アイドルがサンゴを拾って謝罪…沖縄県の「独自ルール」とは

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年11月17日 12時4分

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人気アイドルグループ「アップアップガールズ」の仙石みなみさんが、沖縄でロケ中に拾ったサンゴを持ち帰ったことをネットで紹介したところ、「持ち帰るのは禁止行為」だと指摘され、謝罪するというニュースがありました。

沖縄県の海沿いに行けばサンゴのかけらはどこにでもありますし、何も考えずに持って帰ってしまう人も多そうです。私も海岸に打ち上げられたサンゴのかけらくらいならお土産に持ち帰っても良いのでは?と思いました。

しかし、沖縄県ではかなり厳しくサンゴについての条例が決められていました。今回はそのサンゴに関する条例の一部を紹介します。

●死骸であっても採取は禁止

沖縄県のホームページを見ると、原型をとどめているサンゴについては、たとえ死骸であっても採取・捕獲は禁じられています(http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/norin/suisan/gyogyo/sango.html)。

沖縄県漁業調整規則という条例によるものです。違反すると200万円以下の罰金や3年以下の懲役となります。

ちなみに、観光客などの個人が趣味的に採取することは、この規則違反になるに過ぎませんが、業者が営利目的で大量にサンゴを採取すると、砂利採取法その他の法律でもっと重たく処罰されます。

背景には、自然環境の破壊に伴うサンゴの減少があるものと思われます。

サンゴの減少の原因は、地球環境の変化が一番の要因みたいですが、農薬や海水汚染、観光目的の利用なども要因となっているようです。そのため、過剰とも思われる規制がされているようです。

沖縄に行くと、サンゴを利用したアクセサリーなどが販売されていますが、それに利用できるサンゴは養殖サンゴに限られ、自然のものは禁止されています。

沖縄では、このように自然環境を大切に保護しています。最近、小笠原諸島でサンゴの密漁が行われているようですが、しっかりと規制して欲しいと思います。

*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。離婚、相続などの家事事件や不動産、貸金などの一般的な民事事件を中心に、刑事事件や会社の顧問などもこなす。)

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