元旅行雑誌編集長お墨付き!東京駅からわずか2駅の天然温泉ホテル

まぐまぐニュース! / 2016年2月15日 8時0分

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「東京の都心部でゆっくり天然温泉に入りたい!」という無茶なワガママも、元旅行雑誌編集長のメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』におまかせ下さい。今回は東京駅にも近い「八丁堀」の、天然温泉があるビジネスホテルをご紹介します。「え? こんなところに、こんないいホテルが!?」と、思わず目を丸くすること請け合いです。

お気楽ビジネス温泉ひとり旅

この連載、不定期と謳ってはいるのだが、案外評判がいいようだ。

さすがに3週連続で休むのはどうも、ということで、すぐ近くの都内のビジネス温泉に宿泊してきた。

ドーミーイン東京八丁堀(東京都亀島川温泉)である。

僕は、都心部にはもっとたくさんの温泉ビジネスホテルがあると思っていたのだが、ネットで検索した限り、都心部ではここだけである。

大浴場付きホテルというのはたくさんあるのだけれど。

都内のほかのドーミーインも、天然温泉ではない。

東京出張族にとって、この「八丁堀というのはビミョーな立地である。

出張の拠点になりがちな駅の前にあるというわけではない。

だが、東京駅から電車で2分だし、タクシーに乗っても2000円しない

日本橋や築地などにも近く、最寄りの日比谷線八丁堀駅(徒歩4分。 京葉線の駅の方が近いが、この電車は東京駅からだと乗るのにえらく時間がかかる)を使えば、秋葉原や上野、銀座や日比谷、霞ヶ関、恵比寿や広尾へも、乗り換え無しで行くことができる。

神田などのホテルの方が便利なのだろうが、温泉にこだわるという条件があれば大いにおすすめできるホテルだ。

ここに泊まるのは初めてである。 当たり前である。 自宅まで1時間で帰ってこられるのに泊まることはないからだ。

泊まった部屋は喫煙のダブルをシングルユース。 公式HPでは8月はたったの1室しか空いておらず、なんとか滑り込んだ感じである。

今回は公式HPから予約したのだが、僕の予約で満室になったものの、じゃらんや楽天ではまだ空室があってしかも値段が違うとの情報もあった。

夏休みということでほぼ満室状態のようだが、諦めずに探してみるといい。 

喫煙室を選んだせいで、部屋は最上階の12階。3階から11階まではすべて禁煙室となっている。

この部屋だけなのかどうかは不明だが、客室が少し面白い造りで、入ってすぐ右手に「流し台」があり、上がってすぐに畳のスペースがある。

むろん、全室フリーWi-Fiで、仕事を持ち込むのにも便利である。

 

(客室の写真をいくつか並べてみた)

あと、今回のプランには無料でついている、と言ってフロントで渡されたのが写真のオリジナルカップラーメンである。

 

(その名も「ご麺なさい」という。 つい最近商品化されたそうだ)

ドーミーイン名物の夜泣きラーメン21時30分~23時に無料で味わえる)のスープが終わっちゃった時や、間に合わなかった時などに味わってください、というようなことを言われた。 でも、今回は食べずに帰ってきた。

このカップ麺の味のレポートについては、別の機会にしよう。

最大の魅力である天然温泉大浴場は、フロントのある2階に位置している。

内風呂のほかサウナや露天風呂、源泉の水風呂がそろっており、清潔感も問題ない。 ただし、露天風呂は天然温泉ではない。 塩素もバリバリだ。

内風呂が天然温泉で、泉質はナトリウム・マグネシウムー塩化物冷鉱泉、源泉16.8度、pHは7.9、成分総計は4949mgある。 加温、加水、循環、消毒のフルコースだが、掲示がしっかりしているのはいい。

湯口の湯を舐めると弱塩味、ほとんど無臭、かすかに琥珀色がかっている。

残留塩素濃度を測ると、なんとゼロ。 確かに塩素臭もほとんど感じない。

浴感はややキシキシとした感じで、湯上がりのベタベタ感も食塩泉らしい。

個人的に最高なのが「源泉の水風呂」である。「の」が入るところがミソで、湯温が浴槽で27度になっていた。 源泉温度からすると、何らかの加温をしているようだが、これが最高。 気持ちよすぎて風呂から出られない

浴槽はひとり入ればいっぱいの大きさである。

大浴場は一晩中いつでも入れるので、夜中の2時くらいにも風呂に行き、誰もいないのをいいことに、水風呂に30分も浸かりっぱなしであった。

ちなみに水風呂の残留塩素は0.5くらい。 露天風呂の方は5くらいの濃いピンクに試薬が染まって、入るのをやめた。 でも、露天風呂の方が人気があるんだよねえ。

しかし、内湯と水風呂で大いに満足し、部屋で仕事を片付けてから、築地の会社に勤める知人を誘って夜の街に繰り出した。

店は食べログでも検索したが、これ、という店がないので、ぶらつきながら探すことにした。 八丁堀界隈は繁華街という雰囲気ではないが、細い路地に小体な店がポツポツとあって、こういう店を探すのは旅の楽しみである。

明らかに入店を拒む敷居の高そうな店をいくつかやり過ごし、そうして見つけたのが「松うら」という店である。 あとで調べたらネットにもわずかばかりだが載っていた。 

メイン通りからは台形の小さな行灯の明かりしか見えない、という「うーん、大丈夫かなぁ」と心配になる店構えなのだが、意を決して入店。

すると、感じの良い大将が一人で店を切り盛りしていた。

普段はバイトの人がいるそうだ。

 

(入り口はこんな感じである)

 

(店内にはカウンターもある)

 

(お通しと生ビール)

 

二人で生ビール550円を3杯、さらに國権純米750円、陸奥八仙純米800円、黒龍純米吟醸800円、山本純米吟醸800円を注文し、お通しのほかに、白いか刺し身850円、はも湯引1000円、もろこし天ぷら700円を注文。

 

(はも湯引と白いか盛り合わせ)

 

さらに赤ほや塩辛600円、うなぎのくりから900円も追加。

 

(うなぎくりからと赤ほや塩から。 酒器もなかなかにしゃれている)

 

これで締めて9850円。 ひとり5000円ならまず悪くない

 

さらに、そばでもたぐろうか、と新富町方面へ歩いて、今年4月にできた「はたり」へ。 細打ちそばの名人といわれる石井仁氏がプロデュースしたという店である。 氏はミシュラン掲載店のオーナーでもあった人だ。

 

(店構えはこんな感じ。 酔っぱらっていたので他の写真がないのです)

 

噂通りの極細のそば(もり800円)のほかに、小鯵の南蛮漬け800円、無農薬自然薯とろろ600円、ハートランドビール700円、大賀純米吟醸と紀土純米吟醸(夏酒)を飲み(ともに900円)、会計は6000円強。

まあ、贅沢と言えば贅沢な飲み方であったが、久々に東京の夜を満喫した。

その東京だというのに、宿に帰って天然温泉に入れるというのはやっぱりたいそう魅力的ですな。 ふほほほ。

image by: Shutterstock

 

『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』より一部抜粋

著者/飯塚玲児

温泉業界にはびこる「源泉かけ流し偏重主義」に疑問を投げかけた『温泉失格』の著者が、旅業界の裏話や温泉にまつわる問題点、本当に信用していい名湯名宿ガイド、プロならではの旅行術などを大公開!

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