NG姿勢でおば見え加速!?毎日やりがち「NG姿勢」3つ
つやプラ / 2018年7月6日 20時30分
日常生活の何気ない姿勢やしぐさで、「実際より太ったり老けたりして見えてしまう」という女性が増加しています。
美容エディター&ライターの筆者が、身体の詰まりや歪みを正す「ボディリモデリング」を学んだリモデリストの川原英里子さんに、どんな姿勢がなぜ悪いのかをお聞きしました。
スマホ、PC、自転車……日常の中でついやりがちなNG姿勢と、目指すべき正しい姿勢をご紹介します。
■悪い姿勢で身体がどんどん「おばさん」化
スマートフォンやPCを見ていると、首が下を向きっぱなしになったり、肩が身体の内側を向いて丸まる“前肩”になったりする時間が長くなりがちです。
また、首だけが前に出ている、“カメ首”や“スマホ首”と呼ばれる姿勢になっている人も多いようです。
川原さんによると、スマートフォンやタブレットの普及にともなって、日本人の姿勢の悪さに拍車がかかっているそうです。
毎日の生活の中でとくに注意したいNG姿勢3つをチェックしてみましょう。
(1)PCを操作している時、背中が丸まっていませんか?
PCを操作している時のNG姿勢
背中を丸めて腕を伸ばし過ぎていたり、お尻をずり下げて座った状態はNGです。
逆に、PCに近づきすぎて両肩が上がったり、手首を極端に反らしてキーボードを打つ姿勢も、肩に力が入って上がってしまうのでNGです。
NG姿勢が長期間続くと身体はどうなる?
NG姿勢が長期間つづいた場合、身体はどうなってしまうのでしょうか? 川原さんに専門的な見解を伺いました。
(1)腕が巻き込まれて前肩や猫背になり、首が突き出てきます。
そうなると、「頸椎(けいつい)」を曲げる支点になる骨が飛び出て、首が太く見えたり、背中に厚みが出てきます。また、肩も前に出て、頭痛や首・肩のこり、腰痛などが発生する場合があります。
(2)デコルテ部分も常に引っ張られている状態なので、硬くなります。本来より、胸部分に厚みが出てくるようになり、やせていてもたくましい体型になったり、実際より太って見えたりします。
(3)首周りのあちこちの血流が悪くなり、代謝が落ちて、むくみやすくなったり、太りやすい体質になったりします。
(4)上半身が(1)〜(3)のようになっていると、放っておけば下半身も同じようになってきます。骨盤が広がって下半身も大きくなり、痩せにくい身体になってしまいます。
よって、NG姿勢が長時間つづくと「太って見える」「おばさんに見える」と、いいことはひとつもありません。
特に、基礎代謝も落ちてくるアラフォー世代は気をつけていかないと、見た目の問題だけでなく、身体の不調に直結することもあるそうです。
PCを操作している時のOK姿勢
脇をしめ、肩が上がらないようにしましょう。
手首も極端に反らず、ニュートラルな向きでキーボードを打てる姿勢がベストです。そのためには、マウスも前に出し過ぎず、手首が反らない位置に置きましょう。
(2)スマートフォン使用中、腕に力が入っていませんか?
スマートフォン使用時のNGの持ち方
(1)小指をスマートフォンの下につけ、片手で操作すると、手首が変な形で内側に巻いて力が入っています。
(2)文字を打つ時に片手や両手で手首を極端に反らして打つと、腕に変な力が入っている状態になります。
スマートフォン使用時のOKの持ち方
脇をしめて小指を下につけず、できるだけ手の形がニュートラルに近い状態で持ちましょう。
操作は人差し指で行うと、手首が極端に反ることがないでしょう。できれば、視線は正面に向けましょう。
(3)自転車に乗るとき、脇が開いていませんか?
自転車に乗る時のNG姿勢
両肩が上がり、力が入っています。脇が開き過ぎて、首が詰まっている状態です。
自転車に乗る時のOK姿勢
肩の力を抜いて、背筋を伸ばします。脇をしめましょう(力を抜きます)。
■キーワードは「首を長く」
日常生活で、良い姿勢のポイントを細かく意識しつづけるのは、なかなかむずかしいですよね。そこで、覚えやすい方法を川原さんに伺いました。
常に「肩を下げ、首を長く」
川原さんによると、「常に肩を下げ、首を長くする」を意識すると良いそうです。
「“スマホ首”の人も多いのですが、何かをする時に肩が上がり、力が入っている人も多いのです。特に、何ごとも一生懸命がんばっているアラフォー女性に多く見られます。
首を上に引っ張るのではなく、『首を長く保つ』ことを意識すれば、必然的に肩は下がり、背中はまっすぐな状態になります」
必然的に淑女の姿勢やしぐさに
「歩く時、吊革につかまる時、料理をする時などに『肩を下げ、首を長く』を意識しましょう。すると、必然的に淑女の姿勢やしぐさになるはずです。
アラフォー世代の女性は、肩に力を入れて一生懸命さを前面に出すのでなく、肩を下げて力を抜き、「淑女に見せる」余裕を持ちましょう」
また、スマートフォンやタブレットを全く見ないことが無理なら、せめて一日の中で見ない時間を作るようにすると良いそうです。
姿勢ひとつで体型や見た目年齢に影響が出ます。一日の中で少しでも姿勢を意識する時間を増やして、きれい、かつ若々しい身体をキープしていきましょう。
(美容エディター&ライター 斎藤真知子
編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。)
■プロフィール
J-bodyのリモデリスト 川原英里子
主宰の長坂一史氏に、筋膜はがしと骨格解放術の進化版、「ボディリモデリング」を学ぶ。身体の詰まりや歪みを正す「ボディリモデリング」は、身体全体がゆるみ、本来の自分の骨格の位置に正され、痛みやこりがとれやすくなる、小顔になる、ヒップアップする、首が本来の長さになるなど、さまざまな結果を出している。
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