エイジング美女こそ、脂肪を愛でよ!?味方につけたい理由とは

LAR - Life & Aging Report / 2014年11月20日 20時0分

「この脂肪、とれないかな〜」と、二の腕や太もも、お腹の贅肉をつまんでは、ため息をついている30代40代の女性はいませんか? 「痩せたい」「体重を減らしたい」といった「痩せ願望」は、見た目の美しさを自分が求めているだけでなく、仕事や家庭を持つ、ひとりの女性としての身だしなみでもあります。そのため、必要以上に「ダイエット」に励んでしまう女性は増える一方です。

■要注意!40代からの急なダイエット

筋肉量が低下してくる40代は「たるみ」が気になってくるころ。引き締めようとエクササイズをする人もいれば、断食や糖質制限など食管理で、スリムボディをもう一度! と思うのも当然。ただ、アラフォーにさしかかると、人によっては女性ホルモンが乱れ始める時期。極端に脂肪を減らしてしまうのは危険といわれています。

■「女性らしい体」は脂肪が作る

実は、女性ホルモンの材料のひとつでもある脂肪(コレステロール)は、私たち女性の身体を、より女性らしくキープしてくれる役割を担っているそう。バストライン、ヒップラインにメリハリがあり、カービィボディを作るのも、脂肪(コレステロール)から作られた女性ホルモンの働きによるもの。また、体脂肪率が18%を切ると生理が止まる確率が高まると言われているため、婦人科などでも「体脂肪率を減らしすぎない」食指導が行われています。

■脂肪がサポートしてくれる美しさって?

つい憎く思ってしまう「脂肪」は、実は女性の美しさには欠かせないものでもあるのです。女性らしいボディラインを作ったり、女性ホルモンの材料になるほかにも、さまざまな「美」をサポートしてくれています。

(1)肌の艶や潤い

女性ホルモンのひとつエストロゲンは、美肌のもとといわれるコラーゲンの生成に関わっています。生理前に肌荒れや調子が崩れるのは、このエストロゲンの減少が原因のひとつと考えられています。女性ホルモンの材料である脂肪(コレステロール)を極端に減らしてしまうと、コラーゲンの生成に影響を与え、肌の潤いや艶までも奪っていくのです。

(2) 基礎代謝を上げる筋肉

「脂肪がある=筋肉がない」と思い、まずは脂肪を減らしてから運動を……と思いがち。でも、極端な食事制限を続けてしまうと、私たちが生きていくためのエネルギー源を脂肪からではなく「筋肉」から奪うことに。結果、基礎代謝が下がり、より太りやすくなると考えられます。また、脂肪がなければ筋肉からエネルギーを作り出すため、食事制限をしていると「3ヶ月で5歳分の筋量が減る」という研究結果もあるそう。適度な脂肪は、基礎代謝を上げる筋肉を守るうえでも必要な存在です。

(3)精神的な安定

PMSの症状のひとつ、イライラや落ち込みなど、メンタル面への影響も女性ホルモンの影響があると考えられています。とくに女性ホルモンが減少しはじめる35歳以降は、ただでさえ身体が変化を感じ、心も敏感な時期。極端な脂肪を減らすダイエットにより、メンタルまですり減らしてしまう場合も。精神的なものは「脳」の問題と考えがちですが、女性ホルモンは精神面にも影響を与えているのです。

 今までは「トラブルがなかったら大丈夫!」という人も、ホルモンバランスが揺らぎやすい時期に、身体に鞭を打つことは禁物。適度な脂肪があることは、女性の「美」を作る土台のようです。これから先も美しくいるために、脂肪が「憎むべき」存在から「愛すべき」存在になるといいですね。
(ヘルスビューティライター/コンディショニングトレーナー 坂本真理)

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