【テキスト速報】籠池理事長、証人喚問で昭恵夫人からの寄付や政治的関与に言及

まぐまぐニュース! / 2017年3月23日 12時9分

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【速報】籠池理事長が証人喚問で発言。安倍昭恵氏が「安倍晋三からです」と寄付金渡した、国有地売却に政治的関与を認識

大阪の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長は3月23日、参議院予算委員会の証人喚問で、安倍晋三内閣総理大臣の妻である安倍昭恵夫人から2015年9月5日、講演の際に同行した人物に席を外させたのち、籠池氏と昭恵氏の2人きりの状態で「どうぞ安倍晋三からです」と100万円の現金が入った封筒を手渡されたと述べた。さらに「昭恵夫人は覚えてないと言っているが、私たちには大変名誉な話なので鮮明に覚えている」とも述べた。

また、籠池理事長は同委員会の証人喚問で、山本一太予算委員長からの「政治的な関与があったのか」との質問に対して、「政治的な関与という内容は、あったのだろうと認識している。様々な長短があろうと思うが、そのつどそのつど、政治的な関与があったのではないかと思っている」と述べた。

この証人喚問を受けて、菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、「国会で証人喚問が続いているので、コメントすることは控えたい。その上で、(安倍)首相は自分で寄付していない、さらに昭恵夫人個人としても寄付していないと承知している」と述べた。

これに関連して、テレビ朝日などは速報で、迫田国税庁長官(前理財局長)と武内財務省国際局長の参考人招致を、自民党側が応じる方針を固めたと報じた。

午前10時26分頃より始まった、自民党の西田昌司氏の尋問では、西田氏が「寄付金集めのために安倍首相の名前や皇室まで使ったのではないか」と聞いたのに対し、籠池理事長は「寄付金集めの場合なら、逆に安倍首相の名前は小学校に冠しない」と否定。

その後、西田氏の質問は主に小学校設立の申請に関する経緯に移り、「お金の手当てができないままに小学校の計画を進めたのではないか。初めの計画がむちゃくちゃで、認可されたこと自体が問題」と迫ると、籠池理事長は「九分九厘できたところでハシゴを外された。大阪府の松井知事だという風に思っている」と恨みを口にした。

 

 

午前11時2分頃より始まった、民進党の福山哲郎氏の尋問では、福山氏が国有地売却をめぐる昭恵夫人との関係について「昭恵夫人にお付きの職員からファックスで『現状では希望に沿うことはできない』と(回答があった)いうことは、国有地についてお願いをしたのか」と質問。籠池理事長は「そうでございます」と認めた。

さらに福山氏は100万円の寄付を受け取ったとされる当時の講演料について質問。籠池理事長は「講演料10万円を菓子の袋に入れて(夫人に)渡した」と述べた。それに関連して、福山氏の「昭恵夫人と籠池氏の妻は頻繁にメールをしているのか?」との質問については「2月中に22回、3月は15-16回させてもらった」とし、携帯電話のやり取りは「頻繁にある」と述べた。

次いで、稲田朋美防衛相との関係についても質問され、「稲田先生とは雇用契約を結んでいた。出廷をいただいたこともある。今回の土地については、事務所まで平成28年1月に(稲田氏の夫に)相談しに行っている」と明かした。稲田氏に直接相談したかどうかを問われると、それは否定した。

午前11時32分には、公明党の竹谷とし子氏が尋問を開始。100万円の寄付についてお礼状やメールを返したかとの質問に、籠池理事長は「(匿名にしてほしい)黙っていてということなので出していない」と述べた。また、100万円の現金が入っていたとされる封筒は残っていないとしている。

午前11時48分頃からは、共産党の小池晃氏が尋問。昭恵夫人が(瑞穂の國記念小學院の)名誉校長を断ったのか、との質問に、籠池理事長は「即断していただいた」「(安倍晋三記念小学校の名前を使うことは)5ヵ月後に断られた」と、昭恵夫人や安倍総理の発言との食い違いが見られた。その後、質問は国有地売却について助力を頼んだ議員の名前に及び、小学校の認可の規制緩和について誰かに頼んだかとの質問には「ある、東徹議員(維新所属)だ」と明かした。さらに、鴻池祥肇議員以外に、小学校設置認可のために声かけした政治家を尋ねられると、「北川イッセイ先生(自民所属、元参院議員)、柳本卓治先生(自民所属)、そういうところです」と具体的な議員名を口にした。

午前11時58分には維新の浅田均氏が尋問し、松井一郎大阪府知事との関係について質問。松井府知事と会ったことはあるかと問われると「一対一でお目にかかったことはない」と面会の事実はないとした。

その後、午後0時8分に希望の会の山本太郎氏が尋問を開始。山本氏は「昭恵夫人が名誉校長になり、信用に繋がったと思うか?」と尋ねると、「大きかったと思う、その後、神風が吹いた。それ以降、役所の手続きなどのスピードがあがった」と、「印籠」の影響について私見を述べた。また、「ハシゴを外されたと思う政治家は?」との質問に「(松井一郎)大阪府知事です」と二度も名前を繰り返す場面も。

 

 

参院予算委員会での最後の尋問となった無所属クラブの松沢成文氏は、鴻池議員との話題を取り上げ、麻生太郎財務相の側近である鴻池議員に対して麻生氏にお願いしてほしいと伝えたことはあるかと聞かれ、「麻生氏にお伝えくださいませんか、と言ったことはある。伝わっていなかったのではないか」と述べた。

午後0時19分、参院での証人喚問は終了。午後2時50分より、引き続き衆院予算委員会で証人喚問。

午後2時50分、浜田靖一予算委員長の説明から始まった衆院の証人喚問は、宣誓と署名、押印のあと、自民党の葉梨康弘氏が尋問。

午前の参院の証人喚問から続いて、安倍晋三首相の昭恵夫人から受けたとされる100万円の寄付について「昭恵夫人と一対一の場で受け取ったのは間違いないか」との質問に、籠池理事長は「間違いない」と再度、強調。

続いて葉梨氏は「当時2人、昭恵夫人付きの職員がいた。2人は離れていないと話している。後で2人に確かめたい。また、10万円の謝礼と菓子箱を渡したのは間違いないか」との質問に籠池理事長は、職員は人払いされてその現場にいなかった、と語気を強めて繰り返した。そして、「昭恵夫人は講演後、急いで帰られる用事があり、「感謝」と書いた封筒に金子(きんす)を渡した」と述べた。

また、野党議員らとの会合を経た後に、籠池理事長が国会での証言に前向きに変わった経緯について葉梨氏は「国会で説明することについて、国会議員側から何らかの示唆はあったか」と聞いたことについて「参考人として私は出させてもらってもいいですかと、申し上げたことはある」と証言。どちらから言い出したかについては「阿吽の呼吸」と曖昧な表現で煙に巻いた。

午後3時31分、公明党の富田茂之氏が尋問。富田氏は「籠池氏の申請は定期借地で、将来的に取得を目指していた、基準に合わない形で申請され私学審議会で議論していたことをどう思うか?」と質問。籠池理事長は「(最近の)朝日新聞を拝読し、そういうことだったのかというのが率直な気持ち。もし、それが断定的にあるのであれば、私学審議会に申請書は出さなかっただろうし、このような結果にはなっていなかっただろう。松井一郎府知事が担当者を処分するとのことだが、処分だけでいいのか。私たちが認可適当をいただいて国有財産を取得、建設業者を任命して今に至ったが、そんなことをしなくてもよかったんじゃないかと強く思う」と改めて松井府知事の行動に疑問を呈した。

また、富田氏による「工事契約書が3通あることについて業者とそういう話をしたのか」「国交省の補助金申請での書類記載の金額はどう決まったのか」との質問には、「刑事訴追を受ける可能性があるので答弁を控える」と述べ、詳しい言及を避けた。

また、籠池理事長は今回の一連の問題を通して、安倍政権の政策について不満を持ったことについても発言。「私が支持していた保守の政党の方も、私に何かしてくれたという問題ではなく、このままで行くと憲法改正も当然できないし、国民が騙されているのではないかと、国民の一人である自分がもしかしたら騙されていたのではないかという風に思い至った」と述べている。

午後3時55分、民進党の枝野幸男氏が尋問を開始。

籠池理事長は、持参した昭恵夫人への国有地の取得等の依頼の経緯についてやりとりしたファックスの文面を読み上げ、それを聞いた枝野氏は「ファックスを見ると、財務省本省に問い合わせをしたとの記述がある」という点を指摘。籠池理事長は「このファックスには『時間がかかり申し訳ありません。財務省本省に問い合わせ、国有財産審議室長から回答を得た。大変恐縮だが、国側の事情もあり、現状ではご希望に添えないが、引き続き見守りたい。本件は昭恵夫人にもすでに報告している』と。ここには電話番号とファックス(番号)もあって、10年の定期借地の是非、50年定期借地への変更の可能性、土壌汚染や埋設物の撤去期間に関する史料の扱い、工事費の立て替え払いの予算化についても書いてもらっている。『一般的には工事終了時に精算払いが基本だが、森友学園と国交省航空局との調整にあたり、予算措置が着き次第返金する旨の了解だったと思っている。平成27年度予算での措置ができなかった、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」というものをいただいている」と、自身の解釈を述べた。

このファックスの受け取りについて、枝野氏が2015年(平成27)11月に受け取っているかを確認し、籠池理事長は「11月15日だ」と、具体的な日付を明言。このファックスは、籠池氏がいつ誰に対して問い合わせたことへの回答なのかと尋ねられ、「私が昭恵夫人に電話し、昭恵夫人は海外出張だったと思うが、すぐに秘書に連絡をかけて、秘書から連絡があった」とした。このファックスは秘書へのお願いや相談への回答ではなく、昭恵夫人にお願いしたことが秘書から回答があったということかとの質問に「おっしゃる通りだ」と断言した。

 

 

枝野氏は「このやり取りは、昭恵夫人本人が直接行動していないが、自分が頼まれたことについて(秘書の役割を持つ)公務員にお願いして回答がきたということ。安倍首相の言ったことと違う、重い発言だ」と述べた。

さらに小学校の土地の売却価格を当初は財務省が非公表とした経緯(財務省は、森友学園側から非公表にしてくれと依頼があったと主張)や、籠池理事長本人による許可申請の取り下げについて「森友側から非公表にしてくれと言ったのか?」と問いただすと、「国有地の売買は初めてで、公表、非公表ということがよくわかっていなかった。電話で連絡をもらい、どちらでもいいんじゃないのか、それだったら非公表にしてもらったらええんじゃないか、という程度」と説明。

小学校の設立申請を急に取り下げた件についても、「一生懸命やってきたが、2月23日に、安倍首相が私について『しつこい人だ』と発言した、そのあたりから風向きが変やなと、学園への風向きが酷くなってきた。籠池の人間像も悪いやつだという方向でレッテルを貼られる。公権力が我々に対して人権的な圧力をかけてきたんだなと思った。その矢先に、弁護士から取り下げた方がいいとアドバイスされた」と、神風が向かい風に変わった時の心境を述べた。

続けて、昭恵夫人からの寄付について再び話題が上がり、枝野氏が「人払いをしたのは誰か」との質問に対し、「昭恵夫人だ」と即答。匿名であることを要望した件について、籠池理事長は「講演のあと、昭恵夫人が車で帰られ、見送ってから5、6分後に昭恵夫人から電話をいただいてそう言われた、内閣総理大臣の主人からとなると問題も多いのだろうと思った」と、その時の心境を思い出しながら、昭恵夫人からの口止めとも取れる電話がかかってきた状況について具体的に話した。

そして、枝野氏は「一部の評論家などが、この100万円は籠池理事長が講演料として昭恵夫人に渡そうとしたが昭恵夫人に断られ、それを寄付だと言って充てたものではないかとの指摘についてどう思うか」との質問に対し、籠池理事長は「事実は小説よりも奇なり。私が申し上げていることが事実だ」と自信を見せた。

さらに、話題は稲田朋美防衛相との顧問弁護士契約があったかどうかについても及び、籠池理事長は「稲田事務所と顧問契約をしているということは、稲田大臣を含むその事務所に所属する弁護士と契約していると認識していた。(顧問契約を結んだ時は)稲田朋美先生とご主人、もう一方の先生が一緒に対応していただいた」と述べ、夫の稲田龍示弁護士のみならず、稲田朋美弁護士とも一緒に会っていることを明かし、稲田大臣が国会で述べた発言と食い違いがあることが改めて浮き彫りとなった。

午後4時33分には、共産党の宮本岳志氏が尋問。

宮本氏は、北川イッセイ氏(自民所属、前参院議員)と柳本卓治氏(自民所属、現参院議員)にどのようなお願いをしたのかと具体的な「口利き」について質問すると、籠池理事長は「当時、北川さんは国交副大臣だったが、有害土地があり、私たちで取り除いた。その時、1億3千万円かかったが、こちらで立て替えすることになった。国は予算化しないといけないとのことだったので、「民間(の不動産は)は売り手がキレイにして買い手が買うという形なのに、国の土地は買い手がキレイにして後でお金を払ってくれるというのはおかしいのではないか。早くお金を返してください、という話をした」と述べた。そのこともあってすぐに返還されたとし、柳本氏については「近畿財務局長に言葉がけをしていただいた。財務局の対応が敏しょう性がなかったため、「早く進めてほしい」と話したという。

最後の尋問は、午後4時45分から維新の下地幹郎氏が立った。

下地氏は松井一郎府知事に関する籠池理事長の発言を非難し、「大阪府が小学校を認可できない状況になっていることは松井府知事がハシゴを外したからではない。あなた自らハシゴから落ちたのだ。(安倍首相が現職に就いてからも、寄付を募る際に安倍晋三記念小学校という名を振込用紙に使っていたことについて)事実関係がはっきり分かれば、今日答弁したことがあなたにとっていかに人生にとって重い言葉になるか分かる」と強い口調で、質問を終えた。

午後4時57分頃、証人喚問は終了した。今回の発言が、問題の国有地売却について今後どのように影響するのかが注目される。(MAG2 NEWS編集部)

image by: 塚本幼稚園HP

 

 

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出典元:まぐまぐニュース!

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