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「みんな覚えてる」「番外編が劇場版に」 短い出番でデカい爪痕を残した人気キャラたち

マグミクス / 2024年2月15日 12時10分

「みんな覚えてる」「番外編が劇場版に」 短い出番でデカい爪痕を残した人気キャラたち

■実力をみくびったがために自害して「ネタキャラ」扱いも?

 アニメやマンガには、短い出番なのに強い印象を残して話題となったキャラクターが多々います。分かりやすく最近の例をあげるとするならば、アニメも好調なマンガ『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人/作画:アベツカサ)に登場する「断頭台のアウラ」でしょうか。

『葬送のフリーレン』は魔王を倒した勇者パーティのひとり、エルフの魔法使い「フリーレン」が、長年の歳月を経て年老いた勇者ヒンメルの死をきっかけに「人を知るための旅」をする物語です。そんな作品に登場する断頭台のアウラは、七崩賢(しちほうけん)と呼ばれる魔王直属の幹部のひとりでした。

 アウラは魂を「服従の天秤」というアイテムに乗せ、自分よりも魔力が劣った相手を従わせる魔法を使います。しかし、常日頃から魔力を抑えて生活していたフリーレンに魔法の効果を逆に利用され、自ら死を選ぶ羽目になってしまいました。

 それっきり出番はないのですが、かわいらしいルックスと惨めすぎる最期が話題と人気を呼び、「ネタキャラ」として愛されるようになります。その人気はアニメの放送に合わせて「週刊少年サンデー」本誌でおこなわれた人気投票で、総勢100名のキャラクターから第10位に選ばれるほどです。アニメ版では彼女の自害シーンはかなり気合の入った作画、演出で描かれました。

 ネタ的な死に方とは逆で、出番は短いものの、名言や誇り高い生き様で多くの読者を惚れさせた「かっこいい悪役」も多々います。マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場するプロシュートは、長年人気のひとりです。プロシュートはギャング組織「パッショーネ」で、暗殺チームに所属するスタンド使いでした。

 正体不明の組織のボスへ不信感を抱いていた暗殺チームは、下剋上を狙って組織を裏切り敵対しています。アニメでは少し先行して顔見せしますが、プロシュートは彼を兄貴と慕うペッシとともに、フィレンツェ行きの特急列車にてブチャラティチームに襲撃をかけるエピソードで登場しました。

 プロシュートが持つ暗殺の矜持や覚悟を示した名ゼリフ「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」のほか、弟分ペッシを急成長させた数々の激励のセリフも有名です。さらにプロシュートは一度ブチャラティに敗北して列車の外に放り出されたと思いきや、瀕死状態で車輪の隙間に潜り込み、死ぬまで老化能力のスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」を発動させ続けます。

「精神力では作中最強なんじゃないか」「この散りざま見て惚れない人いないでしょ」などと人気を集め、「プロシュート兄貴」と呼ばれて敬愛される敵キャラとなりました。

 キャラクターだけでなく登場したエピソードも人気で、時を経て「大出世」した例では、アニメ『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」に登場する元ジオン軍の脱走兵、ククルス・ドアンが代表的です。

 ドアンが登場するのは、この1話きりでした。その内容は島に不時着したアムロ・レイが彼と交流を深め、最後に追手におびえるドアンを戦いから遠ざけるため、アムロが彼のザクを海に沈めるというものです。

「ククルス・ドアンの島」は人気の回だったものの、1981年から翌年にかけて上映された劇場版3部作では、番外編的な単体エピソードであるため割愛されています。しかし、その注目度の高さゆえか、2022年に40年近い歳月を経て劇場版『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』として作り直され、興行収入10億円越えのヒットとなりました。

(LUIS FIELD)

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