「苦痛から逃れたい」と思う欲が、あなたを格段に成長させる理由

まぐまぐニュース! / 2018年7月10日 22時30分

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「何かを手に入れたいと思う欲望より、苦痛から逃れたいという欲の方が人を成長させることができる」とするのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さん。苦難を目の前にした人が「逃げるだけではなく、それを力に変える方法」があるというのですが、それは一体どのようなものでしょうか?

苦痛から逃れたい欲を力にする

人は目の前の苦痛から逃れる欲の方が欲望より大きい

そうあることに気づかされたのは、社会に出て、コンサルタントという仕事をはじめて、しばらくしてからのことでした。これは、数々のご相談を受けてきた中でその生々しい相談内容を聞きながらヒシヒシと感じ、そう思うようになったのです。

たとえば、目の前に借金がドーーンとあって、ニッチもサッチも行かなくなる。そうすると、毎日頭を抱え、何をしてても借金を返す事ばかりに意識が行ってしまいます。借金から開放されたい…と。これが、苦痛から逃れたいという欲。

それとは別に、あ~どこか海外にでも旅行したいなぁとか、可愛い彼女が欲しいなぁ~、金持ちになりたいなぁ~、なんて思い巡らせる。これは、生まれもった人間の欲望。同じであってもその性質はまるで違うモノです。

要は、苦痛から開放されたい欲というのは、叶えたいとか、達成したいとかという欲望より、生々しいもので重たいものです。そういった「苦痛から逃れたい欲が前へ突き進む推進力となります。自分に得体の知れない大きさ重さの負荷がかかっている状態だからです。

負荷がかかっている状態で、物事を進めたり、解決策を講じたりしていくと、自分自身が思っている以上考えている以上の答えを導き出し苦痛を開放するだけでなくそれ以上の享受を得ることだって可能になってきます。要は、真剣度合いの次元が格段に違うので、それに付随して思考の数、発想の数、行動量などが、変わってくるのです。

「何かを手に入れたい」というのではなく、「何かから逃れたい」ということに対して真っ向から挑もうとすればするだけ、その力というのは知らず知らずのうちに養われていきます。

いわずもがな、常に一線で活躍しているビジネスマンは、営業力、企画力、技術力など、どのようなビジネスに必要な力であっても自分に負荷を課しています。たとえば…どんなに忙しくても自分の成長に繋がることやビジネスのプラスになることであれば依頼を受けたり他人の言葉に耳を傾けますし、どれほど大変なことであっても、自分を高めるためにやる必要もないことにだって果敢に取り組んでいきます

今、忙しいから…」とか「今、ちょっと大変なんだよねぇ~」って言葉がスグに出て来る人というのは、「忙しさ」という苦痛から逃れたいという欲はあるけど、それを上手く活かしきれていない。または、ただただその欲に甘えているだけ、ということになります。

興味があるにはあるけどやるには面倒臭そう、って思うことでも「いやっここはひとつやってみよう」とか、引き受けた仕事を通常よりも早いスピードで仕上げてみようとか、与えられた1つの課題に対して、5つも6つも、10個も答えを考え用意しておこう、などといったように、常に自分に負荷をかける人自分に負荷が掛かっていることを認識しそれを力に変えようとする人は、どんどん成長していきますし、やがては、他を圧倒するくらいの逸材になっていきます。これは、コンサルティングをしているとほんとによく見えてきます。

現在の状況が負の状態という人は、負荷が掛かっている状態ですから、その負の状態から抜け出したいという欲を武器に真正面からことに当たれば状況は一変してくるでしょう。逆に、現在の状況が負の状態でなく、上手く物事が進んでいると言う人は、慢心せず、自ら負荷をかけていくことで、さらに高みへ行けるでしょう。

「楽して儲ける」「片手間で稼ぐ」なんていう話がいつの時代にも多くありますが、そういった情報を追いかけまわしたり、貪ろうとしている限り、いつまで経っても、成長や大成はありません。なぜなら、そうしたものは苦痛から逃れたい欲に流されているだけだからです。負荷が掛かっているものから逃れたいだけですので、決して上手く行く事もありません。

あなたがもし、現在、何かの苦痛から逃れたい! というのであれば、その欲を持って挑んでください。それが後々に利いてくるはずです。

あなたが、現状に満足しているというのであれば、今から負荷を自分に課す事で、さらなる高み、成長へと繋がっていきます。

■今日のまとめ

『苦痛から逃れたい欲を負荷として力に変える。』

  • 自分の成長の為に考えられる「負荷=多少無理をしてでも行うこと」を列挙してみる。
  • 列挙した中から、今すぐ取り組めることを始める。
  • 取り組むと決めたことを、定期的に「取り組めているか?」チェックする。

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