「この商品は完璧」という人が新しいものを生み出せない理由

まぐまぐニュース! / 2018年9月21日 5時16分

写真

持ちうる知識やスキルを総動員して完成させた新商品やサービスを、「これぞ完璧」と思うのは当然のことではあります。が、そこに慢心していてはいけないとするのは、戦略コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんは自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、常に進み続けている世の中に「完璧」なものなどなく、そうした認識を持った人がさらに良いものを生み出せる、と力説しています。

完全でも不完全とできるか?

商売やビジネスにおいて完全なカタチなどありません完璧なものなどありません。特に経営や商品開発、企画に携る人達にはこの認識が重要です。「この新商品はこれで完璧」というものが完成したとしても、それは、現時点で最高のモノが出来た、ということに過ぎません。「うちのサービスは業界でも一目置かれるクオリティだ。他所はみなうちを真似ている」という業界一のサービスであったとしても、それは、現時点でのことであり、やがて抜かれることもあります。要は

  • これで十分
  • これで完成
  • これで完璧
  • これが最高

という商品やサービスであってもそれ以上の改善余地を常に見出そうとすることが必要なのです。そうしたところから、業界内で凌ぎを削り、品質がドンドン上がったり、次から次と新しいものを生み出したりしていけるのです。それが、業界や会社、あるいは個人、それぞれの進化となります。消費者、お客様にとってのベネフィットへ繋がります。世に溢れている便利グッズなんて最たるものです。

たとえば、フライパンや鍋。ハンドル部分の取り外しが出来ることで、大中小、それぞれのフライパンや鍋に付替えが出来、なおかつ収納がしやすくなったものだったり、焦げ付かないコーティング加工にすることで、洗いやすくなったものだったり、1つのフライパンに間仕切りが施されていて一度で複数品の調理が出来るようになったり、女性にやさしい、軽いフライパンだったり、とまぁ、色々あります。

フライパンや鍋1つとっても「これで完全、完璧なもの」などありません。みんなが「いやこれは完璧だ」と感じているものであっても、「ここをもうちょっとこうしてみたら、もっと便利かも?」とか「この部分をあっちの素材に代えることができたらもっと軽量化できるかも?」みたいな部分が必ずどこかにあるのです。

その「どこかを見つけることが進化し続けられるかどうかの別れ目になるのです。その「どこか」を見つけられる会社や人が常に成長して生き残り続けるのです。その為には「これでいい」「これで完璧」なんて絶対に思わないことです。

また、カタチのないサービスであっても同じことです。常に改善余地を見出し、進化していくことは出来ます。というか、進化し続けていかなければ生き残れません。「お客様にはいつも喜んで貰えているし、うちのサービスは最高だ」と思っていても、そこに常に疑問を持ち続けることです。

  • さらに喜んでもえるには?
  • 逆に過剰サービスになりすぎていないか?
  • サービスする側のスタッフのモチベーションはこの先も保てるか?

などなど、現時点で最高完璧であっても改善の余地はあるものです。

このように現時点で完成されたものや完璧で最高と思っていても、それがこの先ずっと完璧で最高のままである、なんてことはないのです。いつだって不完全なのです。だからこそ、常に先を見据え、考えていかないといけないのです。不完全さを認めることができるからこそ、進化し続けられるのです。

今のままで十分なわけがないと認識できる人は常に考え行動しながら進化していける人です。当然、そうしたスタッフがいる会社・組織は時代の変化にも呑まれず強く生き残っていきます。

御社ではそういう人が1人でも2人でも社内に育ってますか? またそのようなスタッフに育てていくにはどのような取り組みや工夫ができるでしょうか? さらに、そのような社内環境を構築するにはどのようなことに取り組むべきでしょうか?

■今日のまとめ

完全、完璧でも不完全とする。

  • 自社の商品やサービスを列挙する
  • 上記で挙げたものに対し改善余地の有無を考えてみる
  • 以上を社内のみんなで話し合う

image by: Shuterstock.com

MAG2 NEWS

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング