メール便の破損が多発?破損の被害に遭ったらこうしよう

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年11月19日 11時7分

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最近ネット上でメール便が傷むということが多くなってきているのでは?と言われているようです。

近頃Twitterに掲載された画像によると、泥っぽい汚れが包み紙に付着し、中の商品もへこむなどの被害があったそうです。

実際に被害が多くなってきているのかは定かではありませんが、もし、自分がメール便(や宅配物)の中身が傷む被害にあってしまったら、どう対処するべきなのか、検討してみたいと思います。

■メール便とは

この点、参考としてヤマト運輸のクロネコメール便約款を見てみましたが、「カタログや雑誌等の郵便受け等への投函サービスで受領印不要のお届けサービス商品」とあります。

要するに、メール便というのは、運送会社が会社の配送ネットワークを利用して、カタログや雑誌等の、郵便法上の「信書」に当たらない軽量な荷物を運送して宛先の郵便受けに直接投函して配達するサービス、いわば信書以外の郵便みたいなもののようです。

■運送人の責任

運送人の責任については、商法が定めています。運送人とは、「陸上または湖川、港湾において物品または旅客の運送をなすを業とする者」(商法569条)をいいます。

メール便サービスを提供している業者も、陸上で物品の運送を行う事業を行っているのは間違いないですから、運送人に当たります。

運送人は、善良な管理者としての注意義務を負っており、運送品が滅失・毀損しないように運送品を目的地まで移動させ荷受人に引き渡さなければなりません。

運送人は、自分もしくは運送取扱人またはその使用人その他運送のために使用した者が運送品の受け取り、引き渡し、保管および運送につき注意を怠らなかったことを証明しないと、運送品の滅失、毀損または延着によって生じた損害の賠償責任を免れません(商法577条)。

「運送」とは、物品または旅客の場所的移動をなすことをいいますが、メール便の配達も「運送」に当たると考えられます。

したがって、メール便の利用者としては、中身が破損していた場合、中身が破損していたことを主張・立証することによって宅配業者の損害賠償責任を追及することが考えられます。

これに対し、宅配業者としては、運送品の受け取り等について注意を怠らなかったことを立証しないと商法上は責任を免れないことになります。

ただし、荷造りに欠陥がある等、メール便の利用者にも過失があるような場合には、過失相殺を主張されて賠償額が減ることもあります。

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