【音への拘りがCDセールスを後押し?】ドナルド・フェイゲン新作が洋楽チャート2位

リッスンジャパン / 2012年10月23日 18時0分

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ドナルド・フェイゲンの新作『サンケン・コンドズ』が洋楽国内盤で好調なセールスを記録(Listen Japan)

まもなくデュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レビューの一員として来日するドナルド・フェイゲンのニュー・アルバム『サンケン・コンドズ』が10月17日に発売となり、10/29付のオリコン洋楽アルバム・ウィークリー・チャート2位を獲得、ベテラン・アーティストの近作では異例の国内盤ヒット作となっている。

Donald Fagen - アーティスト情報

1位を獲得したのが、今をときめくカーリー・レイ・ジェプセンということもあり、僅かに及ばなかったがリリース1週としては好調なスタートを切ったドナルド・フェイゲン。

スティーリー・ダン時代から、凄腕のミュージシャンをゲストに迎えることで知られているが、今作はギタリストに注目すべきだろう。
スティーリー・ダンや盟友ウォルター・ベッカーの作品など、彼の人脈の中でお馴染みのギタリスト、ジョン・ヘリントンが、アルバム全編に渡りブルージーで素晴らしいギターを聴かせているが、さらに、今作では現代ジャズ・ギターの革新者の一人言われるカート・ローゼンウィンケルの素晴らしいギター・ソロがアルバムの9曲目の「プラネット・ドロンダ」で堪能できる。その他にも、ルーツ系の名プレイヤー、ラリー・キャンベルなど、ギタリスト以外でもミュージシャンのクレジットに注目しながら、アルバムを聴いてみると、また味わい深く感じられる一枚となっている。

スティーリー・ダン時代の原点に戻るべく制作したという本作『サンケン・コンドズ』。大成功したソロ作『ナイトフライ』を彷彿とさせる洗練されたサウンドと共に高い評価を得ており、海外のレビューサイト<allmusic>では5点満点の4.5と過去の名作と同等の評価を得ている。
また先週のリリース時から世界中のサイトで全曲ストリーミングフル試聴をメディアを通して行なっている。ネットでのフル試聴が可能な状態で、それでもリスナーがパッケージ購入に流れている現状を見ると“より良い音で聴きたい”音楽ファンの心理との合致がスマッシュヒットを産んでいると予想される。ストリーミングや配信で手軽に聴ける時代だからこその付加価値、音に対する異常なまでの拘りで知られるドナルド・フェイゲンの作品ならではの現象といえるだろう。

【リリース情報】
ドナルド・フェイゲン『サンケン・コンドズ』
発売中
WPCR-14718
定価\2,580

収録曲
1 スリンキー・シング
2 アイム・ノット・ザ・セイム・ウィズアウト・ユー
3 メモラビリア
4 ウェザー・イン・マイ・ヘッド
5 ザ・ニュー・ブリード
6 アウト・オブ・ザ・ゲットー
7 ミス・マーリーン
8 グッド・スタッフ
9 プラネット・ドロンダ

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