加齢で「胸汗」が臭う!?医師が教える、胸汗の原因とは

つやプラ / 2019年9月2日 21時30分

満員電車の中や着替えのタイミングなど、ふとした瞬間に自分の胸の汗のニオイが気になったり、洋服や肌がベタベタしたりする不快感に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
いつも着ている下着やブラトップのニオイがいつもと違うと感じたり、周囲がニオイに気が付いていないか不安になってしまうときはありませんか?

若い時には気がつかなかった「胸の谷間の汗からくるニオイ」に悩んでいる女性は実は少なくないようです。

■実は女性が最も汗をかく場所は胸の谷間

女性の汗悩みといえばワキと足と思われがちですが、実は意外と汗をかくのが「胸の谷間」。またブラジャーをしているため、汗が胸の間や下部に溜まりやすいということも言えます。更に胸は常に下着と密着しているので、蒸れてしまいニオイもより気になります。

■若い時に気がつかなかった胸汗のニオイの変化

ストレス・加齢が原因で、若い時とは違った汗のニオイを感じるようになります。更にケアを忘れがちな胸汗は、放置することでなんとも言えないツーンとした不快なニオイとなり、ますます不快感に苛まれることに。

ワキ汗・足汗と違って、悩んでいるのに「胸汗」ケア方法を知らない女性も多いようです。胸汗をケアすることでストレスなく快適に一日が過ごせます。

■汗のニオイが出る原因

ニオイ研究の第一人者である五味クリニック院長の五味常明医師は汗についてこのように語ります。

「汗はもともとニオイが強いものではありません。ただ、皮膚にある皮脂やアカなどと混ざると、細菌がニオイ物質を作り出します」

汗をかいたまま放置することで、皮膚の常在菌が汗や皮脂などを分解し、きついニオイが発生するそう。放置しがちな胸汗には注意が必要そうです。

■ストレスなどによる汗は特にきついニオイに変化

さらに「汗の種類によっても、ニオイが変化します」と五味先生は解説します。

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「更年期によく見られる症状であるホットフラッシュ(更年期多汗症)のときのように、一気にどっとかく汗や、ストレスを感じているときにかく汗は、きついニオイに変化しやすいです」

「育児や家事、そして仕事など、気付かぬうちにストレスをためている女性こそ、正しい汗ケアが必要。『自分の汗のニオイが人に迷惑をかけているのでは?』と思えば思うほどに気になります」

また汗そのものがストレスとなり、更なる発汗につながることもあるようです。

「胸の汗は、鼻に近く、その自分のニオイがストレスを呼びます。ケアをしている安心感をもつことが重要です」と五味先生は解説します。

■皮膚科医の先生おすすめの胸汗ケア方法

済生会川口総合病院 皮膚科医の高山先生は胸の汗対策として3つアドバイスがあると言います。

(1)ムレを抑えるために、通気性がよくベタつきの少ない素材の下着を身につける

(2)急に暑くなったりほてったりするときに対応できるよう、カーディガンなどで温度調節がしやすい服装選びをする

(3)室温などをマメに調整する

また高山先生はワキや足のように、デオドラント成分が配合されたパウダーなどのボディケアグッズを使うことをすすめています。

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「お出かけ前にデオドラントパウダーを胸や首筋に使用すると、消臭成分が肌に密着して、汗のニオイやベタつきが抑えられて、一日中さらさら感が続き、快適に過ごせます。パウダータイプは、肌の敏感な方にもやさしくお使い頂けます」

また、外出時だけではなくスポーツをするときやおふろ上がりなど、様々なシーンで不快な汗トラブルを抑えてくれるといいます。

高山先生は「お出かけ前や洋服を着るタイミングで、簡単にできるパウダーでのケアも、ぜひ習慣にしてみてください。蒸し暑いこの季節だけでなく厚着になる秋や冬も胸汗ケアで快適に乗り切りましょう」と話します。

(つやプラ編集部)

【高山かおる(たかやま かおる)先生 プロフィール】

済生会川口総合病院皮膚科主任部長。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科皮膚科特任准教授も併任。山形大学医学部卒。専門は接触性皮膚炎、フットケア。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。「皮膚科医が教える本当に正しい足のケア」(家の光協会)他、フットケアに関する著書多数。

【五味常明(ごみ つねあき)先生 プロフィール】

五味クリニック院長。体臭・多汗研究所所長。1949年長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。TVや雑誌でも活躍中。著者・監修本も多数。

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