「部下に仕事を任せられない」と嘆く人が持つべき、気迫と覚悟

まぐまぐニュース! / 2018年8月6日 15時17分

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発売前から話題になっていた、「伝説の外資系トップ」の異名を持つ新将命(あたらし・まさみ)氏の著書。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、その中から「部下に仕事を任せられない5つの理由」という興味深いテーマについて書かれた一部を紹介しています。

部下に仕事を任せられない5つの理由

発売前から反響を呼んでいた『新将命の社長の教科書』。ジョンソン・エンド・ジョンソン、シェル石油、日本コカ・コーラ、フィリップス等、6社ものグローバル・エクセレント・カンパニーで陣頭指揮をとり、“伝説の外資トップ”の異名をとる新将命(あたらし・まさみ)さんによるリーダーシップのバイブルです。

本書の中で、新さんが「社員に仕事を任せられない5つの理由」という興味深い指摘をされています。下記をお読みください。

任せられない(器がない)5つの理由

任せることが人を育てるために大切である、ということは誰でもわかる(はずの)ことだ。だが、現実には世の中の多くの企業のトップが社員に仕事を任せていないことも事実である。

なぜ任せられないのか。

社長に任せるだけの器がないというのもひとつの事実だが、それだけですべてを片づけることはできない。社長が部下に任せられない理由を大別すると、そもそも任せる気がない任せたいとは思っているが任せられないに分類されるというのが私の見立てである。

この2種類を、さらに分類していくと次の5つになる。

そもそも任せる気がない

  1. 任せることの重要性を認識していない
  2. 部下を信用していない
  3. 自分の能力を過信している
  4. 正しい任せ方を知らない
  5. 自分に自信がない

1.の「任せることの重要性を認識していない」という人は、会社の未来をイメージしてみてもらいたい。会社の未来とは、自分が会社を去った後のことだ。

いかなる人の命も有限である。しかし、会社の命は正しい経営を続けていれば、よほどの天変地異でも起こらない限り、未来永劫続くことができる

自分が去った後でも、会社は繁栄を続けてほしいと考えない社長は滅多にいない。そのためには、会社の未来を託す後継者が必要だ。だが、後継者が育つには時間と経験と何度かの失敗や挫折が必要である。

最後の骨はオレが拾ってやる

5.の「自分に自信がない」という人は、任せるべき適任者を選べる自信がない部下に任せても黙って見ている自信がないということである。あるいは、自分ができないようなことを部下に任せたのでは安心できない、ということもある。

任せるべき適任者を選ぶことができないというのは、事前の瀬踏み事前の評価の基準ができていないことに原因の多くがある。瀬踏みの基準を明らかにするには、任せるべき仕事を棚卸しして、遂行するために必要なスキルとマインドのレベルを設定してみることだ。

自分でもできないような仕事を部下に任せられるだろうかと不安に思う場合は、会社とチームとは足らざるを補い合う集団であることを再認識すべきだ。社長にできないことでも、できる部下がいれば任せればよい。スキルのある者にはスキルに応じた仕事を任せればよいのである。

社長が絶対に部下に譲ってはいけないのは、理念と戦略の決定とわが社が求める人材像の決定だ。戦術や行動計画は現場に任せてよいし、任せるべきである。そして、任せた以上は、たとえ失敗しても最後の骨はオレが拾ってやるという気迫と覚悟で部下を送り出してやらねばならない。

それこそが社長の人間力である。

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