川内港国際物流ターミナル整備に向け北海道室蘭港から”ガントリークレーン移設”を協議 県警不祥事案は12月16日集中審議

鹿児島読売テレビ

　国と県は川内港の唐浜地区に国際物流ターミナルの整備を進めています。県はコンテナの積み下ろしをするガントリークレーンの設置を検討していて、北海道の室蘭港にある機械を移設するよう協議を進めていることを13日の県議会で報告しました。

　川内港の唐浜地区ではパルプや精密機器の輸出拡大を目指し大型コンテナ船が接岸できる国際物流ターミナルの整備が進められています。県は2027年度末までにコンテナの積み下ろしをするガントリークレーンを設置する必要があるとして、検討を進めていました。

　13日、県議会の総合政策建設委員会で北海道の室蘭港にあるガントリークレーンを移設するよう協議を進めていることが報告されました。

（県港湾空港課・佐多悦成課長）

「（室蘭市で）本県への譲渡に向けた協議をしたいという方針が示され市議会への表明が行われた。今回室蘭市の方針の表明を受けて本県においても同市と移設に向けた具体的な協議を進めていきたい」

　室蘭港でコンテナ船の寄港が休止される予定であることから協議をしたいという方針が示されたということです。県は国際物流ターミナルの2026年度末の暫定利用に向けて着実な整備に努めたいとしています。

　また、県議会の総務警察委員会では12月16日に県警の一連の不祥事をめぐって集中審議が行われます。枕崎警察署の元巡査部長の盗撮事件で元本部長の指示が誤って伝わり、捜査が一時中断した際に元本部長と警察署との間の連絡を担った元首席監察官など3人を参考人招致して意見を聴取する方針です。なお、委員会の様子はネット中継される予定で県議会のホームページから見ることができます。

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