PayPay「100億円あげちゃう」大成功も、今後は苦戦必至な理由

まぐまぐニュース! / 2018年12月17日 4時45分

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先日MAG2 NEWWSでも取り上げた、モバイル決済サービス「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」は、開始からわずか10日間で還元額の上限である100億円に到達。「PayPay祭り」と呼ばれるほどの大盛況のなか終了しました。全額キャッシュバックの恩恵に浴することはできなかったと残念がるケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、今回のキャンペーンは大成功だったと評するいっぽうで、「PayPay」の更なる普及にあたって課題はまだ残っていると、自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で述べています。

PayPay100億円あげちゃうキャンペーンがあっさり終了━━スマホ決済初心者に広めるには、さらなる追加資金が必要か

PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」が、12月13日にあっさりと幕を閉じた

自分はキャンペーン開始時の12月3日は海外出張しており、日本の帰国日が12月10日ということで、羽田空港からラゾーナ川崎にあるビックカメラに直行。シャープ・ヘルシオとファーウェイ・Mate20 Proを購入するつもりであった。

ヘルシオは問題なく買えたが、Mate20 Proは「いつも販売支援に来ている人が休みで代わりに営業担当が売り場に立っているが、前の客の対応に手間取っている」とのことで、その日の購入は断念。翌朝、再度、ビックカメラに行き、なんとか購入できた。

結局、他の買い物を含め、合計4回購入したが、全額キャッシュバックにはならず(ソフトバンク回線持ちなので10回に1回当たるはずなのだが)、20%返ってくる割には悔しい思いをした。

今回のキャンペーン、開催期間はわずか10日間。ソフトバンクとヤフーの想定をはるかに超えたスピード感だったのではないか。世間的には12月10日がボーナス支給日というところが多いようで、この週末に大きな買い物をしようと思っていた人もいたはずだ。

家族に「PayPayを使うとお得だよ」と、キャンペーン前に伝えたところで「興味ない」との返事であったが、ネットだけではなくテレビの情報番組などでも紹介されたことで、認知度がかなり高まった模様だ。この週末には家族から「PayPay、使えばよかった」と言われたほどだった。

これまでスマホで決済などを行なったことのない人をひきつけるという意味では、今回のキャンペーンは大成功だったのではないか。ただ、単に認知させるだけでなく、やはりそうした使ったことのない人に、アプリをダウンロードさせ、チャージさせ、使わせるところまでいかないことには意味がない。その点、そうしたユーザーを拡大させるには、10日間というのはあまりに短すぎたように思える。

当然のことながら、PayPayとしては、再度、大型キャンペーンを仕掛けてくることだろう。ただ、その時は上限額が低くなるとか、これまでキャンペーンの恩恵を受けていない人が優遇されるなどの制限をいれなくては、またこうしたキャンペーンに手馴れた人たちの餌食になって終わる可能性が高い。

せっかく、ここまで認知を高めることができたのだから、あとは「習慣」として、継続的に使わせなくてはいけない。100億円が還元される1月10日以降、街中で使える店をいかに開拓していくかが鍵になりそうだ。

PayPayを使ってみて、やはり「Felicaの方が便利」と思うだけに、あとはいかに「PayPayだと使える店が多い」と実感させることが大切だろう。

image by: PayPay公式サイト

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