コスパ最高！食事会に◎なソムリエールおすすめワイン3選

人が集う機会が増えるこれからの季節。美味しいお料理と共に欠かせないのが、美味しいワインですよね。みんなでワイワイ楽しむ席でのワインは、美味しさはもちろん、コスパも大切！

そこで今回は、「テーブルワインをあきらめない！」をコンセプトに、ワインとお料理やお菓子のマリアージュ（おすすめの組み合わせ）の提案を得意とされている「お抱えソムリエクラブ」代表ソムリエールの野口美紀さんに、コスパ抜群のこの冬おすすめのワインを3つご紹介いただきました。見てよし、飲んでよし、コスパよし、の三拍子そろったワインです。

■ソムリエールに聞く！この冬おすすめのコスパ◎ワイン3つ

(1)ロジャーグラート　カバ　ロゼ

フランスのシャンパーニュと同じ製法で、14〜18か月という長期熟成を経て作られるのが、スペインのワイン「カバ」です。

かわいらしくも品のいい淡いピンク色に、きめ細かな泡が美しいこちらのカバは、2,376円という破格のお値段。甘すぎず、キリリとした辛口の凛とした大人の味わいで、黒いエチケット（ワインのラベル）も素敵ですね。

パリコレでも公式スパークリングワインとして提供されたことのある有名なワインとのこと。ご自宅で披露しても、お呼ばれに持っていっても注目を集めること間違いなしの、高コスパな1本です。

おすすめのポイント

・パリコレ公式スパークリング
・高級感のあるスタイリッシュなエチケット

おすすめのマリアージュ

生ハム、パエリアなどのイタリアン、エビチリ、麻婆豆腐、生春巻きなどのエスニックなお料理などと合います。

ワイン情報

産地／スペイン・ペネデス地方
品種／ガルナッチャ60%・モナストレル35％・ピノ・ノワール5%
輸入元／三国ワイン
税抜価格／2,200円

(2)キンタ・ダス・マイアス マイアス レッド

EUビオ（オーガニック）認定を受けているこちらのワインは、選定から収穫まで、人の手作業を中心に丹念なオーガニックによる栽培が実施されています。手間と愛情をかけてつくられたビオワインは、お値段が高くなる傾向にありますが、なんとこちらは1,620円という高コスパなビオワインです。

ご飯や魚といった日本人に馴染みのある食材を食するポルトガルのワインだからこその、日本人に親しみやすく飲みやすい味わいで、果実味・酸味・渋みのバランスにすぐれています。

おすすめのポイント

・オーガニックでこの価格
・ワイン名にもなっているブドウ畑の周りに咲くマイアスという花のエチケットがかわいらしい

おすすめのマリアージュ

鴨の焼き鳥、きんぴらごぼうが意外なマリアージュとしておすすめですが、肉や魚のグリル、ピザやパスタなどの主食系のお料理など、幅広く楽しめるワインです。

ワイン情報

産地／ポルトガル・ダン地方
品種／ジャエン、トウリガ・ナショナル、アルフロシェイロ、ティンタ・ロリス
輸入元／木下インターナショナル
税抜価格／1,500円

(3)カンティーナ・セッテカーニ ランブルスコ アマービレ

自然環境保全を基本とした農業をおこなうサスティナビリティー認証を取得しているカンティーナ・セッテカーニ社の作るこちらのスパークリングは、農薬や化学肥料を一切使わず、ほぼ90％が手作業で収穫されたブドウから作られています。

濃いベリー色に、とろみのあるしなやかな泡立ち、まさにクリスマスにピッタリなスパークリングです。華やかなベリーの香りとやさしい甘味で、飲みやすさにもすぐれ、イタリアワインの祭典ヴィニタリーで最高の5つ星を取得しているのも納得の1本です。

おすすめのポイント

・オーガニックでこの価格
・見た目が華やか
・イタリアワインの祭典ヴィニタリーで最高の5つ星を取得

おすすめのマリアージュ

スパークリング自体の甘味と香りを生かし、生ハムやサラミ、パルメザンチーズなど、甘味と相性のいい塩味系のものや、焼き鳥、から揚げなどとも合います。デザートワイン的に、チーズケーキやイチゴのショートケーキと合わせてもいいでしょう。

ワイン情報

産地／イタリア・エミーリア　ロマーニャ州
品種／ランブルスコ100％
輸入元／ローヤル オブ ジャパン
税抜価格／1,050円

この冬におすすめの、パーティーシーンにピッタリのコスパのいいワインを3つ、ソムリエールにご紹介いただきました。年末年始の集まりに、華やかな1本を添えてみてはいかがでしょうか。

（美養フードクリエイター・中医薬膳師　岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー（スタンダード）。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」（2016年・自由国民社）。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。）