / 2020年12月28日 20時17分

感染者の急増を受け、対策の徹底を呼び掛ける三日月知事(大津市・県危機管理センター)

 滋賀県の三日月大造知事は28日、新型コロナウイルスの県独自の4段階の感染警戒レベルを、現在のステージ2(注意)からステージ3(警戒)に引き上げる「直前の状況」と危機感を表明した。この10日間で感染者が急増しており、県民に「まず家庭に(ウイルスを)持ち込まないよう注意を」と呼び掛け、大阪や京都への不要不急の外出を控えるよう重ねて強く要請した。

 三日月知事はこの日、緊急メッセージとして記者会見を開いた。県内では22日以降、飲食店を含む6件のクラスター(感染者集団)が発生。27日時点で確保済み病床の使用率が6割に達し、人口10万人当たりの入院・療養者数が15人を超えるなど、六つの指標のうち三つがステージ3に該当している。

 会見で三日月知事は「病床の増強を指示しているが、年末年始でもあり、急速には用意できない」と説明。県民に向け元日を挟んで自宅で家族と過ごす時間が増えることから「高齢者などと接する場合は家でもマスク着用を」「風邪症状があれば食事や就寝は家族と別室・時間差で」と注意喚起した。帰省自粛や飲食店への時短営業の要請は考えていないとした。

 県内の1日当たりの新規感染者数は26日に過去最多の49人を記録。27日にはクラスターが発生した大津市浜大津の2飲食店「コンパニオンくらぶバーディー」「ナイトバーロゼ」を公表し、18~24日の来店客に受診・相談センターへ連絡するよう呼び掛けている。

 また、大津市の佐藤健司市長も28日の会見で「手洗いやマスクの確実な着用、3密の回避など基本的な感染防止対策の徹底、大人数や長時間に及ぶ飲食など感染リスクの高まる場面を避けるように注意を払ってほしい」と市民に要請した。

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